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責めがおわったら、わたしたちは檻に入れられる・・・・
死なないように食事もきちんと与えられる・・・・
でも、犬のように器にもられただけの・・・
フォークやスプーンは与えられない・・・・
犬のように顔を突っ込んで食事をする・・・・
それと与えられるのは毛布を1枚づつ・・・・
衣服は与えられない・・・・
あと、お風呂は調教前と調教後に入れられる・・・・
メイクや髪のセットもきちんとやらされる・・・
これは私たちのためというより・・・・
責めるほうのため・・・・
体重とかもきちんとチェックされて、管理される・・・・
でも、檻の中では幸せだった・・・・
魔莉夜さまと2人で身を寄せ合う・・・・
「美咲。大丈夫?」
「はい・・・魔莉夜さまも・・・」
「うん・・・・」
微笑むわたしたち・・・・
このときだけ人間らしい幸福につつまれる・・・・
魔莉夜さまの身体にもたれる・・・
やさしく抱きしめてくれる手・・・・
わたしよりすこしひんやりした体温・・・
「美咲・・・かわいいよ・・・」
「あぁ・・・嬉しい・・・」
2人は唇を重ねる・・・・
心のこもったキス・・・・
舌を絡めあう・・・・
長い時間・・・・
身体がとろけそうな感じ・・・・・
胸を押し付け合い・・・・
背中に指を這わせあう・・・・
そのまま毛布の上に倒れこむわたしたち・・・・
「好き・・・魔莉夜さま・・・」
「フフ・・・・」
唇を離すと魔莉夜さまが上になる・・・
そう彼らに汚された身体をお互いに清めあう・・・・
「あぁん・・・・」
魔莉夜さまの指がわたしの胸の先を転がすように刺激する・・・・
甘い声を出す・・・・
もし、彼らにこんなとこ見つかったら、どんな仕打ちを受けるかわかんない・・・
でも、そんなのどうでもよかった・・・
魔莉夜さまと抱き合えるなら地獄の猛火に焼かれても大丈夫な気がする・・・・
「かわいい声・・・美咲・・・・」
胸を刺激しては唇を重ねる・・・・
さっきとちがって小鳥たちのように短く何度も・・・・
わたしの性感帯は知り尽くされている・・・
胸・・クリット・・・膣の浅いところ・・・・
その部分を魔莉夜さまの指が這う・・・・
「ああっ、はああっ・・・あん・・・」
わたしの口があえぎ声を出す・・・・
まるで魔莉夜さまに奏でられる楽器のように・・・・
「あっ・・・あっ・・・・いっちゃう・・・・」
「いいよ・・・美咲・・・・」
「魔莉夜さま・・・・」
わたしの背中が痙攣する・・・・
その瞬間を捉えた・・やさしいキス・・・・
わたしは酔ったように魔莉夜さまを見つめあえぎ続けた・・・・
今度はわたしがお返しする・・・・
首筋から胸に舌を這わせる・・・・
「あぁ・・・美咲・・・・」
魔莉夜さまのかすれた声・・・・
わたしの舌を喜んでくれているのがわかる・・・・
それにすごい幸せを感じる・・・
わたしの頭に回した手が頭をなでる・・・・
いい子いい子をするように・・・
わたしの舌は胸を捕らえる・・・・
胸の先を舌で転がすように・・・
時々、魔莉夜さまを見上げる・・・・
反応を見るために・・・・
「美咲・・・ありがと・・・・」
感じながら微笑む魔莉夜さま・・・・
「あのね。わたし、美咲がいなかったら死んでると思う・・・」
わたしは胸から顔を離してじっと見る・・・・
いつも、わたしがかばってもらってるのに・・・
「魔莉夜さま・・・・」
「うん、美咲がいるから耐えられるんだよ。」
なんか涙がにじんでくる・・・
わたしはそれをごまかすように、また、魔莉夜さまの胸に顔をうずめて舌を動かし始めた・・・・
愛し合った後わたしたちは身を寄せ合って眠る・・・・
いろいろなお話をしながら・・・・
ぴったりと身体をつけて・・・・
この世界はもともと魔莉夜さまたち・・・・
わたしたちの言う「悪魔族」が平和に暮らしていた世界・・・・
でも、彼らの好戦的さに目をつけた人が、ゲームとして狩りをするためにこの世界との扉をひらいた・・・・
そして、悪魔族に対抗するため、アクセサリーと呼ばれる無敵の武器を身につけて、彼らとの戦いを楽しんだ・・・
悪魔なのはこっち・・・・
それが、魔莉夜さまの語る歴史だった・・・・
そして、悪魔族の女性は全員美人・・・・
狩られたものは陵辱される・・・・
奴隷としておもちゃにされ、飽きたら殺される・・・
それが、彼らをレジスタンスとした・・・・
彼らも人間を狩るようになった・・・・
ただの楽しみのために戦う人間・・・・
自分たちの世界を守るために戦う悪魔族・・・・
どちらが、悪魔かわからない・・・
「でも、美咲は愛してしまったんだ・・・ひと目見たときから・・・」
「うん・・・ごめんなさい・・・わたしもそんな人間のひとり・・・」
「そう・・・でもいまはちがうよね。」
「うん、そんなこと知ってたらしないよ・・・」
「いい子・・・・」
頭を撫でながらのキス・・・・
もう、この世界ではたよるものは2人だけ・・・・
魔莉夜さまも戦士の一族・・・
もし、助けだされても、待っているのは屈辱だけ・・・・
助け出された戦士は奴隷となる掟・・・・
それでも、わたしといっしょに生きることを選んでくれた・・・
2人で抱き合う・・・・
でも、男達が来て檻から出される・・・
ご奉仕の時間・・・・
もう、わたしたちを苛むものは、あの4人だけではなくなっていた・・・・
さまざまな人間がわたしたちを陵辱しにくる・・・
まるで、娼婦のように・・・・
たぶん、わたしたちはお金で取引されているんだ・・・・
まるで公衆トイレのようにさまざまな精液を放出される身体・・・・
そして、さまざまな趣味の男たち・・・・
それは悪趣味としかいえない行為の数々・・・・
排泄物を食べさせるとか・・・・
胸を針山にされるとか・・・・
でも、無力なわたしたちには抵抗することはできない・・・・
それらの行為を受け入れることしか・・・・
従順でないともっとひどいことになる・・・・
わたしだけでなく魔莉夜さまも最初みせていたような抵抗をしめさなくなっていた・・・・
「美咲です。」
「魔莉夜です。可愛がってください・・・」
にやついた男たちの前で挨拶をする・・・・
なめる視線を全裸の身体に感じて・・・・
そして、男たちは手招きする・・・・
わたしたちはその傍にゆっくりと歩き出す・・・・
今日も陵辱が始まる・・・・