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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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 彼とわたしの沈黙をやぶるようにガヤガヤとしゃべり声がする。ドアが開くと原本が入ってくる。それだけでなく、彼らのとりまきが2人ついている。
「雅則、ごくろうやな。」
「あっ・・・先輩。ちょっと直美が暴れるもんで・・・・」
 雅則はわたしのおなかに乗せた足を降ろす。ばつ悪そうに原本を見る。原本は雅則を押しのけるようにして、わたしの顔を覗き込んで、少し微笑む。口元を吊り上げたその微笑は悪魔のような残忍さを思わせる。
「うん・・・うぅ・・・・」
 わたしは背筋が凍るような恐怖を感じながら、助けてって言う。
「たしかに直美ちゃんやな。ほんまにええかっこうや。」
 わたしの体に手を這わせる。とりあえず胸をつかむ。
「うぁ・・・あっ・・・」
 背筋に電流が走る・・・動けない格好で背筋をそらせる。それほど、キモイ。こんな格好ですきでもない人に・・・。まぶたを閉じると涙が一筋押し出された。
「感度もよさそうやな。ええ奴隷になりそうや。」
「1年でナンバーワンの直美ちゃんを調教できるなんて夢みたいですね。」
 よだれがでそうな顔でとりまきの一人が言う。雅則以外の視線がわたしの身体をなで始める。
「でも、大丈夫ですか。訴えられたりとか・・・」
「大丈夫や。この前のOLもそうやったやないか。最初は抵抗するけど、ちょっと調教したったら、すぐに腰ふって喜ぶにきまってるわ。それに、雅則。この女、自分から脱ぎよったな。」
「はい・・・ちゃんとビデオにとってありますよ・・・・」
 ビデオ・・・嘘・・・・。
「じゃあ、和姦やな。それに・・・ククッ」
 原本の指がわたしの下半身に這っていく。そして、今はぴたっと閉じている秘部。でもさっきまでは感じてたのは事実。その部分を指でなで上げる。そして、濡れて光った指をわたしの顔に近づける。
「ひっ・・・」
「ほら、もうぬるぬるやないか。」
 今から考えると無茶苦茶な論理。でも、そのころのわたしにはわからない。自分の浅はかな行動に後悔することしかできない。
「原本さん、そろそろ、始めましょうか?」
「そうやな・・・」
 彼らは準備を始める。本棚からビデオを取り出し、三脚に立てこちらに焦点をあわせる男。ここからは見えないが、かばんをごそごそさせている男。原本は、よだれが垂れそうな顔でわたしの顔を覗き込んでいる。
「直美はアナルマゾに調教するからな。」
「うっす。じゃあ、薬買ってきます。」
 一人の男が部屋を飛び出すように出て行った。アナル・・・マゾ・・・調教・・・薬・・・。わたしはひっかかる言葉を頭の中で繰り返す。うんうん言いながらおびえた瞳で原本を見上げるしかできない。その弱々しげな仕草が、相手をより嗜虐的にすることなど知らないで・・・。やめて、お願い・・・言葉にならない唸りを上げるだけ。
 指がまたわたしの下半身に戻る。すっきりしたおなかをなでるとその下の茂みに這っていく。太ももに鳥肌が立ちそうな感触。好きな人に触られるのとは同じ手でも全然ちがう。それも、そんなところを触られるのは、雅則以外に許したことはない。茂みの下に這っていく指。今度はなでるだけでなく、亀裂をはがすように動く。それから、侵入可能な部分を見つけ、その部分に1本だけ沈み込んでいく。
「うぅん・・・うぅん・・・・」
 唯一動く顔を左右に振る。指は根元まで沈んでいく。
「ハハハ・・・締め付けてるで・・・そんなにいいんか?」
 その指を深くしたり、浅くしたりし始める。それから、その動きがスムーズになってくると、指を二本にする。
「あっ・・・あっ・・・あっ・・・・」
 口につめこまれた下着の隙間から、吐息がもれる。その反応を楽しむように、原本の指が膣壁をなでるように動く。
「感度は抜群やな。」
 もう一方の手がわたしの胸に伸びる。そして乳首を絡めとるように動き出した。
「ぅうん・・・うん・・・あぁ・・・・」
 わたしのくぐもった声がだんだん甘みを帯びる。その声を聞くといっそう原本の責めが強くなる。今度は親指がクリットを押しつぶすように動く。わたしはでも、その快感に負けることなく、身体を硬くしている。そう、目を閉じて人形に徹しようと思う。反応するから彼らは喜ぶのだ。無反応になれば・・・・。でも、その睫を揺らして耐える姿が彼らの嗜虐心、征服欲を増していることなんて気がつかなかった。
 
