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昨日と同じ・・・・
真由美さんの座る場所・・・
そして、お店の雰囲気・・・・
どうして???
創がここを・・・・
創は戸惑いなくまっすぐに真由美さんのところに行く・・・・
「あら、創くん・・・」
「ご無沙汰してます。」
礼儀正しく挨拶する・・・・・
「そうね。元気してた?」
「はい、おかげさまで。」
「でも、静香は遅刻ね。あんまり遅刻すると最低マゾの扱いだよ。」
わたしを睨む。
美しい顔だけに凄みがある。
「えっ・・・でも・・・・」
約束なんかしてないし、創のこともあったし・・・・
「口答えするんだ。」
「すみません。ちゃんと仕込んで置きます。」
創もわたしを睨む・・・・
仕方ないのに・・・・
「もう、予約はいってるよ。」
手帳のページをめくる・・・・
「予約・・・・」
「今日から働いてもらうの・・・・一晩3人くらいお客様とってもらうわ。」
「あぁ・・・・」
「がんばれよ。あとで、じっくり虐めてやるからな。」
おしりをピシャピシャと叩く創・・・・・
「じゃあ、こいつの給料は全部俺のとこへ振り込んでおいてよ。どうせ、奴隷に金なんていらないしさ。」
「わかったわ。」
わたし・・・売られたの?
創って鬼畜だったの・・・・
悲しみ・・・・
そしてあきらめ・・・・
これからのわたしの境遇を思うと身体が痺れる・・・・
でも、わたしはもう逃れられないあり地獄に引き込まれてしまっている・・・・
「ほら、これつけて・・・・」
わたしの胸に向かって投げられる首輪・・・・
わたしはそれを受け取ると・・・・
髪の毛を上げて、首に巻く・・・・
「じゃあ、4号室でお客様がお待ちだよ。」
いらいらしたような真由美さんの声にわたしは震え上がる・・・・
「案内してくれる?」
ボーイを呼ぶ・・・・
そしてその黒服のあとにつき従うようにわたしは歩きはじめる・・・・
時々、真由美さんと談笑する創を見ながら・・・・
でも、創はわたしを振り返らない・・・・
わたしはあきらめたように男の後につき、ドアから廊下に出る・・・・
また、涙が湧いてくる・・・・
創・・・・・
愛されてもいないわたし・・・・
本当に奴隷のように・・・・・
そのわたしを追い立てるように歩く黒服の男・・・・
わたしは本当に奴隷になった気分でお部屋に続く廊下を歩き続けた・・・・
昨日より広いお部屋に入る・・・・
まるで、スイートルーム・・・・
その中に少女と綺麗な女の人・・・・
「遅いよ。」
わたしがお部屋に入ると、少女が近寄ってくる・・・・
「ごめんなさい。」
謝ってしまう・・・
こんな年下の子に・・・・・
「裕美さん・・・・・」
心配そうに言う女の人・・・・・
「ママ、甘やかしたらだめだよっ。」
えっ、この人たち親子?
そして、わたしを親子で調教するの?
