8
縄から降ろされた先輩はくったりと床に横たわっている。和田のあと、前田が先輩の身体を蹂躙したのだった。でも休む暇なんて与えられない。前田が麻美先輩の前髪をわしづかみにして立たせる。
「休んでるんじゃない!!」
「はい・・・・」
先輩の弱弱しい声。脚がガクガクと震えている。先輩壊れちゃうよ。
「私達を満足させるんでしたよね。でも、こんなに何度も逝ってたら、身体がもちませんよ。フフ。」
「まだ・・・オードブルの段階ですよ。なのにこんなに感じてしまって。ほんとうに淫乱な奴隷ですね。」
先輩の股間からはドロドロとしたものが内股を伝っている。そして、男の匂い。わたしは熱っぽい目で先輩を見る。強烈なSEXを目の当たりにしてなんかおかしい。下半身に熱を感じる。どうして・・・わからないよ。でも、先輩とシンクロしてるのは事実。あそこがジンジンして鼻の奥にしびれを感じる。
「せ・・・先輩・・・もう無理だよ・・・・」
思わず声が出る。かすれた声だ。もう喉がからからに乾いている。
「ハハ・・・しかし・・・麻美がギブアップすると・・・お嬢さんに責任をとってもらわなければならなくなりますね。」
「あっ・・・・」
胸がドキドキする。もし、わたしがそれでいいよって言ってしまったら、先輩みたいに・・・・。
「どうしますか?」
和田が私の顔を覗き込む。私の頭の中にエッチな妄想が膨らんでくる。昨日見た夢のような。
「あ・・・あの・・・・」
「だめっ・・・・有里・・・・」
先輩にわたしの視線が移る。普段と違って弱々しげな先輩。それを見ると私の口から自分でも信じられないくらいの言葉が飛び出す。
「あの・・・わたしも責任・・・とります・・・・」
でも、それは先輩を助けようとするのともうひとつはもう一人の自分・・・今はわからないけどなにか先輩をうらやむような自分が吐き出した言葉だった。
「あの・・・私も・・・先輩みたいに・・・・してください・・・・」
私は目を閉じて、叫ぶようにそのセリフを口にした。奥歯が鳴りそうなほどの震えを感じながら・・・・。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
■この記事のトラックバックURL
⇒ http://anjyou.blog.2nt.com/tb.php/33-c056f22f
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
■この記事へのトラックバック
| BLOG TOP |