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闇縄悪夢

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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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「ヨシトくん。今日の沙羅女王様の予定は」
「十一時から入っていますが。」
「じゃあ、あと二時間は空いているんだね」
「聞いてみましょうか?」
「いや、私が頼んでみる」
 彼は私の前で若い男と話をすると、部屋を出て行った。そしてしばらくして赤いエナメルのボンテージに網タイツの綺麗な女の人と一緒に部屋に戻ってきた。彼女は私の前に屈むと私の顔を凝視する。その吸い込まれそうな目に私は思わず目を伏せた。
「ふぅん。」
「ちょっと彼女を見て欲しいんです。」
「名前は?」
「・・・・・」
私は俯いたまま黙り込む。緊張して声が出ない。
「名前はって聞いてるのよ。」
 大きな声。どうしよう。
「さやか・・・です。」
「どうして座ってるの?私が立っているのに?」
 慌てて立ち上がり絨毯にひざまづく。
「じゃあ。御願いするの。沙羅さま、淫乱なさやかを調教してくださいって。」
「あの・・・沙羅さま・・・淫乱な・・・さやかを調教・・・して下さい。」
 私はそのままの姿勢で棒読みのように言った。
「土下座するのよ。ちゃんと頭を床に付けてね。」
 私の背中を押して、ピンヒールで頭を踏みつける。私の頭が土足で誰もが歩き回る床に付く。
「はは・・・よく出来たわね。じゃあ特別に調教してやるわ。十一時までの暇つぶしだけどね。嬉しいでしょ。淫乱なさやか?」
 マネージャーが沙羅様に耳打ちをした。
「え・・・今日が初めてなの。それに処女?それなのにこんなマゾの顔しているの。恥ずかしいわね。」
 彼女は私を珍しいものを見るように見て、嘲るように笑った。そして、私に立つように命令するとプレイルームの方に歩き出した。私には、その後について行くしかないように感じられた。

 沙羅さまがプレイルームのドアを開ける。私は背中を押されるようにその中に入った。窓のない暗黒であった。パチンというスイッチの音がして、突然電気がついた。落ち着いたダウンライトに照らされた部屋の全貌が明らかになる。
 その部屋には日常生活に必要なものなど何もなかった。天井から伸びた鎖、中央にある開脚台、壁にはいろいろな種類の鞭が掛かっている。棚には男性を模った道具や巨大な注射器、何に使うかわからない薬品類が並んでいた。入り口の反対の壁にはエックス型に材木が組んであり、そのそれぞれの枝に腕や脚を固定する金具がついていた。部屋の隅には木馬や使い方のわからないような道具、機械が明かりから遠い為、薄い闇にたたずんでいる。それの責め具たちが私を見て含み笑いを浮かべているように感じる。そして、私はいままで写真でしかみたことがないものが現実にある衝動に夢の中にいるような気分に陥りその場で放心状態になっていた。
 その私を沙羅様が部屋の中央に誘う。ちょうど、鎖の釣り下がったあたり。正面に大きな姿見がある。そこに映っているわたし。普通の服なのに顔にはこげ茶色のマスクを被っている。目と鼻と口だけが外に出ている。その滑稽な姿を自分ではないものを見るような眼で眺めていた。
「奴隷のくせに、何故服を着ているの?」
 沙羅さまのささやくような声に私は我に返った。
「あの・・・」
私は口篭もってしまう。顔を伏せながら上目遣いに沙羅様を見る。正直言って、今日はお話するだけのために来たのだった。断って帰ろうと決心する。でも、沙羅様の目を見ると私は金縛りにあったように何も言えなくなってしまった。
「すぐに脱ぎなさい。」
 厳しい口調で命令される。私はその声に怯えたように、スーツの上着を脱ぎ始めてしまう。自分の身体が何かに操られているように、上着を足元に置くと、今度はブラウスのボタンに震える手をかけた。ひとつ外すたびに私の前がはだけていく。すべて外し終わると、肩からブラウスを抜き取るようにして、床に置いた。次にスカートに手をかける。