花園・・・完結しました・・・
長い間お付き合いいただいてありがとうございます・・・
結末はすごくありきたりになってしまいました(*^-^)
でも、いちおうのハッピーエンドかなっ
次の小説はまだ構想だけでかきはじめていません
とりあえずSweet Juerlyの方を書いていきたいと思います・・・
これからもよろしくお願いします・・・・o(*^▽^*)o~♪
 
20
 わたしと先輩は男達が呼んだタクシーに乗り込んだ。来た時と同じスーツに身を包んだわたし、それに先輩も後ろで髪の毛をくくっていつもの先輩に戻っていた。時間は明け方であった。疲れ切った私達。ここでの時間は半日くらい、でもすごく長い時間に思えた。先輩が運転手に何か言うと、タクシーは走り出す。
「有里、先に送るよ。」
 わたしは、静かに首を横に振る。もっと先輩と一緒にいたかった。先輩はわたしの顔を見て小さく微笑む。それから、運転手に先輩のマンションの場所を告げる。一人暮らしって聞いていたけど、先輩のマンションはある都心の駅近にあるみたい。
 その時、メールを受信するメロディ。わたしはバックから携帯を出して開く。さっき携帯のアドレスを交換した矢沢さまからのメール。「また、会いたいな。」って今、別れたばっかじゃん。わたしはくすっって微笑む。
「どうしたの?有里。」
「うぅん・・・なんでもない・・・」
 先輩に微笑みかける。
「そう・・・・」
 私達はほとんど会話をしない。でも、気まずいとかそういうんじゃなかった。なにか私達を暖かい光がつつんでいるみたいな。すこしくすぐったいようなそんな感じだった。
 やがて、空がすこし明るくなったころ。タクシーはマンションの前に横付けして止まった。

 エレベーターは最上階に止まり、先輩に続いて廊下を歩いていく。そして、先輩は部屋の前で鍵を取り出しドアを開ける。カチャという金属音。それから、電気をつけるとエントランスにオレンジ色の暖かい光。その中に二人で入っていく。先輩が後ろ手に鍵をしめると、わたしは先輩に抱きついた。先輩もわたしを受け止める。そして、潤んだ瞳で見つめあう。どちらからというのでなくて、唇を重ねた。濃厚な口づけ。舌を絡めあい、強い力で抱き合う。ここだけ時間が止まったみたいに感じる。ずっと先輩を感じていたい。暖かい体温、特有の香水の香り、そして男の人とはまた違った感触、先輩の息遣い。なぜか涙がこみ上げてくる。その不思議な感覚の中私達はずっとお互いを感じていた。

 いっしょにお風呂に入った後、私達はベットの中で抱き合っていた。2人とも全裸で暖めあうように・・・。
「先輩・・・」
「うん・・・・」
「先輩のこと・・・わたし・・・好きだったの・・・」
「わたしもだよ・・・・ごめんね・・・こんなことになってしまって・・・」
 わたしは首を静かに横にふる。
「でも、有里にはわたしのこと理解して欲しかったんだ。」
「うん・・・・」
 また涙があふれてくる。そしてまた私達は唇を重ねた。


「伊本部長。あの・・・これ見てください。」
 新入社員の和美がわたしの前に立っていた。そして、潤んだ瞳でわたしを見つめる。憧れに満ちた視線を感じる。わたしも川嶋先輩にこんな感じだったのかな。微笑ましく和美を見る。
「うん、この前のプランだね。」
 私は書類に目を落とす。新人にしてはいい仕事だ。でも、ちょっと甘いかなっ。
「和美、私達の会社のモットーは???」
「はい、SecretGarden社はお客様に最高の秘密の花園を提供します・・・です。」
「うん、だからプランニングに妥協はゆるされないの。」

 あの後、先輩とわたしは独立した。資金を提供してくれたのはあの4人だった。担保は私達の身体。1ヶ月に一度、奴隷として奉仕することになっている。矢沢さまとはプライベートでもプレイするんだけどねっ。でも、その資金もほとんど返済済みだった。家具の輸入が仕事ではなくて、トータルなコーディネイトが主な仕事になっていた。そう、秘密の花園をコーディネイトするそれが会社のコンセプトだった。そして、人は秘密の花園を作るのにはお金を惜しまないってことがわかった。表では快適な空間の創造であったが、とくにくちこみで仕事が多いのがSM部屋やプレイ部屋のコーディネイト。先輩の作る厳格なお仕置き部屋とともにわたしの創るMの立場に立ったファンシーなお部屋も人気であった。

