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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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ジャー・・・・
水を流す音・・・。そしてドアを開ける。やっぱり、アソコは・・グチャグチャになってた。でも、下着の替えはもってないし、ウォシュレットのビデでよくアソコを洗った。でも、感じきったアソコは水流だけで逝きそうになってしまう。それに、なんでわたし・・あそこ洗ってるの?誰に見られるわけでもないのに・・・。でも・・・もうすぐ9時・・・・ここにいたら・・・みんなに恥ずかしいところ見られて・・・。考えただけで、あそこが痺れる。また、溢れてくるかも・・・。
 洗面所に行く・・・そこでは先に化粧を直している人。真由美さん・・・。
「あらっ・・・美佳さん・・・」
「真由美さん・・・・」
 わたしもポーチを取り出して、隣で化粧を直す・・・・
「そっちはどう?聖くんも来たみたいだし。想像どおりだった?」
「うん・・・・・」
 気の無い返事・・・。頭の中は大和さんのことでいっぱい。真由美さんが、リップを塗りながらクスって笑う。
「やっぱり・・・大和くん?」
「えっ・・・はい・・・・」
「正直ねっ・・・」
「・・・・」
 誘導尋問・・・簡単に引っかかってしまう。わたしは目元のメイクを直す。
「じゃあ・・・大和くんに気に入られるように魔法をかけようか・・・」
「えっ・・・・」
「そこ座って・・・」
 洗面所にある椅子を指差す。わたしはそこに座る。
「魔法って???」
「うん・・・メイク・・・」
 鏡越しにわたしの顔を真剣な表情で見つめる。
「真由美さんって・・スタイリストだと思ってた・・・メイクって・・・」
「うん、スタイリストだけど・・・トータルな意味で・・・メイクも人任せってわけにいかないの・・・」
 私の前髪をピンで止める。
「基本的にはいいんだけど・・・ちょっと目元きついね・・・メイクは人に見せるものなの・・だから・・・」
「うん・・・・」
「今日は大和くんに見せるんだよねっ・・・じゃあ・・・もう少し柔らかい感じがいいな・・・」
 真由美さんがアイラインを直していく。小刻みにペン先を動かす。
「少し垂れ目ぎみの方がいいよ・・・それから黒目の部分は濃くして・・・目が大きく見えるの」
 手際よくわたしのメイクを直していく。
「シャドーはすこし塗ったあとぼかすの・・・」
 筆で唇を直すと・・・鏡を見て微笑む真由美さん。
「うん・・・よくなったと思わない・・・」
 髪の毛のピンをはずす、そして手櫛で髪の毛を整える。鏡に映るわたし。さっきと全然ちがう、ちょっと直しただけなのに雑誌のモデルみたいに明るい表情になっている。これが、真由美さんの魔法・・・すごい・・・あらためて尊敬・・・・。
「ありがとうございます・・・」
「ここからよ・・・魔法・・・・」
「えっ・・・・」
「美佳さん・・・かわいいよ・・・」
 真由美さんが、わたしの口に唇を重ねる。いきなりのことに私は大きく目を開く。真由美さんの唇はすぐに離れる。でも、真由美さんの甘い匂いが残っている。
「フフ・・・・美佳さん・・・絶対大丈夫・・・」
「うん・・・・」
「はやく行ってあげて・・・時間もあんまりないし・・・」
「はい・・・・」
 私は真由美さんに背をむけて、大和さんの方へ早足で向かった。時計を見ると9時まで、あと30分だった。

 わたしは席にもどる。もう、大和さんと聖さんは戻っている。
「あ・・・ごめん・・・長すぎた?」
「うぅん・・・わたしも化粧室いってたし・・・・」
「ちょっと心配したんだぜ。誰かにつれていかれたのかなっって・・・美佳さん、かわいいし・・・なぁ・・大和・・・」
「うん・・・・・」
 わりと饒舌な聖さんと無口な大和さん。対照的・・・。
「美佳さん・・・でも、なんかさっきと雰囲気ちがうくない・・・」
「うん・・・・ちょっと・・・」
 チラチラと大和さんを見る。気づいてくれてるかな?大和さんも時々わたしを見る。
