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「真由子ちゃん、ちょっと。」
先輩が店長に呼ばれる。
横目で見るわたし・・・
なんだろ?
あれ以来、猫なで声で真由子先輩に接する店長・・・
ひげ面の中年のくせに、キモイんだよ!
離れろ、先輩から・・・
たぶん、この前のこと口止めしてるんだ。
本店とかに言いつけられたらまずいからね。
特にここって有名なキャバクラの支店だから・・・
今、テレビでブレイクしてるグラドルの子もここの出身らしい・・・
でも、本当に店長とか、ボーイとかレベルが低い・・・
先輩が席に戻ってくる・・・
お客さまに微笑みかけて・・・
なんでもなかったのかなぁ・・・
なんか込み入ってたみたいだけど・・・
でも、そんなこと微塵も感じさせない・・・
楽しく会話をして・・・
お客さまの輪の中に自然と溶け込む・・・
隣のお客様がわたしをくどく・・・
まあ、悪くないんだけど・・・
お客様とは一線を引くのがプロ・・・
真由子先輩に教えてもらったとおりにかわす・・・
誰かさんみたいに、簡単に身体を使ったりしない・・・
わたしと真由子先輩はいつものように接客する。
お客さまに楽しんでもらうように・・・
隣から下品な喧騒・・・
少し眉をひそめながら・・・
わたしたちはプロとしての接客を続けた・・・・
「あ~あ、あのエロおやじ。むちゃくちゃ触りやがって。」
「でも、恵美もしっかりボッてたじゃん。フルーツとか頼んでさ。あのオヤジ、5万円とか払ってたよ。」
「そうでもしなきゃ。やってらんないじゃん。」
「うちらプロだもんね。」
更衣室ではお客さんの悪口ばっかり・・・
どうやって絞りあげるか・・・
それがプロの仕事なの?
なんか、うざい・・・
美奈さんのグループのお客さまはすぐに入れ替わる・・・
最初はいいけど・・・
はまったら雑巾のように搾り取られる・・・
なんか、美奈さんに執着していたお客様がいまはホームレスになっているらしい・・・
そんな自慢話が飛び交う・・・
わたしは少し離れて着替える・・・
「沙耶。店長が沙耶も来るようにって。」
「わたし?」
そういえば、さっき店長と真由子先輩が話していた。
「店おわったら私と来るようにって。でも、たいした話じゃないと思うけど。」
「うん、言えてる。」
私たちは着替え終わると、お店の中に戻る・・・・
ソファーに店長が座っていて・・・
美奈先輩と木藤・・・・
なんか、いつもと雰囲気が違う・・・・
わたしは、変な胸騒ぎを感じながら、その席に向かった・・・
わたしたちが店長の正面に座ると、店長が口を開く・・・
「ちょっと、これを見て欲しいんだけど。」
テーブルに配られたトランプのように写真がすべる・・・
その写真には、バーで男の人と話す真由子先輩・・・・
隣にわたし・・・
そう、この前、飲みに行ったときの写真・・・
そういえば、この人、キャバクラのスカウトで、真由子先輩に店を移らないかって言ってた・・・
でも、断ったはず・・・・
「何を言いたいか。わかるよな。」
声を荒げる店長・・・・
「ええ・・・でも・・・お断りしました。」
まっすぐ店長を見て答える先輩・・・
うん、いいがかりだよ・・・
わたしも店長をにらみつける・・・・
まわりでニタニタとわらう美奈先輩と木藤・・・・
「スターダストに移るって聞いたんだがな。」
ライバル店の名前だ。
「ただの噂です。」
きっぱりと言う真由子先輩・・・
「うん、わたしも聞いたよ。真由子先輩が断ってるの。」
「火のないところに煙はたたないよ。」
妖しく微笑む、美奈先輩。
やばい雰囲気・・・・
美奈先輩の取り巻きもお店に集まってくる・・・
わたしたちの言うことは一切信用されていない・・・
「この男はここらで有名なスカウトなんだ。君もわたしの経営に不満をもっているみたいだしね。」
いやみっぽく言う。勝ち誇ったようにタバコを咥えて、煙を吐く・・・
「そんな、濡れ衣です。」
「規則違反だな。」
確かに、入店の時に一筆かかされる・・・
でも、有名無実の規定・・・
ここをやめて他で働いている子なんて、たくさんいるのに・・・
「わたしもナンバーワンの君に移られると困るんだよ。」
「わたし、そんなこと考えてません。」
「それに、こういうのを放っておくと他の子に示しがつかなくてねぇ。」
まったく私たちの言葉に耳をかさない・・・
「きつくお仕置きしなきゃね。クスッ。」
お仕置き、冗談じゃないよ・・・
わたしは美奈先輩を睨む・・・
「沙耶も、ちょっと成績がいいからって図にのってんじゃないの?」
わたしを睨む美奈先輩・・・・
綺麗系の顔・・・・
でも、ぞくっとするような迫力がある・・・
「そうだな。そんなこと考えないように、ヤキをいれないとな。」
店長が立ち上がる・・・
わたしも真由子先輩も立ち上がる・・・・
こいつらと話すだけ無駄・・・
真由子先輩の前に美奈先輩が立ちふさがる・・・
そして、わたしの両肩を恵美先輩と奈菜先輩が押さえる・・・
「最低ね。」
真由子先輩はそうつぶやくと・・・
美奈先輩の頬を思いっきり平手で弾いた・・・
パシッ・・・・
乾いた音が店に鳴り響いた・・・・
to be continue
(本の紹介です^^)
「悠子先生は、これから一生、僕の奴隷だからね」
優等生の裏の顔は、神をも恐れぬ天才肛虐鬼だった。
大量浣腸、集団肛虐、強制剃毛、野外輪姦……
25歳のすべてを奪いつくす逃げ場のない肛姦包囲網は、
ついに、大勢の教え子たちが待つ聖なる教室にまで……
教職から性隷へ――芦川悠子・最後の授業が始まる。
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