「はい、もう一度やってみます。」
「うん、でもよく出来てるよ。もう少しかな。」
 私の笑顔に和美の顔がぱっと明るくなる。
「あ・・・そうだ・・・和美・・・今晩あいてる。」
「はい・・・・」
「じゃあ。飲みにいこうか。」
「えっ・・・」
「川嶋社長といくんだけど、和美もおいでよ。」
「は、はい・・・・」
 嬉しそうに震えた声で返事する和美。かわいいと思う。それだけでなく、和美が私達の前でどんな痴態をみせてくれるか想像してしまう。
 わたしは後ろの席の川嶋先輩を振り返り淫靡な視線を送った。

(了)
 


 突然彼の携帯がなる。はやりのメロディ。彼はわたしから離れて携帯を開いて耳に当てる。
「あっ・・・先輩・・・」
「準備はOKです・・・えぇ・・・・じゃあ・・・・あとで・・・」
 先輩のとぎれとぎれの声。準備・・・・なにそれ。携帯をたたむとテーブルの上に置き、振り返る彼。その瞳はいつものやさしい雅則じゃなくなっていた。
「直美・・・今・・・原本先輩とか来るから・・・・」
「えっ・・・・」
「前から直美とやりたかったらしいよ。」
「うそっ・・・うそだよね。」
「あ~あ、おあずけかぁ・・・一発くらいやっとこうっておもってたのに・・・」
 彼の冷たい瞳に、今言ってることは本当だって感じる。原本先輩って学校で不良の頭をしている人だ。いろいろ悪い噂を聞いていた。それに帰宅途中のわたしに絡んできたこともあった。すごく、怖くて逃げたのを覚えている。
「助けて・・・おねがい。」
「だめだめ・・・俺が殺されるよ。」
「わたしのこと・・・好きじゃないの。雅則・・・無理やり命令されたんだよね。」
 雅則のことを正当化しようとするわたし。
「先輩に頼まれただけ・・・直美をものにしろってね。」
「好きっていったじゃん。」
「あ・・・あれ・・演技・・・だまされた???まあ・・・処女ももらったし、新しいの探すかぁ・・・・」
 彼は冷たい目でわたしを見つめ、タバコをくわえた。
「それに、俺・・・直美みたいにがきっぽいのタイプじゃないし・・・やっぱ大人の女がいいな・・・」
 信じられない言葉が彼の口から次々と飛び出す。
「でも・・・こんなの犯罪だよ・・・だめだよ・・・」
 涙声で、雅則を説得しようとする。でも、彼の返事はない。雅則の端整な顔に冷たい瞳・・・わたしは背筋が凍るような恐怖を感じ始めていた。
「きゃぁぁぁぁぁ・・・助けて!助けて!誰か!」
 いきなり大きな声を出す。彼はわたしに近寄ってくる。起こった顔。
「うるせぇな。」
 いきなりわたしの顔にビンタをする。それから、ベットの脇に落ちたわたしのピンクの下着を口に詰め込む。
「うぅ・・・うん・・・」
 わたしの口がミュートされる。上からわたしをにらみつける目。
「バンドの練習用に防音は大丈夫だけど・・・おまえ・・・うるさいよ。」
 今度はわたしのおなかを足で踏みつける。痛いよ。わたしは必死で体をねじり、首を左右に振る。でもぐりぐりと踏みつけた足を動される。涙にぬれた目で彼をみる。その、瞳はカエルを虐める子供のような残忍で冷たい瞳だった。

