22
「いくよっ」
ビニールのカーテンを捲り上げる愛香・・・
人がたくさん歩いている表の雑踏が目に入る・・・
手で大事なところだけ隠す・・・・
このまま、裸で町を歩かせるつもりなの?
「でも、警察とかに捕まっちゃうんじゃない?」
助け舟を出すあゆみ・・・・
「京子、今日、体育あったでしょ」
「うん・・・・」
「体操服貸してやりなよ」
「やだよっ。マゾのマン汁でよごれちゃうじゃん」
おとなしそうな京子が言ってるとは思えない言葉・・・
「それより、あゆみも水泳部でしょ。水着とかもってないの?」
「持ってるけど。競泳用水着じゃ。おかしいっしょ」
京子とあゆみが口げんかを始める・・・・
どっちにしてもわたしが着てたらおかしいと思う・・・・
それに、この子たちの服ってサイズが違う・・・・
たぶんSサイズ・・・・京子のはSSサイズかも・・・・
「じゃんけんで決めたら?」
愛香が言う。
「しかたないなぁ」
あゆみが京子に向かい合う・・・・
「一回勝負っ。最初はグー、じゃんけんホィ」
早口で言いながらグーを出してもう一度グーを突き出すあゆみ・・・・
京子はあわてたようにチョキを出す。
「京子の体操服に決定!」
あゆみが勝ち誇ったように言う。
「だめっ。ずるいよ。3回勝負」
京子が口を尖らせる。
「マゾ奴隷からもお願いしなっ。裸であるきたいの?」
絵里菜がわたしのおしりをつねる。
「体操服・・・・貸して下さい」
わたしをチラッと見る京子・・・・
何考えてるかわかんないけど、意地悪そうな微笑・・・・
「しかたないわねっ」
京子が赤いスポーツバックをごそごそとし始める。
ジャージだったらいいけど・・・・
でも、京子が取り出したのは紺のラインが入った半そでシャツと紺のブルマ・・・・
「汚したら承知しないよっ。前と後ろにバイブ突っ込んで鞭で百叩きだからね。」
わたしは服を手に取る・・・
「ありがとうございますは?」
絵里菜がおしりをつねる手に力を入れる。
「あ、ありがとうございます」
「早く着なよ」
わたしは体操着を着始める。
シャツに首を通して・・・・
やっぱちょっとキツイ・・・
二の腕に食い込む袖・・・・
お腹もおへそが見えるくらいの長さになる・・・
ノーブラだから胸の先の形が浮き出る・・・
それからブルマ・・・
これもSサイズ・・・・
おしりが半分くらいしか隠れない・・・・
それに食い込みがきつい・・・・
「やだぁ、伸びちゃうよぉ」
京子の泣きそうな声・・・・
「もっとちゃんとあげるのっ」
あゆみがブルマの両側を持っておもいっきり引き上げる・・・・
「あぁ・・・・」
同時に京子がわたしのあそこをなぞる・・・・
「それに、湿ってるよ。もう・・・」
「ごめんなさい・・・」
謝ってしまうわたし・・・・
「もう、新しいの買ってもらうもん・・・」
すねたように口を尖らせる・・・・
「じゃあ、行こうかっ。いつものとこ」
「うん」
カーテンが開けられる・・・・
「ついてくるのよ。ちょっと離れてねっ」
「うんうん、こんな変態が連れだってバレるとヤバイし」
そういって外に飛び出す彼女たち・・・・
わたしはその恥ずかしい格好のまま、若者の街の雑踏へと歩みを進めた。
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