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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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30

 その後もわたしたちは精奴隷として扱われる。
 あきることなくわたしたちの身体を苛む4人の男たち。
 何度も鞭で叩かれ、縛られ、いろいろな道具で責められる。
 そして、嫌悪感をもちながらも、感じてしまう。
 それを男たちの哄笑がつつむ。
 約束の時間を待ちわびるわたしたち。
 でも、その時間は容易く延長される。
 もう、人形のように虚ろな瞳で男たちを見るわたしに、終了の合図が告げられる。
 泥のように倒れるわたしを早紀さんが強く抱きしめる。
 わたしひとりだったら狂っていたかも…
 沢水とバーコードは再びわたしを呼ぶ方法を聞く。
 今度は1人で楽しみたいということらしい。
 もし、密室で沢水と2人きり…
 そんなことになったら…
 でも、綾菜さまはそんなわたしの気持ちも知らずに、わたしの名刺を渡し、値段の交渉をする。
 私はM娼婦にされてしまったんだ。
 これからも、好きでもない男に虐められ、抱かれるんだ。
 華やかな世界にいて、国民的アイドルアナウンサーだったわたし。
 それが、少なくないとはいえ、お金でどんなことでもすることになってしまうなんて。
 また目に涙が溢れ出す。
 金髪デブもどさくさにまぎれて、早紀さんの名刺を請求する。
 営業スマイルで遠慮なく綾菜さまがそれを渡す。

 帰りの車の中で、泣きじゃくるわたしを早紀さんがやさしく抱きしめる。
 綾菜さまは前の席で、スマホをいじるだけ。
 奴隷として生きていくしかないわたし。
 もう、彼にも会わす顔はない。
 愚かなわたしの性癖。
 それがすべてを壊してしまった。
 アナウンサーとして華やかだった過去も希望に満ちた未来も・・・
 でもその先に絶望ではなく、甘美な世界が広がる。
 もうどうなってもいい。
 最低の奴隷に落ちるしかない。
 キュッと背筋に痺れるようなものを感じる。

 涙が止まった私を早紀さんはやさしく抱きしめて、
 わたしたちは唇を重ねあった。
 

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