「自己紹介!まだでしょ!」
腰に手を当てて、胸を張る裕美と言われる少女・・・・・
「あの、静香です。変態のマゾです。」
「かわいい子ね・・・・」
大人っぽい女の人がやさしく微笑む。
でも、親子って歳には見えない・・・・
30前半ってとこかな・・・・
「わたし・・・佳奈子・・・そしてこの子は裕美・・・・」
佳奈子さんの瞳に吸い込まれそうになる・・・
真由美さんとタイプ違うけどすごい美人・・・・
「早く始めようよ。」
裕美って子が甘えるように言って赤チェックのワンピを脱ぐ・・・・
黒のレザーのボンテージ姿になる・・・・
小悪魔のようなゾッとする笑顔を佳奈子さんに向ける・・・
「えっ・・・うん・・・・」
佳奈子さんが真っ赤になる・・・
そして、千鳥柄の上品なコートを脱ぐ・・・・
えっ・・・・その下から直に白い体が現れる・・・・
さっきのわたしみたいにコートの下は全裸・・・・
形のいい大きな胸・・・・
それから女性らしいボディラインが現れる・・・・
清楚な顔立ちだけに、その豊満な体がよけいいやらしい・・・・
同性のわたしが見とれてしまう・・・・
「じゃあ、2人とも並んでくれる?」
「はい・・・・」
佳奈子さんと並ぶ・・・・
2人ともアソコに手を重ねて隠すような格好で・・・・
「わたしは裕美・・・・23歳だよっ・・・静香は22だったねっ・・・」
えっ、年上なの・・・
絶対、18、9だと思っていた・・・・
お姉さんぶって胸を張る仕草・・・
まるで子供なのに・・・・
「佳奈子は32歳でわたしの義理の母なの。」
自慢げにしゃべる・・・・
うん、こんなに綺麗でやさしいお母さんならわたしも自慢しちゃうかも・・・・
横目で佳奈子さんをみてしまう・・・・
「それから、変態のマゾ・・・クスッ・・・・」
悪魔のように微笑む・・・・
「あぁ・・・はい・・・・」
艶のある声で消え入るように答える佳奈子さん・・・・・
「じゃあ、マゾ同士のご挨拶してくれる。」
じっと私達を見て、中央のソファーに座る・・・・
マゾ同士の挨拶?
わかんない・・・・
戸惑うわたし・・・・
佳奈子さんはわたしの目を見て微笑む・・・・
そして、わたしと向き合う・・・・
そのまま唇を重ねる・・・・
「ぅぅ・・・・・」
マゾの挨拶って・・・・
これ・・・・・
わたしは暖かく柔らかい唇を感じ続ける・・・・
一度、佳奈子さんは唇離すと・・・・
じっと目を見て微笑む・・・・
そのまま・・・わたしの胸に顔を寄せる・・・
舌をのばして、胸の先を掃くように舐める・・・・
「あぁ・・・・・」
小さな喘ぎをあげるわたし・・・・・
だんだん、佳奈子さんとのプレイに入り込んでいく・・・・
胸の先を歯で軽く噛まれる・・・・
「あっ・・・あうぅ・・・」
なんか電気のような快感が走る・・・・
Mのつぼを知ってるような感じ・・・・
「いい声で鳴くんだね。クスッ・・・」
ソファーに座ったまま裕美さんが笑う・・・・
「もっと鳴かせてあげてよ。」
佳奈子さんは胸からゆっくりと舌を滑らせていく・・・・
わたしの脇を細い指が滑る・・・・
身体のラインに沿って・・・・
そして舌も胸の谷間を通り、お臍の方へ・・・・
丸いお臍を舐める・・・・
くすぐったいよ・・・・
でも、恥ずかしくて・・・・
「はぁっ、だめ・・・」
裕美さんが立ち上がる・・・・
それをサインに佳奈子さんの舌がもっと下に・・・・
お腹を這って・・・・
昨日まで毛のあったところへ・・・・
指はおしりを這う・・・・
そのまま・・・一番はずかしいところへ滑り込む・・・・
亀裂に沿うザラザラの舌・・・・
「んんっ!・・・・・あっ!」
何度も割れ目を往復する・・・・・
「かわいいよ。気に入ったわ。」
裕美さんが微笑んでわたしに近づく・・・・
そして、後ろから胸を揉む・・・・
せつない表情で振り向くわたし・・・・
その、半開きの唇を背伸びをした裕美さんの唇が塞いだ・・・・
(官能本の紹介)
耽美に嬲られて 三人の令夫人
綺羅光 著
あらすじ
自宅の寝室で犯され、幾度も昇りつめてしまう紗希里。
最上階のスイートルームで黒い絶望を味わわされる智那。
気丈な性格につけこまれ、獣の性交に溺れていく紫乃。
夫では与えられなかった淫楽を、甘美な熟肉に注ぎこみ、
地位も金もある人妻の、貞淑な仮面を次々と剥ぎ取りつくす。
他人の妻を盗んで狂わせて独占する――綺羅光、凌辱の美学。
(フランス書院HPより抜粋)
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