 
19
 正座している私に縄が食い込んでいく。胸をはさむように何度も太い縄が巻かれ後ろに廻した手と腰の辺りでつながれる。さっきまでとは違って厳重な縄。そのまま立たされ、縄は天井から降りた何本かの縄と連結される。その後、足首と膝にがっちりと縄が巻かれる。自分の自由が奪われていくのをじっと待っていた。これまでのわたしなら身をよじったり、声を出したりしていたと思う。でも、もうMの作法を覚えこませられたのか。されるままにしているだけ。そして、片足づつ天井のロープにくくられるとうつぶせの形でわたしの身体は宙に浮き上がった。体重のかかった縄が急に身体に食い込む。でも、厳重に巻かれているので、身体全体に食い込みは分散していた。先生はその縄の締まり具合を何箇所か確認すると、縄を大きく揺らす。
「ぁっ・・・・ぁぁぁ・・・・・・・・」
 私の身体がブランコのように揺れる。それも、脚をひらいたままどうすることもできずに揺れている。だんだん揺れは小刻みになっていき、やがて止まった。先生は私の頬にかかる髪の毛を撫でるようにして耳にかける。わたしの怯えた横顔があらわれる。その横顔を嬉しそうに見ている。やがて、先生はわたしの後ろの方にゆっくりと歩いていく。あらわになったわたしのアソコに顔を近づける。
それから、指を這わせる。それは愛撫というよりも、わたしの本性を確かめる動き。すぐに亀裂に沈んで、出し入れをする。
クチュ・・・クチュ・・・クチュ・・・・
 卑猥な水音。縛られて感じやがって変態女が、って言われているような感じがする。でも感じるのを止められない。
「はぁ・・・ああぁぁ・・うぅん・・・あぁ・・・・」
 声も堪えられない。縛られて、動けなくて、男の人にこんなことされているのに。もう、調教された身体はひどい状況になるほど感じてしまう。先生の指をキュッと締め付けてしまう。
「こちらの奴隷は素晴らしいマゾの素質をもっていますね。たぶん、もっと虐めるともっと感じますよ。」
 先生は低い声で男達にいう。
「あん・・あん・あっ・・マゾの素質って・・・」
「例えば・・・・」
 先生の手にやわらかい質感の赤くて太いものが握られる。それにライターで火がつけられた。綺麗な丸い炎がポッと灯る。
「蝋燭だが・・・・」
先生のサングラスにその炎が映る。それから、じっと蝋がたまるのを待つ。蝋燭の表面にあふれ始めたのを確認すると私の上でそれは傾けられる。
「あっ・・・熱いっ!」
 おしりに蝋が垂れる。想像以上の熱さに身体を固くする。でも、傾いた蝋燭は元にもどされず、ポタポタと蝋をわたしのお尻に落とし続ける。
「あぁ・・・いやっ・・・熱い・・・熱いよ・・・・」
 蝋を避けるように身体を動かすが、身体が小刻みに揺れるだけだ。でもじっとしていられないほど熱いものが降って来る。
「フフ・・・ほら・・・こんなことをされて感じてるんだろ。」
 蝋を垂らしながら、あそこを確認される。あぁ・・・やめて。
「ちがうの・・・熱いの・・・」
「でも、ここはヒクヒクしている・・・」
 指で撫でながら低い声で語りかける。
「あぁ・・・感じてなんか・・・・」
「フフ・・・素直に認めるんだ・・・別に恥ずかしいことじゃない!」
「あっ・・・何を?」
「自分が虐められて感じるマゾだってことを・・・・」
「あ・・・・・」
 小さく顔を横に振る。
「そうなんだろ?」
「あぁ・・・ちがう・・・・」
 髪の毛が引っ張られる。ジンジンとアソコが痺れる。
「フフ・・・・」
「あぁ・・・有里は・・・・」
「ん・・・なんだ・・・・」
「恥ずかしいマゾ・・・・です・・・・」
 涙声でつぶやくように言う。
「有里は虐められて感じる・・・淫乱なマゾです・・・・」
 今度はもっとはっきりと言う。自分の口に出した言葉で痺れてしまう。
「もっと・・・有里をいやらしく虐めてください・・・・」
 涙にぼやけた世界が突然変わったような気さえする。
「よし・・・よく言えたな。」
 頭を撫でながら先生は言う。
「もっと・・・虐めて・・・あぁ・・・・」
「よし・・・・」
 先生は縄を引き絞るとわたしの身体をもっと反るようにする。そして秘部に蝋を垂らし始めた。
「ひっ・・・あぁぁ・・・・」
 あそこに痺れるような快感と痛いくらいの熱さを感じながらわたしはもだえ続けた。


「あぁ・・先輩・・・・」
「有里・・・あっ・・・」
 わたしたちは三角木馬の上に座らせられていた。向かい合った姿勢で両腕は後ろに縛られている。そして、縄にくびりだされた胸を互いにクリップでつながれていた。私達は唇を重ねてあそこに食い込む木馬の痛みを我慢していた。わたしの首には4本の首輪。山崎先生のつけてくれたオレンジの首輪が増えていた。
 男達の手が私達の身体を這う。そして、私達を引き離そうとする。少しでも引きはなされれば、繋がれた胸の先が引っ張られる。できるだけ先輩にくっつこうとする。先輩も同じだ。でも力に逆らってそうすれば、自然に木馬の角が秘部を責める。心の中ではもっと責めて・・・もっと虐めてって呟く。わたしはマゾの喜びに打ち震えながら、絶頂を迎えその場に崩れ落ちた。
 
第2章トラウマ(1)直美
5.

