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私は胸とあそこを隠して歩く。
みんながわたしを振り返って見る。
それぐらい街にそぐわない格好。
薄い競泳用水着はワンサイズ小さくて・・・・
わたしの身体に激しく食い込む・・・・
中は全裸だから、胸の先の形もくっきりと現れている。
「似合ってるジャン。
嬉しいでしょ????
服貸してもらえて」
あゆみが意地悪く言う。
「はい・・・ありがとうございます」
真っ赤な顔であゆみを見る。
「じゃあ、タクシー拾ってくれる???」
愛香がわたしに言う。
えっ???こんな格好で????
後ろから通りの方にあゆみがわたしを押す。
通りに向かって手をあげる。
通りを走る車に晒されるわたし・・・・
車に乗ってる人はみんな驚いた目でわたしを見る・・・・
恥ずかしいよ・・・・
でもタクシーは止まらない・・・・
かわりに黒塗りのワンボックスが止まる・・・・
黒に炎のペインティングの車・・・・
一目みただけで不良っぽい人たちが乗ってるような・・・・
窓を開けてわたしに話しかける・・・・
でも、後ろの愛香たちが睨みつけると、あわててその場から去っていく・・・・
この子たちって一体・・・・
そのうちタクシーが1台止まる・・・・
好色そうな中年の顔が覗く。
舐めるような視線がわたしの身体を舐める。
そして、ドアが開く。
わたしが乗り込むと、彼女たちも入ってくる。
助手席には2人
私の横に2人が乗り込む。
前で愛香が行き先を告げる。
タクシーはドアを閉め走り始めた。
ルームミラー越しに中年男の視線がわたしの身体に突き刺さった。
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