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「いいかっこうね。」
真由子先輩の前に仁王立ちする美奈先輩・・・
細い腰に手をあてて・・・
まるで、女王のように、真由子先輩を見る・・・
とらわれた奴隷を見るような目・・・
「放しなさい。沙耶もわたしも。」
真由子先輩はわたしのように暴れない・・・
あくまで、静かに諭すように・・・
これも女王の気品で・・・
「だーめ。」
いたずらっぽく笑う・・・
まるで、無垢な少女のように・・・
でも、背筋が凍るような感じを覚える・・・
「何が、ねらいなの?ナンバーワン?そんなものくれてやるわ。」
「そんなんじゃないよ。」
「えっ・・・」
「わたしね。夢にまで見てたの。こうなること。」
「何・・・・」
「真由子が私の前にひざまづくの・・・」
目が逝ってる・・・・
極限まで強調したアイライン・・・・
「何、言ってるの。おかしいんじゃない。」
「もうすぐそうなるわ。フフ。私の奴隷にね。」
尋常じゃない言葉に真由子先輩もやばいって感じている・・・
「店長。ひん剥いてあげて。丁重にね。」
「ハハ・・・仰せのとおりに。ハハ・・・」
こいつも立場逆転を楽しんでいる・・・・
はさみで、真由子先輩の身体にまとわりついた布を切る・・・
ジョキ・・・ジョキ・・・・
黒いミニのドレス・・・・
無残に切り裂かれる・・・・
たぶん、かなり高価な服・・・・
先輩は下着姿になる・・・・
黒い下着に包まれた胸やヒップ・・・・
そのボリュームに息を飲む・・・・
女性ならだれでもあこがれてしまう・・・
完全なプロポーションだ・・・
でるところはでてるのに・・・
デブじゃない・・・
店長のつばを飲む音が聞こえそう・・・
木籐もそっちに目をとられている・・・
完全な芸術だった・・・
「フフ・・・いい格好ね。」
真由子先輩の首筋を撫でる美奈先輩・・・
「やめて・・・」
真由子先輩の頬が少し赤らんでいる・・・
身体を細い指が撫でていく・・・
輪郭をなぞるように首筋から腋・・・お腹・・・腰・・・
真由子先輩は身体をねじる・・・
でも、その手からは逃れられない・・・・
かえってその動きが彼らを喜ばせる・・・
見ているだけで、ドキドキするほど、いやらしい動き・・・
「ぁあ・・・やめて・・・・」
「ふうん、感じてるんだ。」
嬉しそうに目を輝かせる・・・
「ちがう・・・」
「そうかなぁ。」
いきなりブラを引きちぎる・・・
ブチッ・・・
ホックがはずれて・・・・
こぼれる胸・・・・
はずむように上下にゆれる・・・
その光景にことばを失う・・・
そう・・・・
小さめの胸の先は、綺麗な小豆いろ・・・
でも、その胸の先にゴールドのピアス・・・
胸にはワンポイントでバラのタトゥ・・・
そういえば太股の付け根にもタトゥがある・・・
先輩がそんなことしてるって知らなかった・・・
「ふぅん。」
美奈先輩が胸のピアスをつかむ・・・
「あっ・・・そんなこと・・・」
「やっぱり・・・真由子ってMだと思ってたよ。」
それを引っ張りながら言う・・・・
「あっ・・・あぁ・・・・」
さっきの威勢のよさはなくなっている・・・
目を伏せて、耐えているだけ・・・・
その心の隙間に侵入してくる美奈先輩・・・
ゆっくりと胸を揉みながら、身体をすりつける・・・
「あぁ・・・だめっ・・・」
小ぶりの唇から、小さな吐息が漏れる・・・
その唇に美奈先輩が唇を重ねる・・・
見ているだけで息が詰まりそうになる光景・・・
そのまま、下着に指をすべりこませる・・・
嫌がりながら・・・
腰を振りながら・・・
その指を受け入れてしまう真美先輩・・・・
「フフ・・・ヌルヌルだよ・・・」
「あっ・・・あっ・・・・」
「前の店の子に聞いたよ。真由子ってマゾでビアンなんだって・・・」
「あっ・・・そんな・・・」
真由子先輩って・・・・
でも、先輩はそれを否定せずに小さな吐息を上げるだけだった。
【本の紹介】
「本当に言う通りにすれば、許してもらえるんですね」
借金返済を迫られ、銀行の一室で強いられたヌードショウ。
由美は瞳を潤ませながら、最後に残ったパンティをおろした。
大嫌いな男なのに、醜い視線に晒され、29歳の美肉が疼く。
心では拒絶しても、身体は貞淑と背徳の狭間で目覚めていく。
(許して、あなた……私は一晩だけ、妻の操を売ります)