「ちょっと縛ってもいいかな。」
「えっ?」
 雅則がわたしの顔を覗き込む。雅則の部屋のベッドの上、全裸で座っているわたし。雅則とは、もう3度ほど関係していた。2年の雅則は学校で女子に人気があった。甘いマスクとスポーツ万能って感じで、それに少し不良っぽいところも人気のひとつだった。その彼がわたしに告ってきたときには信じられなかった。わたしはあんま興味なかったけど、だんだん彼に惹かれ始めた。そして、最近ではわたしのほうが彼にゾッコンって感じになっていた。
「うん・・・雅則がしたいならいいよ・・・・でも・・痛いのやだよ・・・」
「ありがと・・・直美のはずかしがるのかわいいから・・・・」
 彼がわたしに小鳥のようなキスをする。縛るって・・・あの・・・SMみたいなの。恥ずかしすぎて顔をあげられない。でも、最近わたしもほんというと、SEX好きになってきていた。最初は恥ずかしくて痛いだけだったけど、なんか雅則のすることって恥ずかしくて気持ちいいに変化してきていた。きっと今日もはずかしいことされるんだって思うと、どきどきっていうか、なんか下半身が官能にしびれるような感覚に見舞われる。
 彼はわたしから離れると机の中からピンクの綿ロープを取り出す。そして、わたしの後ろに回って腰のあたりで手首を組ませて縛り始める。ちょっと食い込むけど、綿だから柔らかい感じ。でもこんな太い綿の紐どうしたんだろ手芸店にも売ってないよこんなの。
「手をうごかしてごらん・・・」
 手を抜こうとしてみる、でもしっかり縛られたロープはわたしの抵抗にゆるむこともない。かえって食い込んでくるような気がする。
「うん・・・無理みたい・・・」
「じゃあ・・・直美はもう手で隠すことはできないな。」
「やだっ・・・いじわる・・・・」
 脚をぴったりとじてあそこは隠す。でももう胸まで隠せない。雅則に見られてるって思っただけで胸の先が固くなってるのがわかる。
「じゃあ・・・今度は胸を縛ってみようか・・・」
 新しいロープがわたしの身体にからみつく。そして、胸を上下から挟むように這っていく。そして、そのころはまだBカップだった胸を搾り出す。
「あぁん・・・やだよ・・・こんなの・・・」
 雅則をはずかしそうに横目でみて甘えたような声でいう。案外どきどきしているわたし。ちょっとMなのかもって思ってしまう。
「でも・・・直美・・・よろこんでるじゃん・・・」
 雅則の指が痛々しいほど硬くなった胸の先をはじく。
「あぁぁっ・・・・・」
 なんか・・・電気が背筋を走る。普段から敏感な部分だけど、いつもよりもっと敏感になってるみたい。
「ほらっ・・・」
 彼は、まだ作業を続ける。わたしの足首にかがみこむ。きっとあそこを見るつもりだ。わたしは固く閉ざした太ももに力をいれる。でも、彼の手はとおりすぎて、わたしの足首をつかむ。その足首に皮の枷を巻きつけて金具をとめる。左足も同じようにする。
「ロープじゃあ痛いからね・・・・」
 彼の意味不明の言葉。そのあと立ち上がった彼はわたしをベットの中央に誘う。わたしはベットの中央に仰向けに寝た格好。腰の後ろに手があるから少し腰が浮いた感じ。でも脚を閉じることであそこだけは隠すことができる。かれはその手首から伸びたロープをベットの頭の部分にくくりつける。病院みたいなベットだった。頭の部分が刑務所の鉄格子みたくなってるやつだ。
「あぁ・・・はずかしいよ・・・もう・・・・」
 わたしは羞恥に震えだす。でも、彼はわたしを一瞥もせずに作業に集中する。足の枷にそれぞれロープをくくりつける。そのロープを天井のフックにかけると下にひっぱる。
「あっ・・・・」
 わたしの右足がだんだん上に上がっていく。それも右に開いた形で。わたしは右足に左足をかさねて秘部を隠した。でも、それだけでは終わらない。今度は左足。彼はロープをかけるとゆっくり引っ張り始める。だめ・・・。わたしは抵抗する。でもこの格好では力ははいらない。わたしの一番恥ずかしい部分がまるでカーテンをあけるようにさらされていく。
「きゃっ・・・だめ・・・見えちゃう・・・おろして・・・・」
 彼がロープを引くと足はV字になって上に上がっていく。ちょうど腰が少し浮くあたりでロープはどこかに止められた。バタバタと足を動かしてみる。でも、しっかりくくられたロープは上下に少し動くだけだ。それに動けば動くほどロープが締まってくるような感じがする。
「ハハ・・・直美のお○んこ、丸見えだよ」
 無邪気に笑う彼。だんだんわたしのあそこに顔を近づけていく。その距離が近づくたびに下半身がジーンってしびれたようになる。
「やだ・・・やだよっ・・・はずかしすぎ・・・まじ・・やめて」
 わたしは真っ赤な顔で彼に訴える。股間に息を感じる距離。こんな近くでみられたことない。
「あぁ・・・・・」
「もう・・・びちゃびちゃじゃん。感じてるんだ。」
 彼の指がわたしの楕円形に整えた茂みをなでる。
「あっ・・・だめ・・・・」
「たくさんくわえさせてあげるから・・・」
 彼はわたしのいちばんやわらかい部分にそっと口づけた。
 