「なんか・・・明るくなった感じ。すごい、かわいいよ・・・さっき大和とあんな約束するんじゃなかったなっ。」
 どんな約束?胸がドキドキする。
「聖!」
「あのね・・・・美佳ちゃんに手を出さないってこと・・・それからアシストするって・・・」
「聖っ!」
 えっ・・・そうだったの?私はチラッと大和さんを見る。大和さんは真っ赤になって目を逸らす。その仕草がすごくかわいい。ますます胸がキュンって締め付けられる。
「こういうの口に出したほうがいいんだぜ・・・ねっ・・・美佳ちゃん・・・」
 ウインクする聖さん。
「でも・・・もうすぐ9時だね・・・」
 そう、9時・・・・どうしよう・・・・。
「うん・・・・」
「美佳さん・・・どうするの?」
「えっ・・・・」
 いきなり言わないで・・・・まだ心の準備なんてできていない。大和さんと一緒にいたいが50パーセント、やっぱだめが40パーセントあとの10パーセントは見られて虐められたいっていうMの欲望・・・。いるのほうが勝ってるじゃん。でも、わたしから残りますなんて言えないよ。黙り込むわたし・・・。
「ほら・・・大和・・・」
 聖さんが大和さんを肘で押す。
「あっ・・・わかったよ・・・聖・・・・言うよ・・・」
 もう、大和さんは真っ赤になってる。
「美佳さん・・・・」
「うん・・・・」
「俺・・・・美佳さんにいてほしい・・・10時までだけでも・・・」
 わたしの気持ちが残るの方へ急に傾く瞬間。大和さんの顔を勅旨する。大和さんの真剣な視線。
「うん・・・でも見られちゃうんだね・・・全部・・・」
 上目遣いにチラッと大和さんを見る。
「うん・・・でも・・・」
「大和さんだけじゃないよ・・・聖さんにも・・・他の人にも・・・」
 言ってるだけで、アソコが痺れてくる。
「大和なら・・・大丈夫だよ・・・・前の彼女もそうだったし・・・・」
「えっ・・・」
「聖・・・そんなこと・・・」
「こういうの隠してもしかたないんだよ。大和・・・。恋愛ってね。自分をストレートにぶつけるのが一番なんだ・・・。テクニックとか、そういうのじゃ美佳さん・・捕まえられないよ。」
「うん・・・・そうだな・・・聖・・・」
 大和さん?前の彼女って・・・・。
「俺・・・露出とかさせるの・・・好きなんだ・・・恥ずかしがるのかわいいから・・・」
「あっ・・・そうなんだ・・・」
 聖さん、ここまでストレートだと引いちゃうよ・・・。
「でもね・・・美佳さん・・・・」
 聖さんがわたしの顔を覗き込む。さっきまでのふざけた感じじゃない。すごく真剣な瞳。さっきまでが軽そうだっただけにすごく引き込まれる。
「こいつ・・・真剣なんだ。たしかにSだけど・・・俺と違って・・・まだつきあった子っていうか・・・調教した子は一人だけなんだ。いろいろあって別れたけど・・・すごく一人の女を愛するタイプなんだ・・・・」
「うん・・・・」
「大和の気持ち・・・すごく真剣だよ。だから、俺からも頼む。大和ともう少しだけでも一緒にいてあげてほしいんだ・・・・」
「うん・・・・いいよ・・・・」
 自然にわたしの口からこぼれる言葉。
「ありがとう・・・変なことにならないよう俺たちが守るから・・・大丈夫・・・」
「うん・・・・」
 にっこり微笑む聖さんにわたしも緊張した微笑みを返す。
「ありがとう・・・・美佳さん・・・」
 大和さんも私を見てうれしそうに微笑む。でも、現実的に考えるとここで全裸になるんだ。もう、後戻りできない・・・。そう考えると、下半身がジーンと痺れる。会話が止まる。心臓のドキドキ言う音が聞こえるような気がする。
「そろそろ時間です・・・どうしますか・・・」
 黒服の男の人がわたしに問いかける。
「わたし・・・のこります・・・」
 もう、心臓が飛び出そう・・・涙が溢れてくる。脚がガクガクと震える・・・。
「そうですか・・・では、ここに脱衣籠を置いておきます。脱ぎ終わったら、声をかけて下さい。衣服やアクセサリーは店のほうで責任を持って保管いたします。」
 すごく事務的に男の人は脱衣籠を置いて、また他の女の人の方へ行く。わたしは、潤んだ瞳で男の人から大和さんに目を写す。大和さんは、そんな私に心配そうな視線を投げかけた。

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