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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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第5章 車中で・・・・

 枷から解かれたわたしと美奈子さんは中央のテーブルの上で抱き合うようにしていた。まるで仲のいい姉妹みたいに・・・。そして、許しを請うような視線を周りを取り囲むマスター、ひとみ、聡史に送る。でも、彼らは満足そうに私たちを見ているだけ。そう、敗北した私たち・・・・。車は数馬の運転で動き出していた。外を流れる景色はもう高速道路に入っていることを示していた。
 外は完全に日常の景色・・・それがわたしの羞恥心を増大させる。フィルムが貼られている窓・・外から中が見えないといっても、こんな恥ずかしい格好でいる自分・・・。これからの境遇を思うと涙が自然に湧き出してくる。もう、縛られているわけでもない。暴れたり大声を出したりできる。でも、そんなことをしてもなにもならないって思ってしまう。全裸で逃げるわけにもいかないし、運転のじゃまをして事故を起こすわけにもいかない。否定的なことばかり考えてしまう。あきらめの境地で唯一の味方である美奈子さんに抱きつくことしか出来なかった。
「フフ・・・こいつらレズじゃないのか・・・」
「あらっ・・・奴隷どうし仲がいいのね・・・妬けるわ・・・お仕置きしてあげようか・・・」
 聡史は無言だ。でも、言葉のひとつひとつが突き刺さるように感じる。その、震える私の身体を疲れているのに美奈子さんがキュッと抱きしめてくれる。その温もりが狂気の世界の中のただひとつの救いのようにわたしを包み込んだ。

「美奈子さん・・・・」
「大丈夫だよ・・・・」
 小声でささやく。根拠のない言葉。でも、言わずにいられない。それほど、直美さんは弱弱しく見えた。まるで、小さな子供のように震えている。
「うん・・・・」
 青ざめた顔で微笑む直美さん・・・わたしの方が勇気づけられているのかも・・・。
 カシャ・・・カシャ・・・フラッシュが焚かれる。ひとみが私たちをデジカメでとる。
「フフ・・・いい絵だわ・・・もっと笑って・・・」
「ハハ・・・ひとみはプロのカメラマンだから、上手にとってもらえよ・・・」
「今度は唇を重ねてくれる?」
 カメラを構えながらひとみが注文をつける。
「はやくしないか!」
 マスターがわたしの太ももに鞭を当てる。
「あぁ・・・・痛い・・・・」
 でも耐える。その私を心配してか、直美さんが自分から唇を重ねてくる。若い子特有の甘い香り。そして柔らかい唇がわたしの唇を塞いだ。
「うぅ・・・・」
 私たちは目を閉じる。その瞬間、まぶたごしにもフラッシュが焚かれるのがわかる。カシャっていう重いシャッター音、私たちがつかうようなデジカメと違ってプロ用のものだ。その音がわたしの羞恥心を刺激する。
「もっと気持ち入れてみて・・・舌をいれてみようか・・・」
 ひとみが私たちの顔に接近する。そして今度はわたしが直美さんに舌を入れていく。直美さんはわたしの舌を吸うような素振り。そして、舌を絡めてくる。わたしも直美さんの口を吸う。その瞬間を捉えるようにシャッター音。
「そのまま・・・胸とか揉んでみようか・・・・」
 ひとみがわたしの手を持って、直美さんの胸に当てる。わたしはやさしく円を描くように胸をもみ始める。
「うぅ・・・・」
 直美さんの小さな声。またシャッター音と一瞬の光。
「2人とも・・・かわいいよ・・・もっと感情いれて・・・・」
 私の指が直美さんの小さな乳首を捉える。転がすように、つまみ・・・全体を揉む。
「ぅぅん・・・うん・・・・」
 直美さんがかわいい声で囀る。それから、もっとわたしの舌に吸い付く。直美さんが感じてるのがわかる。直美さんの手がわたしの胸をつかむ、ひとみに命令されたわけでもないのに。敏感な部分を指ではさんだままタプタプと揉みはじめる。男の人の愛撫とはまた違った動き。そのやさしい動きに翻弄されるようにわたしの唇もくぐもった喘ぎを洩らし始めた。

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