 そこで、私の手が静止した。そうだ。今日は、履きふるした普通の下着だった。こんなことになると思わなかったからそこまで気がまわらなかった。たぶん、ピンクのショーツの陰部にあたる縫い目には表から見てわかるくらいの黄色い染みが付いているはずであった。それに、ここに来てからの妄想で新たな染みが着いているかもしれなかった。
 また、夏も終わっていたので毛の処理をあんまりしていなかった。もしかしてはみ出しているかも、どうしよう。私は許しを求めるように沙羅さまを見る。しかし、許してくれそうもない厳しい目だった。
「ぐずぐずしないで、時間もないんだから。」
 そして、苛立つように言われる。何故か私の一番の恐怖は陵辱されることよりも、沙羅様を怒らせることにすりかわっていた。それに私の喜びは沙羅さまに誉められることに。沙羅様の言葉に反射的にスカートのホックを外してしまう。スカートが足元にストンと落ちた。それをたたみもせずに、ブラウスを脱ぎ、後ろに手を回しブラのホックを外す。肩から紐をすべらせると、白い双乳がこぼれ、覆っていたものが落ち葉のように床におちた。私はショーツの脇に指を入れると前かがみになって躊躇する。沙羅さまの顔を見ると、早く脱ぎなさいって言っているよう。私は目を閉じて、覚悟を決めると一気にそれらをずり下げていく。そして足首まで来ると靴を脱いで片足ずつ脱いで丸めたまま床に置いた。
 両足をこれ以上ないくらいぴったりとじて、それだけでは足りないように片手で胸を隠し片手で股間を隠す。もう耳まで真っ赤になって目を閉じて俯いていた。いくら同性といっても恥ずかしすぎる。どうしよう。身体がぶるぶる震える。
 沙羅さまははにかむ私の身体を見ながら、私を中心にしてその周りを歩く。その視線を感じる度に私の身体がビクッとなる。沙羅様はハイヒールに私の脱いだストッキングがひっかかる。それを汚いものを触るかのように摘み上げた。ストッキングの中から下着を取り出す。
「あっ・・・それは。」
「なぁに。この染みは。」
 彼女は小さくなったそれを伸ばし、股に当たる部分を念入りに確かめる。ちらっと覗き見るとそこには明らかに染みが付いている。それも真新しい染み。
「湿ってるわ。どうしてなの。」
 私の顔にそのショーツを押し付ける。私はなにも言えず目を閉じるだけであった。沙羅様の語尾が怒気を含む。
「あの・・私が淫乱だからです。」
 泣きそうな声で私は答えた。
「ふぅん。そうなの。でもどうして何もしていないのに濡れるの?」
「いろいろ恥ずかしいこと想像して・・・・」
「どんなこと?」
「縛られたり、鞭で叩かれたり・・・」
「それだけ?」
「バイブを入れられたり、浣腸されたり・・・」
「そんなことして欲しいの?」
「はい・・・・」
「恥ずかしいわね。」
「・・・・・」
「いいわ。お望みどおりにしてあげる。」
 沙羅様が私の偽りを一枚一枚剥がしていく。私の顔は涙腺が壊れたように涙でグシャグシャになっていた。沙羅様が私に向かってやさしく微笑む。さっきの厳しい表情からは想像もできないような柔らかく包み込むような笑顔。私は自分が生まれ変わったかのような安心感を感じていた。
「じゃあ、手を上にあげなさい。」
「はい。」
 私は両手を上に上げる。ちょうど鎖から伸びている手錠の辺りに手首がいく。胸が楕円形になるくらい伸び上がった形。沙羅さまが私の手首に皮手錠を架けるのをじっと待っていた。それから、沙羅様は私の左足の膝あたりに赤い綿のロープを縛り付ける。慣れた手つき。それから、そのロープの反対側を天井の梁に放り投げる。ロープは梁を伝って戻ってくる。沙羅様はそれをゆっくりと引っ張り始めた。私の左脚が上に上がっていく。私がバランスをとれる微妙な位置でロープを止めるとそれを開脚台に縛り付けた。私は恥ずかしいところを露にした格好になる。
「恥かしい牝犬のアソコ見てあげるわ。嬉しいでしょ。」
 私はコクリと首を縦にふる。
「黙ってちゃわからないわ。ちゃんと言葉で言って。」
「はい。はしたない・・さやかの・・・恥かしいアソコ・・・ご覧下さい。」