18
「有里・・・かわいいよ・・・」
 その言葉にはにかみながら微笑む私。暖かい胸に頬を当てて、幸せに浸る。この時間が一番好きっ。終ったあと、何度もキスをして、彼に甘えた。そして、その時間は破られる。
「じゃあ・・・そろそろ行こうか。」
「えっ・・・・」
 もうすこしこうしてたい。子供がイヤイヤをするように顔を振る。でも、彼はベットの脇に立ち上がり服を着る。その間、じっとさみしそうに彼を見つめている。服を着終わると彼はわたしを抱きかかえるようにして立たせる。そして彼によりそうようにして部屋をでる。
 少し廊下を歩くと、さっきの調教部屋・・・・。わたしはその中に押されるように入る。部屋の中央には信じられないようなオブジェクトがぶら下がっていた。薄暗い部屋の中央に先輩が逆さまに宙に浮いていた。まっすぐ下に伸びる髪。苦しそうな顔。縄でくびりだされた胸。脚はV字型に開かれている。その無防備な中央にはバイブらしき黒いものが埋まっている。その上、おしりからも大きなパールネックレスみたいなものが垂れ下がっていた。
「あああ、くううん・・・」
 先輩の声とともに黒いものが、先輩に叩きつけられる。それは先の割れた鞭、でも房がさっきまでのものより少ない。それも大きな音。あまり手加減をしているようには思われない。その鞭を持つ人は和服に身を包んだ老人であった。山崎先生・・・矢沢さまや前田さまがそう呼んでいた人。さっきまでは、わりと柔和そうな顔だったのに。厳しいサディストの顔になっている。男達はその先生のプレイに見入っている。
「があ・・く・・・グああ・・」
 先輩の咆哮、そして鞭の音。先輩の身体が鞭を避けようと左右に揺れる。眉間の皺が苦しさを物語っている。でも、わたしはその先輩を惨めだとかそんなふうに思わなかった。ただ、その美しさに息を飲んでいるだけだった。
「!! あ、いやあぁ! 」
 鞭はあらゆるところに打ち付けられる。その打ち付けられた部分にピンク色の筋が走る。そのまっすぐな筋はすぐに広がっていく。だんだん普通の肌の白さの部分がなくなってくる。それに、ところどころ血が滲んでくる。先輩は口をあけてはぁはぁと息をするだけになる。許しを乞う弱弱しい視線。先生は、その傷だらけの身体に鞭を這わせる。ゆっくりと鞭の先は首から胸へそしておなかへと上がっていく。その度に先輩は打撃を覚悟して体を硬くする。でも、鞭は先輩の身体を這うだけ・・・後ろにもまわり背中、おしりを撫でていく。それから、先生はいきなりもう一方の手で、バイブを抜いて、床に放りなげる。おしりから垂れているものについても同じようにする。鞭の先はそのバイブが抜かれた跡をやさしく撫で始める。女の一番敏感な場所。
「えっ、なっ、ひいっ!」
 いきなりそこに鞭が振り下ろされる。バシッ。
「きゃうぅっ! 」
 先輩の甲高い声。他の男達のように、羞恥をあおらず無言で女体を責める先生の真剣な横顔。その鞭は一撃では終らない。
「きゃっ・・・ひっ・・・うう、もう、もうやめてぇ・・・」
 先輩の涙声。でも鞭はだんだん激しくなっていく。そこだけでなく。お尻、背中にも乱れうちが飛ぶ。なにもしていない先輩に加えられる理不尽な百叩き。だんだん先輩の声が弱弱しくなっていく。壮絶な責めに誰もが言葉を失っていた。静寂の中、いきなりの水音。ジョロ、ジョロ・・・。先輩の身体が淫靡な噴水となる。先輩から湧き出した水は身体の凹凸を伝わって下に落ちていく。そして首筋・・・髪の毛を伝い。先輩が吊られた下に黒い水溜りを拡げていった。そして、先輩は白目をむいたまま・・・失神していた。その髪の毛の先からボタボタとしずくがまだ滴り落ちていた。

「フフ・・・失神したようだな・・・・」
 スルスルと慣れた手つきで縄を操ると先輩の身体は水溜りの中にゆっくり降りていく。その水溜りの中に横たえられると簡単にロープははずされていく。鞭と縄の跡のついた痛々しい身体。でも眩しいくらいに美しかった。わたしは自然に立ち上がり、先輩の方へ歩き始める。先輩の横にかがむと、そっと髪の毛を撫でる。先輩、がんばったね。次はわたしだよ。そういうように先輩の唇に唇を重ねる。そして、顔を上げると、山崎先生を見上げた。
 
4.

