11
「お願いされてやるぜ。朝のオマンコもよかったしな」
若い男が首輪を取る・・・
首を覆うような太い首輪・・・・
愛玩犬用じゃない・・・
明らかにSMの道具・・・・
銀の金具が光っている・・・・
わたしは髪の毛を書き上げて顔を上げる・・・・
首輪がつけやすいように・・・・
「素直じゃん」
さからっても仕方ない・・・・
奴隷を演じるしかない・・・
わたしが小説に描いているようなマゾ奴隷のように・・・・
太い皮が巻かれる・・・・
そのまま締められる、圧迫感をもって・・・・
もっと緩いと思ってた・・・・
そのまま2本のベルトが締められる・・・
簡単に解けないようになっている・・・
正面の鏡にわたしの姿が映る・・・・
ネットのSM画像のような姿・・・・
「にあってるじゃん。かわいいよ」
鎖の根元の部分を掴んで、わたしを引き寄せる摩耶さん・・・
至近距離でわたしの顔を見る・・・・
わたしも、目をそらすことができない・・・
それにしても美人・・・
そして、吸い込まれそうな黒い瞳・・・・
その瞳がもっと近づく・・・・
唇がわたしの唇に触れる・・・・
わたしは目を閉じる・・・
摩耶さんの舌が唇の間から滑り込んでくる・・・・
「うぅ・・・」
小さく呻きながら、わたしも舌を絡める・・・・
同性とこんなのしたことない・・・・
それにこんな甘美なキス初めて・・・・
元彼とのキスもこんなに身体がしびれるような感覚はなかった・・・・
それから、首筋から身体に這っていく指・・・・
まるで、わたしの感じるところをしっているかのように・・・・
わき腹・・・お腹・・・・下腹部へと進んでいく・・・
身体がすごい熱くなっていく・・・・
「あぁ・・・・」
「かわいいよ。独り占めしたいくらい」
唇を離して、微笑む摩耶さん・・・・
ゾクッとするような微笑・・・
それだけで、服従してしまう、まるで女王蜂・・・
「だめだよ。俺らも楽しみにしてたんだから・・・栞の調教って抽選なんだぜ」
ミノルが不満そうに言う・・・
「そうだったわね。じゃあ、次の抽選にも参加するわ」
「でも、100人待ちだっていうよ。こんなかわいい子久しぶりだからね」
100人待ち・・・・
そんな・・・・
「30日だから、もう回ってこないですよ」
冷静にジンって人が言う・・・
わたし、こんな風に毎日、違う人たちに・・・
「最初でラッキーだな。1ヶ月後はボロボロだぜ。あらゆる変態行為されてさ」
「でも、そんな栞もみてみたいわ」
もう一度ぎゅっとだきしめられる・・・
わたし・・・どうなっちゃうの?
それを引き離すジンさん・・・・
縄を手にしている・・・・
とりあえずわたしの胸の上にあてられる麻縄・・・・
チクチクとした感触・・・・
後ろを一度回って下へ・・・・
胸がギュッと搾り出される・・・・
「あぅ・・・・・」
「こういうのされたかったんだろ。小説読んだぜ。フフ」
そう、わたしの小説の主人公は縄で縛られる・・・・
ネットで見たSM画像・・・・
実際に綿ロープでしかしたことがない・・・・
それに自分で縛るのとは全然ちがう・・・・
壊れそうなくらいきつい縛り・・・・
息苦しいくらい・・・自然に息が荒くなる・・・・
でも、胸の上下を何往復もする縄・・・・・
腰にも別のロープが巻きつけられる・・・・
「感じてるぜ。嬉しいんだろう?」
男の言葉に首を左右に振る・・・・
「じゃあ、こうしてやろう」
股間を通る縄・・・・
後ろからギュッとひっぱられる・・・・
ちょうど作られた瘤があそこに食い込む・・・・
爪先立ちになるけど、避けられない・・・・
「あぁ・・・あん・・・・・」
私が腰を振るのを楽しむようにジンさんが縄を上に引く。
「嬉しいだろ?」
「あぁん・・・だめっ・・・」
恥ずかしいくらいに硬くなった胸の先を摩耶さんが舐める・・・・
「ひっ・・・・あぁん・・・・だめっ・・・だめなの・・・」
甘い声でもだえるしかない。
「こいつ真性だぜ。」
ミノルがもう一方の胸にむしゃぶりつく。強く胸をつかんで先に舌を這わせる。
澤木の手がわたしのお尻に爪を立てる。そのまま後ろに座り込みわたしのお尻を左右に開く。
「あ・・ぁあん・・・はぁぁん・・・」
悩ましげに身体をくねらせて悶えるしかない。
その動きを縄がとらえ、新たなマゾの快感を呼び起こす。
「こんなに感じてちゃ。もたないぜ。」
胸の先に歯を立てながら笑うミノル。
自分でもどうなってしまうのかわからない。
その底なしの恐怖と快感に身を委ねるしかない。
わたしは、甘い声をあげながら、彼らに翻弄され続けるしかなかった。
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