 秘部に炙られるような熱いものを感じる。こんな格好で恥かしいことを言わされて、私の身体は感じているのだった。
「私はアソコでいいんだけど、貴女は違うの。どう言うか知ってるでしょ。」
 私の秘部を軽くつねりながら言う。もしかして・・・。そんなの言えないよ。生まれてから一度も口にした事の無い言葉だった。
「・・・・・・」
 黙りこむ私の秘部を抓る手に力が込められる。
「何ていうの。ここ。」
「お・・・まん・・こ。」
 かすれた小さな声。
「きこえないわ。」
「おまんこ。」
 少しはっきりした声がでる。もう恥かしくて顔から火が出そう。でも、それくらいで許されない。
「じゃあ、もう一度御願いするの。」
「はしたない・・さやかの・・・・恥かしいおまんこ・・ご覧になってください。」
「はは、そんなことよく平気で言えるわね。本当に恥かしい娘ね。いいわ。そんなに見て欲しいのなら見てあげる。」
 沙羅様が私の亀裂を剥くようにして中を覗き込む。もうそこは恥かしいほど濡れていた。際限もなくジュワンと湧き出してくる。沙羅様が亀裂を開くようにすると、中からトロトロと零れ落ちた蜜がピンと筋が伸びきった内股を伝いはじめた。
「あぁ・・・あん・・・・」
「トロトロだね。本当に淫乱ね。」
 沙羅様は私の亀裂に指を浅く沈めていく。チュク・・・入るときに恥かしい音が鳴る。背筋がゾクゾクするような快感が走る。脚が萎えそう。でも、座れない。ブルブルと脚を震わせながらその快感に耐える。
「あら、指が汚れちゃったわ。貴女の汚いお汁で。」
「ごめんなさい・・・」
 謝ることしか出来ない。
「お仕置きね。私の手を汚したんだから。」
「お仕置き?」
「そう、御願いするの。お仕置きしてくださいってね。」
「あの・・・淫乱なさやかは・・・汚いおまんこのお汁で沙羅さまの・・・尊い手を汚してしまいました。どうか・・・お仕置きしてください。」
「よく言えたわね。じゃあご希望通りお仕置きしてあげる。」
 沙羅様が壁の方に行き鞭を選び始める。まず刺のついた鞭を手にする。あんなので叩かれたら・・・。私の胸に不安が走る。彼女はその鞭を再び壁にかけた。それから、いろいろと手にとってしなり具合などを試す。その度にその鞭で打たれることを想像してしまう。最後に沙羅様は先の割れた短い鞭を手に取りこちらに戻ってきた。
 私は本やインターネットで先の割れた鞭は音がすごいけどあんまり痛くないって知っていた。すこしほっとする気分。沙羅様は私の胸に鞭を押し付けるとどこを叩こうかというようにそれを身体にを這わせ始める。それが臀部で止る。少し身体から離れたかと思うと、パシッ乾いた音がする。
「はうっ!」
飛び上るほど痛い。痛くないなんて嘘。叩かれたところがジーンとする。本能的に身体を捻って逃げる。でも鎖が短いから身体を回すことしか出来ない。それに鎖がよじれて前よりもすこし高くなってしまう。それに、脚が引っ張られてさっきより開いてしまう。沙羅様は続けて鞭を振り下ろす。私はその度に回る。お尻の痛みだけでなく、身体が伸びるので手首に皮手錠が食い込む。逆に回ればいいの。でも、それが出来ない方向から鞭が飛んでくる。私は、ハウッハウッと叩かれる度に低い悲鳴をあげるだけしか出来なかった。
鞭の嵐がやむと私は目をあけて振り返るように顔を後ろに向ける。かわいそうな私のお尻を覗き見る。よく見えないが、どちらかといえば色白の臀部はピンク色に充血していた。縦横に小さな蚯蚓腫れが走っている。私はまだ痺れているそこを確認すると、そっと沙羅様のほうへ視線をあげ、許しを求めるような媚びた目で彼女を見つめた。
「こんなに叩いてあげたのにまだ足りないの?」
「ち・・・きゃうぅぅ・・・」
 しゃべろうと思うと腫れたところにまた鞭が飛ぶ。
「黙ってたらわかんないわ。嬉しいのね。」
 私はコクリとうなづくしかなかった。
「そうでしょう。やっぱり貴女は変態のマゾだわ。いいわ。もっと叩いてあげる。」
 彼女は皮の上着を脱ぐ。胸の部分の空いた皮のブラとマイクロミニに網タイツといった格好になる。その胸の中央はピンと上を向いて屹立していた。沙羅様の顔が少し上気しているのを感じる。沙羅様も感じてるんだそう思うと鼻の奥がジーンとなるような痺れを感じた。
