15
車に戻った私達。あわてて後部座席にすべりこむ。なんかすごく息が上がってる。心臓がつぶれそうなくらいドキドキ鳴っている。
「ちゃんと買ってきたか。」
袋の中を確かめる。上目づかいにその動作を見ている。足りないっていわれたらどうしよう。もう行けないよ。
「まあ、いいだろ・・・」
ほっと胸を撫で下ろす。先輩も同じだったらしく小さく安堵の吐息を吐く。
「じゃあ、次だ・・・」
えっ・・・まだ。そんなこんなこともう出来ないよ。車は走り出す。
「ほら、座席に脚をあげろ。」
私達は言われたとおりにする。あそこが丸見えになる。
「どうだったんだ・・」
ペンライトで2人の秘部を照らす。先輩のは見えないが、私のあそこは感じきった姿を晒していた。
「あっ・・・・はずかしかったです・・・」
「うそつけ・・・こんなに感じやがって・・・この露出狂が・・・・」
「おまえもあのおやじに触られて感じてたんだろ・・・」
酷いことを言われても言い返せない。もう奴隷としての作法が自然と身についていた。
「・・・ごめんなさい・・・」
涙をためて謝ってしまう。理不尽なこと、でも自分がかわいそうって思うほどあそこが痺れてしまう。わたし、本当にこの人たちの言うとおりマゾなの。いままで自分では考えられなかった自分が晒されていく。
「ほら、ご褒美にもうひとついれてやる。また卵型のものをわたしたちのあそこにあててヌルヌルのお汁をつける。こんどは後ろの穴にあてがうとその中に沈めていく。あっ ひっ・・・。わたしのアナルはそれさえも簡単にのみこんで口を閉じた。あそことおしりから垂れるコード。それから、後ろのものにもスイッチが入れられ中で震えだす。
「ああっ・・・んんん・・・」
声が出てしまう。先輩も隣で甘い声を出し始めた。その甘美なBGMの中、男達の笑い声が車内に響き渡った。
「さあ、ついたぞ。」
今度は薬屋さんの駐車場に車が止まった。深夜までやっている大型のドラックストアだった。
「何を買うの?」
おずおずとわたしは矢沢に尋ねる。和田が前から答える。
「おまえらに飲んでもらうものだよ・・・グリセリンっていうんだが・・・・」
「グリセリン?」
「フフ・・・浣腸液だよ」
「浣腸ははじめてか?」
「はい・・・・」
「すぐに好きになる・・・」
想像しただけで真っ赤になってしまう。浣腸ってあの・・・。そんなことされるの?
「ほら、言って来い。5本とイチジク浣腸1ダースだ。
また私達は車の外へ引きずりだされる。今度は最初から前と後ろのものが振動している。その上歩くたびにそれが位置を変える。
「あん・・・あん・・・・」
小さな声がでてしまう。それをこらえると息苦しい。でも、先輩と寄り添いながら明るいお店の方に歩いていった。
お店の中、震える脚で支えあう私達。どうしても、注目を浴びてしまう。すれ違う人が私達に不思議そうな顔を向ける。それから、くぐもった振動音・・・・。でも、私達は薬のコーナーに行く。
「絶対・・ここらへんだよ・・・」
私達は棚を探す。先輩にいわれたところ。わたしにはどんなものか想像できない。
「有里、ないみたい・・・」
絶望的な先輩の声。そこに、白衣の店員が通りかかった。わたしと同じ年くらい・・・ちょっとかっこいい感じ、でも今はそれどころじゃない。
「あの・・・・」
先輩に言わせるのは悪いよ。勇気をふりしぼって店員に声をかける。
「はい・・・いらっしゃいませ・・・」
私達をまじまじとみる。
「あの・・・グリセリンってありますか?」
「えっ・・・ありますよ・・・ここには並べてませんが・・・ちょっと取ってきます・・・」
「あの・・それからイチジク浣腸1ダース・・・」
「わかりました。こっちに。」
ショーケースのある薬のコーナーにつれて行かれる。そして、下でごそごそしたと思うと、薬を取り出す。
「グリセリン・・・です・・・」
「あ・・・あの・・・5本いるんです・・・」
「5本ですか?・・・あ・・・橋本君・・・あのグリセリン取ってきて・・・5本だって。」
隣の店員に指示する。眼鏡をかけた女の店員だった。その人は軽蔑するように私達を見ると、どこかに走っていった。たぶん、何につかうかわかってるんだ。
「それから、イチジク浣腸ですが。いろいろサイズとかありまして・・・」
何個かショーケースの上に並べる。冷静な店員の対応が、恥ずかしくなる。たぶん、この人もわたしたちが何につかうかわかってるんだ。
「あの・・・Lサイズで・・・・」
「はい・・・わかりました・・・」
テキパキと浣腸を12個レジに置く。でも、さっきの人まだ帰ってこない。
「でも、顔色わるいですよ。」
責め続けるローターに油汗が浮かんでいる。その顔を彼は覗き込む。
「あの・・サンプルのビタミン剤いれときますね・・・」
そしてあの店員が帰ってくる。不満そうな顔。私達にあからさまに変態を見るような視線を向ける。
「じゃあ、これだけですね。」
ビニール袋をひったくるようにして、2人ともよろよろと歩いていく。その後ろから軽蔑するような視線がつきささるようにも感じられた。
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