03
彼との新居は、郊外にあるお城みたいな豪邸。
なんでも、おじいさまが建てたっていう洋館。
部屋とかの数も数えたことないけど、
とにかくすごいお屋敷。
でも、彼の家族とか一緒じゃなくて、
あくまで、彼と2人で住んでいる。
彼の話によると財閥を継がないで、自分の事業を始めた彼はただいまプチ勘当中らしい。
あっ、でも・・・・
これだけの大きなお屋敷だから、
わたしたちだけってわけじゃなく。
2人の住み込みのメイドさんが働いている。
お手伝いさんって感じじゃなく、
あくまでメイドさんだ。
一人は早紀さんと言って、
わたしよりちょっと年上。
クールな美人って感じかなっ。
すごい静かにテキパキしてて・・・
家のこと何でも仕切っているっていうか。
そんな感じ・・・
もう一人は彩菜さん。
メイド喫茶とかにいそうな感じ。
髪の毛もくるくるで、
それからドジッコ。
いつも早紀さんに説教されてる。
年はわたしと同じだから、
いろいろ話をしたりするけど、
基本的におっとりしてて、天然。
ってわたしの口から出るくらいだからよっぽど。
家のことは2人でしてくれるから、
私は何もすることがない。
でも、時々彼のために手料理作ったりするくらいかな。
自分の部屋の掃除と・・・・
早紀さんがやるっていうんだけど、
それくらいは自分でやらないと・・・・
っていうか。
人にやってもらうことに慣れてないっていうか。
自分でやらないと落ち着かない。
早紀さんがやると、ホテル並にきれいになるのはわかってるんだけどねっ。
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