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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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 ある週末のことだった。私はいつもどおりクラブに出かけた。しかし珍しく真吾様の予約は入っていなかった。急用ができたということだった。私は別の男性に買われる事になった。私は真吾さまに対する気持ちと初めて他の男性に調教されることの葛藤で身を捩られるような気分であった。
 しかし、さやかになると別のなにかかが生じる。素直にその状況が受け入れられる。そればかりかその葛藤自体が快感になってしまう。
 運転手は私をいつものように車に誘う。今日は感情を押し殺そうそればかり考えていた。そして、いつもと違う場末のSMホテルに車は入っていった。そして、運転手は私を部屋まで送り届けるといつものようにマントを剥ぎ取って出て行った。
「あの・・・さやかです。淫乱な奴隷を恥かしく調教してください。」
 立ったままお辞儀をする。会社で教えられたように、45度くらいの角度で頭を下げる。見知らぬ年配の男が私の身体を嘗め回すように見る。
「ほぅ。噂どおりのいい身体だ。ちょっと脚を広げてごらん。」
 私は脚を開く、少し腰を突き出すように。私の全てが見えるようにする。
 その時、ドアがカチャっと音を立てた。誰かが入ってくる。
「あ、平井さん。遅かったじゃないですか。」
「すんまへん。いろいろ用意しとったから。」
 紙袋をテーブルに置く音。
「なんかえらいマゾ女がくるって聞いたさかいに。いろいろ買ってきたんですわ。」
 聞いたような関西弁。私は、その声の主を振り返る。瞬間、私は凍りついた。もしかして・・・・私の後ろではあの忌み嫌っている平井が卑猥な笑いを浮かべていた。陰湿な視線が私を舐めまわす。それから、私に近づいてくる。どうしよう。だめだ、どうしようもない。私だってばれたら・・・。これからどうなるかわからない。この最悪の男の奴隷にされてしまう。でも仮面をかぶっているし、ばれっこない。首の辺りをしめられているので声もいつもと違う。私は覚悟を決める。でも本能的に平井に顔をじっと見られないように俯いた。
 平井は、私の前にしゃがみ込み、秘部と同じ高さの目線でじっとそこを見つめた。
「なかなか、ええ身体や。感度はどうや。」
 中指で私の亀裂をなぞるようにする。
「あっ・・・あぁん・・・」
 私はその部分に電流が流れたようになって、腰を引いていしまう。感じるな!私の身体!
「おい、腰を引くなっ!」
 平井は私のお尻を平手で軽く叩く。私は、また腰を突き出すようにした。
「なかなか綺麗なおめこや。」
 舌なめずりしながら平井は言った。
「そしたら、後ろも見してもらおか。」
「はい・・・」
 ばれないようにわざと低い声で返事をする。それから、後ろを向いて両手で尻肉をつかんで左右に引っ張った。お尻を少し突き出すようにする。
「ほぉ。こっちもあんまり黒ずんでへんし、なかなかのもんや。」
 その恥かしい穴を唾で湿らした指でゆるゆると揉みほぐし始める。
「あぁ・・・ぁん・・・・。」
「こっちも好きそうやな。」
 満足したように平井は指を離し、もう一人の男性の方を向く。
「松島さん、さすが高級クラブの奴隷でんな。なかなかええ女つこてますわ。顔を出してくれへんのは残念やけど。」
「ハハ、気に入ってもらえましたか。ちょうどあのクラブで売り出し中の娘らしいですよ。なかなかのマゾ女って聞いていますが・・・。
 それより、平井さん、あの件は内密に願いますよ。」
 松島と呼ばれた男は下卑た薄笑いを浮かべる。なにか、平井に脅されているみたい。彼らは時代劇にでてくる悪代官と越後屋のように笑いあった。それから、松島は急に真顔になると財布から1万円札を数えながら抜いた。そして私に差し出す。
「きょうのお手当てだ。十万円ある。本当は会員以外を入れるのは禁止なんだが、ちょっとワケありでね。口止め料も含んでいると思ってくれたまえ。」
 私はお金で人の心まで買えると思っている男の顔を寂しそうな顔で見つめた。彼はすぐに目線を反らす。
「十万円でっか?そらぁもったいないですわ。」
 平井は、私が受け取ることを躊躇しているお金を横から掴む。そして、その中から1万円だけを抜いて私の手に押し付けた。それから、残りを自分のポケットにねじ込む。
「甘やかしたらあきまへんで。今時の女はこんなことしたらつけあがりますわ。こんなマゾ女これだけで十分ですわ。あとはいろいろ買い物もしたことやし、私がもろときます。おおきにっ!」
 唖然とする2人の前で平井は手刀を切る。悪びれた風もない。ホント最低だ。こっちが恥かしくなる。
「ほしたら、名門クラブの女楽しませてもらいまひょか。」
 平井はメガネの奥から、爬虫類のような陰湿な目で私を再び舐めまわし始めた。

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