 私を撫でていた鞭が背中で止まる。私は身体を堅くして次の打撃を待つ。なかなかこない。すこし油断して力を抜く。パシッ。そこに鞭が襲いかかる。痛すぎ、目から涙が出る。その痛みに今度は本気で逃げる。でも捻れた鎖はもう動かない。逃げ場を失った私の背中に鞭の雨が降り注いだ。
 次に鞭は私の脇腹を伝い胸までくすぐるように這っていく。被虐の喜びで屹立した乳首をゆっくりと弄ぶと、いきなり離れそこに叩きつけられた。胸がブルンと振るえる。痛い・・・息が出来ないほど・・・。私は声にならない悲鳴を上げる。その痛みも治まらないうちにもう一方にも振り下ろされる。
「ぐぁ・・・・」
 みっともない声を上げて体を捻る私を沙羅さまは嘲るように笑う。それから、私にとどめを刺すため鞭の先はお臍をいたぶったあと私の一番やわらかい部分に降りていった。
片足はつられて股間は無防備に開いていた。その敏感な部分を鞭の先がサワサワと弄ぶ。こんな敏感なところを叩かれたら・・・わたし・・・。泣きそうな顔で沙羅様を見る。沙羅様は静かに首を振ると、目を見開いて渾身の力で鞭を下から叩きつけた。
「ぎゃぁぁぁぁ!」
 私の口から断末魔の悲鳴。私は痛さで両足を浮かせる。手首だけでぶら下がる形。捻れた鎖がもとに戻ろうとする。全体重を受けている手首に皮が食い込む。痛い。私はそれでも立つことは出来ず。ぶらさがったまま、沙羅様のまえでブラブラと揺れることしかできなかった。沙羅様の哄笑が部屋に木霊した。
 鎖からはずされた私はその場に崩れ落ちた。しかし、まだ許されたわけではない。私の前に沙羅様が仁王立ちになる。
「この奴隷はお仕置きのお礼も言えないの?ほんと素質ないわね!」
 私は沙羅様を見上げる。
「あ・・・・さやかにお仕置きをしていただいてありがとうございます」
 自分から土下座をする。身体が震える。それは屈辱というものではなく別のもの。支配される喜びに震えていたのだった。
 その後、私は頭を上げると両腕で自分を抱きしめるようにしていた。そうしていないと自分がバラバラになりそうだった。私の目から何故か涙が零れる。あとからあとから熱いものがこみ上げてくる。悲しいとかそういうのではなかった。いままでの私を洗い流すような・・・。私はその場で肩を震わせ続けた。
「うっ・・・うっ・・・うっ・・・」
 嗚咽を上げる私の傍らに沙羅様がしゃがみ込む。やさしい微笑みを浮かべて私の肩を抱く。私が顔を上げると、沙羅様の顔が近づいてくるのがわかった。私は目を堅く閉じた。唇に柔らかいものと吐息を感じる。柔らかく濡れたものが私の唇をこじ開ける。私が少しづつ唇を開いていくと待ちきれないようにそれは口のなかにすべりこんだ。私の舌を絡めるようにそれは動き出す。私はされるままに口を吸われつづけた。
 長い間、唇を重ねていた。私の涙はもう止んでいた。暖かいようなくすぐったいような感じが私を包み込む。私は目を開けると沙羅様に向かってニッコリと微笑んだ。沙羅様も私を見て微笑む。さっきまでの冷たい顔からは想像できないような愛を感じる。私は子供のように沙羅様の胸の中に包まれた。沙羅様の鼓動が聞こえる。それが、私に安心感を与える。私は奴隷としての喜びを感じていた。
「さあ、そろそろ立つんだ、いんらんなさやか」
「はい・・・・」
 私はその場で立ち上がった。もう、どんないやらしいことでも出来そうな気がした。沙羅様は甘美な麻薬のように私の心を侵略していくのであった。

「次はこれだね」
 私の前にピンク色の男性をかたどったもの。
「嬉しい?」
 わからない。でも、首を縦に振る。
「嬉しいの?ほんと変態ね」
 嬉しそうに沙羅様が言う。
「でも、さやかは処女だったね。じゃあ、こっちにしようか」
 さっきより細くて長いもの。棒の部分が段々になっている。それがアナルバイブであることはインターネットで知っていた。
 沙羅様は、私を4つんばいにさせ片手で私の陰部を弄りながら、オイルを縫った指で後の穴をほぐしはじめる。
「あぁっ」
