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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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21
 彼女達と町を歩く。
 時々、知り合いの子と出会ってお互いに挨拶をする。
 彼女達はここではかなり顔みたい・・・
 知り合いとすれ違うことが多い。
 そして、彼女達の友達はわたしのことを、どんな関係だろうっていぶかしげに見る。
 そう、ここではわたしの年代って場違いな感じがする。
 
「ねぇ・・・記念にプリクラとんねぇ」
 絵里菜が言う。
「うん、いいねっ。いいでしょ?栞っ」
 愛香が腕を引っ張る。
 もう、呼び捨てになってる。
 
 プリクラがいっぱいある店・・・・
 無造作にいちばん手前の機械に入る・・・・
 まあ、プリクラくらいいいかっ・・・
 でも、昔はプリクラいっぱい集めてたなって思い出す。
 いまでも、会社の友達とかと飲みに行ったときとかとるけど。
 彼女たちの子供っぽさにほほえましく感じるわたし・・・
 この子たちが、どんな子なのかも知らずに・・・

「ねえ、どんなのにする?」
「やっぱこれっしょ」
 彼女たちは楽しそうにフレームを選ぶ・・・
 わたしを取り囲むようにしてポーズを決める・・・・
「じゃあ、脱ぎなっ、栞」
 京子が低い声で言う。
「うん、奴隷らしく裸でとるのよ。嬉しいでしょ?」
 耳元であゆみがささやく・・・
「はやく!もったいぶってんじゃねえよ!」
 イライラしながら京子がわたしのスカートを剥ぎ取る・・・
 絵里菜がシャツのボタンをはずし始める・・・・
 ストッキングを下着と一緒に下ろすあゆみ・・・
 一番、通りに面した機械・・・・
 外の雑踏が感じられる・・・・
 ビニールのカーテン1枚隔てただけ・・・・・
 シャツも剥ぎ取られて・・・・
 ブラも・・・・
 こぼれ出る胸・・・・
 そして、下もすべて脱がされて・・・・
 しぶしぶストッキングから足を抜く・・・・
 全裸のわたしが画面に映る・・・・
 胸とあそこを隠して・・・・
 それを取り囲む高校生たち・・・・・
「ほら、かくすんじゃねぇよ」
 あゆみがわたしのおしりを叩く・・・・
「あっ・・・・」
 後ろで手を組まされる・・・・
 彼女たちの?サインに取り囲まれて、眩しいフラッシュが光った・・・・

 スタンプとか、ペンで画面を飾って出来上がり・・・
 わたしのお腹にマゾ奴隷って落書き・・・・
 そして、プリントアウト・・・・
「なかなか、可愛くとれてんじゃん」
「うんうん・・・」
 満足そうな彼女たち・・・・

 その他にも、無理やり?サインな写真。
 わたしの引きつった笑顔。
 うしろ向きで振り返った
 おしり丸出しの写真。
 彼女たちの言うままのポーズのプリクラが出来上がる。
 街とカーテンひとつ隔てただけのところで・・・・
 彼女たちは遠慮なしにわたしの身体を批評する。

「さあ、行こうかっ」
 あゆみの言葉にみんなが頷く。
「じゃあ、これいらないよね」
「えっ」
「うんうん。マゾ奴隷だし・・・」
 愛香は言うと、わたしの服を拾い上げ・・・
 破く・・・
 無邪気な笑顔で・・・・
 わたしはそれを陰鬱な気持ちで見つめた。
 

 
20

 彼女たちは、昨日の痴漢プレイみたいにはしてこなかった・・・・
 携帯の写真を切り替えながらクスクスと笑う・・・・
 時々、わたしを蔑むような言葉が聞こえる・・・・
 
「ねぇ、栞さん・・・今日のお客さまはわたしたちよ」
「えっ・・・・」
 一番少女っぽい子が言う。
 他の子もティーンズ雑誌のモデルみたいな可愛い子ばっか・・・・
「たっぷりと可愛がってあげるね」
 そんなこと言う様に見えない子・・・・
 まるで、映画の悪魔が取り付いた子みたいに言う・・・・
 言葉を失ってしまう・・・・
「楽しみだなぁ・・・」
 そういいながら、わたしに封筒を渡す・・・・
 いま流行りのキャラクターの絵のかわいい封筒・・・・
 その中には、今日の待ち合わせ場所が書いてある・・・・
 ティーンズの子のメッカって言われているビルの前・・・・
「遅れないでねっ」
 電車から降りると軽く頬にキスして、友達と一緒に駆けていく・・・・
 そんな後姿を呆然として見送るしかなかった。



