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木籐が後ろから真由子先輩をおさえる・・・
ゴリラのような体格・・・
後ろに両手をねじり上げる・・・
でも、真由子先輩はわたしみたいに暴れない・・・
わたしは、身をよじって抵抗するけど・・・
きつく押さえつけられている・・・
じっと、美奈先輩を睨む・・・
「フフ・・・いい度胸ね。」
美奈先輩は真由子先輩の頬に指を這わせる・・・
空色のネイルアートの長い爪・・・
あごの下に行くと顔を持ち上げるように・・・
狂気の宿った目で真由子先輩を見る・・・
背筋が凍るような視線・・・・
獲物を手に入れた肉食獣の目だ・・・
「こんなことしてどうなるか。わかってるの。」
あくまで、冷静な真由子先輩・・・・
そう、こんなことがばれたら・・・・
お店に入る子いなくなる・・・
「フフ・・・やってみないとわかんないわ。」
「今なら冗談で済ましてあげる。」
「そういう落ち着いた態度・・・・」
普段の営業ではない低い声・・・
「むかつくんだよ!」
噛み付くように大きな声でいうと・・・
真由子先輩の頬を平手で張る・・・
「ひんむいてやりな。」
荒くなった息を抑えるように、美奈先輩がいうと・・・
それを合図に木籐や店長が先輩の衣服を引きちぎりにかかる・・・
耳元で店長が何か言いながら先輩の服を剥ぎ取る・・・
それをじっと耐える先輩・・・
それに比べて私のほうは・・・
ボタンがはじける・・・
布を切り裂く音・・・
とにかくめちゃくちゃに暴れる・・・
足をばたばたさせて・・・
手当たり次第のものをつかむ・・・
でも、2人がかりで押さえられて・・・
手首に何か固い冷たい金属・・・
手錠・・・
カチャカチャ・・・
手を動かそうとすると、手首に食い込む・・・
「バカッ、外せよ!バカッ!」
大声で叫ぶ・・・
動くのは足だけ・・・
あたるものをけりまくる・・・
その足も片足づつつかまれて・・・
今度は足首に皮が巻きつく・・・・
何・・・・
それは金具のついた足枷・・・・
立たされて・・・
手錠にかけられたロープが天井に掛けられる・・・
足もテーブルに固定・・・
開かれたままで・・・
服は腰に巻きついてるだけ・・・
ほとんど下着姿・・・
先輩も同じ・・・
引きちぎられた服が巻きついている・・・
黒の下着・・・・
それから透き通るような白い肌・・・
スレンダーだけど大人っぽい身体・・・
でも、こんなこと・・・
「やめろ!はずせよ!」
わたしは動かない身体をねじる・・・
首を動かすことしかできない・・・
「元気がいいのねっ。」
正面に美奈さん・・・
わたしの顔を覗き込む・・・
めいっぱいにらんでやる・・・
おもいいきり、横っ面を張られる・・・
そして、逆からの往復・・・
「うるせえんだよ!」
美奈さんの鬼の形相に黙り込む・・・
すごい迫力・・・
この人・・・
昔、レディースとか・・・
「木籐、こっちは好きにしていいよ。」
にやにやわらってる木籐・・・
「じゃあ、調教してやりますか。」
わたしの腰にまとわりついた・・・
原型をとどめないキャミに手をかける・・・
「あっ、やめろ!」
わたしは木籐を睨みつける・・・
ここは、完全に女性上位の世界・・・
木籐みたいな黒服はただの小間使いとしてしか扱われない・・・
完全にわたしたちのパシリだった・・・
でも、そんな立場が逆転していることをわたしは理解していなかった・・・
そう、わたしたちにとっては雄・・・
それも、180センチの長身で圧倒的な力を持つ・・・
「俺にそんな口をきいていいのかなぁ。沙耶ちゃん。」
いつもは沙耶さんだ・・・
完全になめきった口調・・・
そして、いつもえらそうにしているわたしとの立場逆転を楽しんでいる・・・
「そっちこそわかってんの。こんなことして!」
「あいかわらず気が強いなぁ。まあ、いつまで粋がってられるかな。」
木籐は手にナイフを取る・・・
なんかズボンから出した折りたたみのナイフ・・・
「や、やめろよ。」
もしかして傷つけるつもり???
声がうわずる・・・
「なんか、びびってない。いつも、えらそうにしてるくせにさ。」
「うんうん、なんかいつもはったりかましってんじゃないの?」
恵美さんも同調する。
「怖いんだろ。許してくださいって言えよ。やさしくしてやるからさ。」
「誰が、そんなこと。」
光る刃がわたしの頬に当てられる・・・・
身体が震える・・・・
「ぶるってんじゃん。キャハハ。」
恵美さんがわたしの肩に手を回す・・・
もう、睨みつけることはできない・・・
わたしは彼らから目をそらす・・・
ナイフがいったん頬から離れ・・・
腰の衣服に当てられる・・・
ザクッ・・・
そんな音がして・・・
わたしの腰にまとわりついたものが、はらりと足元に落ちるのがわかった・・・・
でも、どうしようもないわたしは、うつむいてじっとしているしかなかった・・・
【小説の紹介】
(もうエッチなことはしないって約束したのに)
怯えたように閉じる内腿へ侵入する男の指先。
言葉では拒絶しながらも勃起するクリトリス。
薄布の下に涌いた性熱が16歳の理性を狂わせる。
セックスへの抵抗と好奇心で揺れる美少女が、
一人の「女」へと羽化していく80日間姦獄!
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