 声が自然に出てしまう。興味はあったがいままで排泄器官としてしか存在しなかった穴。その未知の感覚が開かれようとしていた。沙羅様はバイブにオイルを塗ると、私のお尻に当てた。
「息を吐いて、力を抜くんだよ。初めてはきついからね」
 沙羅様がそれを私のお尻にねじ込んでいく。最初は痛いって感じ。私の身体が未知の挿入感を拒む。
「力を抜きなさい!」
 沙羅様は私のお尻を平手で叩く。パシッて音が鳴る。私の身体の力が一瞬抜ける。そのすきをついて固いものが体の中に入ってきた。
「あっ・・はぁぁん・・・・」
 お尻から異様な刺激。それは今までに感じたことのないものだった。私の背中が反り返る。お尻は思っていたよりもたやすくバイブを飲み込んでいった。
「痛い?」
 沙羅様が私に聞く。私は力無く首を横に振った。もう痛くない。それより人間として一番はずかしいところを責められている屈辱とお尻からこんな快感がわき上がることに驚きを感じてしまう。恥ずかしいけど気持いい。生殖と関係のないこんな排泄器官で感じてしまうなんて。自分が本当にマゾで変態だと自覚してしてしまう。
「あ、もしかして感じてるの?初めてなのにこんなところで感じるなんて本当にマゾだわ」
 沙羅様が私の考えていることに追い打ちをかけるように言う。それから、そのバイブを出し入れする。もちろん腸壁をこね回すようにだ。
「はぁ、あ・・・あぁん・・・・はぁっっっ」
 もう声が出るのを止められない。特に抜くときの感じがたまらない。身体の芯が抜き取られるような脱力感。それから、腸壁からの刺激。我慢していないとオシッコを漏らしてしまいそう。
 私は甘い声を上げながら、腰を動かす。最後の理性がバイブの腸壁を擦るのから逃れようとするのだが、それが喜んでお尻を振っているように見えてしまう。
「フフフ、喜んでるの?本当に貪欲なマゾだね。本当ならお仕置きなんだけど、今日は特別に許してあげる。だから、お尻ではしたなくいっちゃいなさい」
 沙羅様のあざけり。遠くで聞こえるみたい。もう私は牝犬のように恥ずかしく喘ぎながら快楽に身をくねらせることしかできない。沙羅様の声がもっと遠くなり、私は身体を痙攣させた。

 トントン。部屋をノックする音。さっきの若い男の人が沙羅様を呼ぶ。
「沙羅様。そろそろお時間です。」
「えっ。もう・・・・」
 沙羅様は恨めしそうにドアの方を見て立ち上がる。そして、思い出したように私を振り返る。
「来週も来るんだよ!」
「はい・・・・」
「私が淫乱なさやかにぴったりのご主人様を紹介してあげるわ。」
 そういうと、携帯を手に持ち、番号を探し始める。沙羅さまの手が携帯の画面の光で青く光る。
「あ・・・真吾・・・わたし。」
「来週金曜日あいてる?」
「うん・・・貴女にぴったりの玩具みつけたの。」
「なんでもするって。」
「うん・・それに処女だって」
「かなり変態かなぁ」
「うん・・・・うん・・・・。」
「20万で・・・・うん・・・予約入れとく・・・。」
「わかった!じゃあね。」
 沙羅様は携帯を耳から話すと、それを折り畳んだ。私の方に妖しく微笑む。
「契約せいり~つ。あなたの処女、20万だって。真吾って言って駆け出しの調教師よ。ハードな調教が好きなんだけど。堪えられる?」
 沙羅様は堪えきれないように笑い出す。
「嬉しいでしょ?変態マゾのさやか・・・」
「あの・・・・」
「なにか言いたそうね?」
「あの・・・・お金なんて・・・・」
「えっ?何言ってるの?」
「お金なんて要りません。私・・・虐められるだけで・・・」
「何様のつもり?」
 沙羅様が大きな声を出す。すくみ上がった私に追い討ちをかける。
「貴女はお金で買われる淫売なの!わずかなお金で何でもする変態なの!虐められるだけで?笑わせるんじゃないよ!」
 そして、震え上がる私に財布から一万円札を抜いて投げつけた。私はそれを拾い上げ、また肩を震わせ始めた。
「じゃあね。淫乱なさ・や・か。また暇なときに虐めてあげるわ。」
 沙羅様は泣き崩れる私に背を向けると、モデルのように優雅に歩き部屋を出て行った。それで、私は真吾様に身を捧げることになったのだった。



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