 夕方・・・・例のビルの前・・・
 キョロキョロと彼女たちを探す・・・・
 噴水の前のひときわ目立つ集団・・・・
 そう、可愛い子を集めたような。
 男の子たちが彼女たちを遠巻きに見ている。

 その中の一人がわたしに手を振る・・・
 あの子だ・・・・
 中学生にも見える身長・・・・
 でも制服は名門高校のものだ・・・・
 他の子たちも振り返る・・・
 朝見た肌が黒くて派手な感じの子。
 眼鏡をかけたおとなしそうな子。
 ショートでスポーツマン系の子。

 わたしが近寄ると、彼女たちもわたしの方へよってくる。
「待ったよっ」
 満面の笑顔で小さな子がわたしの腕に巻きつく・・・

「わたし、愛香だよ。可愛がってあげるねっ。」
 タンニング肌の子も反対の腕に巻きつく。
「わたしは絵里菜。よろしく」
 上目遣いにわたしを見ながら・・・
「あの、京子です。よろしくお願いします。」
 眼鏡の子は正面で丁寧にお辞儀をする。
「わたしっ。あゆみです。」
 ショートの子も体育会系って感じ。
「わたし・・・・栞です・・・」
 わたしも一応挨拶する。
「うん、知ってるよ。マゾなんだよね。あとでマゾらしい挨拶させてあげるよ。」
 そう、今日はこの子たちに・・・・
 わたしは楽しそうに話しながら歩く彼女たちに付き従った。

 
19
 昨日のことが夢のように思える・・・・
 でも、身体に残った縄のあと・・・・
 鞭で叩かれた跡・・・
 まぎれもなく現実・・・・

 でも、いつもどおり朝起きて、
 いつもどおり準備をする・・・・
 それと、昨日渡されたお薬・・・・
 強力な避妊薬らしい・・・
 それを服用する・・・・
 あと、プレイの前には膣に挿入するのもある・・・・
 昨日教えられたんだけど、
 避妊は奴隷の務め・・・
 決してご主人さまに迷惑をかけないこと・・・・

 どうなっちゃうんだろう・・・・
 そう思う・・・・
 でも、不思議とあきらめに似た気持ち・・・・
 仕方ないかって・・・・

 服を着て、髪を整えると・・・
 姿見に映ってるのは、いつもの栞・・・・・

 うん、なるようになるよ・・・
 自分に言い聞かせる・・・・
 そして、いつものように家を出て、駅への道を急いだ。


 ホームについて、まわりを見回す。
 昨日の人たちを目で探す。
 でも、まわりはいつもと同じ人ばっかり・・・・
 でも、油断できない・・・・
 そうだ・・・・
 女性専用車両・・・・
 あそこにいけば・・・

 わたしは2両目の乗り場へ急ぐ・・・・
 女性だけの車両・・・
 ここなら・・・・
 まわりは女性ばかり、
 うん、大丈夫・・・
 こんなことで、逃げられるなんて思っていないけど、
 とりあえずこういう行動にでてしまう・・・
 まだMに染まりきれないわたしがいる・・・

 ホームで待っている間・・・
 わたしの周りには、高校生・・・・
 それも、イマドキって感じ、
 みんなメイクもきちんと決めてるし・・・
 ティーンズ雑誌のモデルみたいにおしゃれしている・・・
 朝から、テンション上がりまくりって感じではしゃいでいる・・・

 うるさいって思うより、
 わたしにもこんなときってあったなって、
 懐かしく思う・・・・
 これも、昨日のことがあったからかなっ????

 携帯を見せ合ってはしゃぐ彼女たち・・・
「うっそー」
「信じられないよ。これっ」
 そんな言葉が聞こえる・・・・
 チラッと携帯の画面を盗み見する・・・・

「えっ・・・・」

 そこには裸の女・・・・
 背景に見覚えのある部屋・・・・

「エッチすぎっ」
「うんうん、マジ、ドM」
 うそでしょ・・・
 この子たち・・・・

 唖然とするわたし・・・

「栞さんでしょ?」
 わたしの背後でアニメの主人公のような声・・・

 振り向くわたし・・・

 一瞬、だれもいない背後・・・
 でもすぐに見下ろす・・・・

 そこには中学生くらいの身長の彼女たちと同じ制服・・・
 あどけなく笑って・・・
 わたしの目の前に携帯の画面を突きつける・・・

 そこには
 昨日のわたし・・・
 縛られて、バイブの刺さっている秘部・・・・
 感じきった表情・・・・・

「すごいねっ。これ」
 目を細めて笑う彼女・・・・
 そして、高校生たちはわたしを取り囲む・・・・

 わたしは、その群れの中にはいったまま・・・
 到着した電車内になだれ込んだ・・・・

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