30
突然、ドアが開いて女の人が入ってくる。
でも、排泄は止められない。
その人を目で追うだけ・・・・
「カメラで見てたんだけどさ。
困るんだよね。
お部屋汚されちゃ」
ピンヒールの踵でわたしの背中を踏みつける。
「ご・・・ごめんなさい・・・」
見上げると、髪がショートの30歳くらいの妖艶な女の人・・・・
右唇の端が吊りあがっている。
完全にSの表情・・・・
「オーナー・・・ごめんなさい。
こいつら堪え性のないマゾなの・・・」
愛香が女の人に言う。
「まあ、いいわ。
あなたたちは未成年だから・・・・」
わたしの方を睨む。
「でも、この子は大人よねっ。
こんなことして恥ずかしくないの?」
グリグリと背中の肉の少ないところをヒールで踏みつける。
「ごめんなさい・・・・」
そのとたん最後の便が落ちて・・・
洗面器の液があふれる・・・・
「きたないわねっ!」
わたしの髪をつかんで、洗面器の傍に顔を近づける・・・・
「ごめんなさい。ちゃんと掃除します・・・・」
許しを乞うしかない・・・・
「いわれなくてもやってもらうわ。
それから、このお部屋、今日はもう使えないわね」
「あぁ・・・ごめんなさい・・・」
「ちゃんとその分は責任とってもらうからね」
もう、顔の直前に洗面器・・・・
髪の毛がつきそう・・・・
「お金ならあとで払います・・・」
「ふぅん、でもそれはダメ」
「あぁ・・・・」
「ここで、その分働いてもらうからね」
手が離される。
顔を上げるわたし・・・・
「じゃあ、ついてきて・・・」
わたしは、身体を隠しながら、オーナーと呼ばれる女の後につき従った。
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