「えっ???」
 こんなところで止まるの、まだ出たばっかだよ。どうしたの???故障・・・・。バタンという運転席と助手席のドアの音。それから、後ろのドアが開かれる。雪城夫妻が乗り込んでくる。マスターが美奈子さんの隣に、聡史がわたしの隣に移動する。
「じゃあ、そろそろ始めましょうか?」
 和馬さんの顔がほころぶ。そして、後ろから聡史がわたしの両手をつかむ。やだっ、どうしたの。状況がぜんぜん把握できない。
「キャー、何するの、やめてよ!」
 とりあえず本能的に叫んでみる。そして暴れる。でも聡史の強い力がそれを許さない。手首をつかむ手に信じられないような力を感じる。
「何をするんですか。やめてください。」
 美奈子さんの声。美奈子さんも同じようにマスターに捕らえられている。
「じゃあ、さっさとすましてしまいます。」
 和馬は美奈子さんの手首に縄を巻き始める。わたしの傍らにはひとみがくる。そして同じように暴れるわたしの手首に手馴れた動きで縄を巻き始める。
「聡史。どうして・・・冗談だよね。」
 わたしは振り向くようにして、聡史を見る。聡史はなにもいわず、ひとみのしばった縄を天井のフックに引っ掛けた。美奈子さんも同じようにされる。それから腰は座席の間からとりだしたシートベルトで拘束される。わたしたちは手をあげた格好で足をばたばたさせることしかできない。その唯一うごく足さえも無理やりに皮の拘束具が巻かれる。そして脚を開いた格好で、シートベルトのように座席の間からでてきたフックに固定される。わたしも、美奈子さんもM字に大きく足を開いた格好になる。どうして・・・こんな。わたしはトラウマの原因になった高校のときの事件を思い出し、涙を流し続けた。


「やめてください。警察にいいますよ。」
 わたしは、正面にいるやつらをにらみつける。そして無駄な抵抗ってわかっているけど、体を動かせるかぎり動かす。
「なかなか生きがいい奴隷ねっ。」
 ひとみがわたしの前髪をつかんで、わたしの顔を直視する。
「奴隷ってなんなの。」
 わたしも挑戦的ににらみつける。火花がちりそうな視線の応酬。でも、わたしは拘束されている。その、顔にひとみの顔が近づいてくる。そして、唇にやわらかいものがふれる。ひとみの唇だ。そのやわらかいものはすぐに離れる。わたしは汚いものにふれたみたいにつばをはいた。
「フフ、気の強い子すきだよ・・・でもいつまでもつかなぁ・・・」
 ひとみが怪しく微笑む。その間に、マスターと和馬がテーブルの上になにかを並べ始める。ピンクのもの、黒いもの。ガラス製の注射器。みたこともないもの。すぐに、それがわたしたちを辱めるための性具だということがわかる。自分たちが今どんな状況にあるのか把握できる。でも、以前のわたしと違って、冷静に考えることができた。こんな身体どうなってもいい。でも、直美さんだけは…。わたしは横目で直美さんをみる。あの、元気な彼女は暴れるどころか、肩をふるわせてシクシクと泣いていた。どうしたの?直美さんの変化にわたしの中に彼女だけは守ろうという感情が芽生え始めた。
 
 もう何回排泄したかわからない。お茶、ジュース、お薬、牛乳、水がふたを開けたまま空になって転がっていた。ふだんかわいいなっちゃんの顔さえ意地悪そうに思える。もう、お腹の感覚がない。注射器で1リットルずつ入れられたのだ。最初みたいに我慢ができない。麻痺した腸は注射器が抜かれたとたん、液を吐き出す。それに、体温が奪われるのか寒くてガタガタ震えてしまう。
「よし、よくやったな。」
 矢沢さまがわたしのお尻をティッシュでふく。そして、縄を解き始める。縄から降ろされると私はその場に崩れ落ちた。
「まあ、最初はこんなもんですかね。」
 和田さまがわたしの横に屈みこんで、黄色い首輪を出す。そして私の首に巻き始めた。
「あぁ・・有難うございます・・・」
 わたしは力のない声で答える。
「とりあえず体を温めたほうがいいですね。」
 矢沢さまがわたしを軽々と抱き上げる。そして、部屋を出て寝室のほうに歩いていく。わたしはその厚い胸を感じている。なんか変な感じ。こんなに男の人に依存したことなんてない。わたしの中の何かが変わり始めていた。
 ベットにやさしく置かれる。ふわふわのベット。そして、布団をかけられる。
「じゃあ、ゆっくりやすむんだ。」
 行こうとする矢沢さまの手をつかんでしまう。
「えっ・・・一緒にしてほしいのか。」
 コクンって首を縦にふる。
「わかった、しかたのないやつだ・・・」
 矢沢さまがベットにもぐりこんでくる。それから、ベットの中で服を脱いで裸になる。
「このほうがあたたかいだろう・・・」
 わたしは矢沢さまにしがみつく。こんなに積極的なわたしって初めてな気がする。
「なんだ・・・」
「あの・・・してほしいの・・・」
「えっ・・・・」
「抱かれたいの・・・」
 真っ赤になって自分の欲望を伝える。自分からしてほしいなんていうのも初めてだった。
「そうか・・・」
 矢沢さまがわたしに口を重ねる。それから、そのまま胸に手をやり揉み始める。
「ぁっ・・・・ぁぁぁ・・・」
口を塞がれながら、甘い吐息がでる。矢沢さまの舌に舌を絡める。もう、自分が娼婦になったような気さえする。胸に感じるやさしい愛撫。あぁ・・・おかしくなりそう。その上、もう片方の彼の手がおへそのあたりからすべるようにあそこに下りて来る。そして、わたしの敏感な部分を手のひらでつつむようにする。
「あぁ・・・・」
 彼は、唇を離して耳元に口をつける。ゾッとするような感じ。そこも性感帯なの。
「有里はエッチな子だねっ・・・」
 耳元で囁く。
「あっ・・・違うの・・・」
「こんなことされて気持ちいいんだ。いろいろ虐められたのにね。」
「あぁっ・・・」
 口をつぐむ私。そう、彼らの前でいやらしく感じてしまったのは事実。いままでのエッチでは感じられなかったほどの快感を覚えた。そう、浣腸の時でさえ私は感じきっていた。そして、ここでは自分からエッチのおねだりをしている。
「フフ・・・有里はマゾなんだよ・・・」
 指がわたしのアソコに侵入する。それもはじめから二本の指。でも、簡単に受け入れるくらいビシャビシャになってる。わたしは、矢沢さまの言葉を否定しない。
「はぁ・・あん・・うん・・あぁん・・・ああぁ・・・」
 そして、感じるままに小さな声を出す。あそこもクチュクチュという音を出し、指がスムーズに出し入れされる。
「フフ・・・締め付けてるよ・・・気持ちいいんだ・・・」
 矢沢さまの声にすこし欲情を感じる。太ももに当たる温かいものが固くなってるのがわかる。
「あぁ・・・言わないで・・・・あっ・・・」
 恥ずかしそうに目を薄くあけて、矢沢さまを見る。矢沢さまはずっとわたしの顔を見ていたらしく、目が合う。恥ずかしそうに二人とも目を反らす。
「あぁ・・・あの・・・入れてほしいです・・」
「うん・・・何を・・・・」
「あの・・・おちんちん・・・・」
「どこに?」
 意地悪な質問。わたしのマゾな部分を刺激する。
「あの・・・オマンコに・・・・」
「じゃあ・・お願いしてごらん・・・・」
 彼の指の動きが速くなる。
「あぁっ・・・有里のオマンコに・・あぁ・・・矢沢さまの・・・おちんちん・・・入れてください・・・あん・・・」
「よく言えたね・・・・」
 アソコから指をだして・・・私の髪の毛を撫でる。それから、軽いキス。布団を横にまくって、わたしを見下ろすように座る。やさしい目が私を見下ろす。それから、私の腰に手を当てる。私の細い腰を一周しそうな逞しい手。それから、私のアソコに当たる固いもの。それが私の体に入ってくる。
「はぁぁん・・あぁん・・・・」
 腰を浮かせるようにして入ってくるものを受け入れる。そして、厚い胸板がわたしにのしかかってくる。彼の体重を感じる。そして温かさも。彼は、奥まで届くと腰を動かし始める。ゆっくりとした動き。その動きにあわせてわたしも腰を動かす。気持ちいいところが当たるように・・・。私の口から漏れる甘い声と矢沢さまの息遣いがシンクロする。だんだん、2人の動きが速くなっていく。わたしはだんだん頭の中が真っ白になっていく感覚に身体を預けた。

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