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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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25
 店長の携帯が鳴る・・・
 敬語で電話を受ける店長・・・・
 オーナーからだ。
 卑屈に笑いながら受け答えをする・・・
 携帯をたたむ・・・
「もう、そろそろ着くそうだ。それから、今度のオーナーは女だ。それも声からして、かなり若い感じだ。」
 店長が気持ち悪い笑みを浮かべる・・・
「へぇ。じゃあ、好みだったらこいつらみたいに調教しちゃおうか。一人でくるんだよね。」
 美奈さんも嬉しそうに言う・・・
「そうだな。オーナーを調教したら、おれらも一生安泰だな」
 木籐の思考は短絡的だ・・・
 でも、こいつらなら本当にそれくらいのこと考えてる・・・
「じゃあ、俺は表でお出迎えだな」
 店長はそう言うと、店のドアを開けて出て行く・・・
 美奈先輩たちは、まだ見ぬオーナーについて、勝手な想像をする・・・
 すごいブスだとか、美人だとか・・・
 でも、いずれにしてもこいつらなんかやらかすんだろう・・・
 だって、オーナーって言う限りはお金をたくさん持ってるんだから・・・・
 
 再びドアが開く・・・
「オーナー。こちらです」
 みんないっせいにそちらを見る・・・
 わたしたちにとってもどんな人かって関係ある・・・
 こいつらと変わらない悪魔だったら・・・
 それ以上だったら・・・・
 でも、SMクラブも経営してるって、たぶんいい期待はできない・・・

 オーナーの影から小さな身体が現れる・・・
 えっ・・・
 わたしと変わらない身長・・・
 女性・・・
 っていうには若すぎる・・・
 暗いけどそんな感じがする・・・

 だんだん近づくオーナー
 やっぱり・・・
 黒のロリータファッション・・・
 でも、街で見るパンクっぽいんじゃない・・・
 あくまでお譲さま風のファッション・・・
 まっすぐこっちに歩いてくる・・・
 その顔を見る・・・・
 あっ・・・
 すごい違和感・・・・
 そう顔立ちがわたしにそっくり・・・
 いつも鏡でみるわたしに瓜二つ・・・
 とりあえずわたしの前に歩いてくる・・・
 でも、この場には場違いな感じがする・・・

「ふぅん・・・」
 わたしをじっと見る・・・
「どうですかオーナー。いちばんの美人といちばん可愛い子を出させてもらいますよ。ほら、オーナーにご挨拶だ」
「うぅ・・・・」
 わたしは見上げるだけ・・・・
 わたしの顔を見たオーナーはちょっと意外そうな顔をして、真由子先輩の方へ・・・
 
 満面の笑みで真由子先輩を見下ろすオーナー・・・
 そして、店長たちを振り返る・・・
「お前もクビ。ここの店の会計おかしいからねっ。わたしがオーナーになった限り、そういうの許さないよ!」
「そ・・・そんな」
「お前もいっしょだよ!」
 今度は木藤を指差し、にらみつける。
 それから、右手で美奈先輩、左手で恵美さんを指差す・・・
「奴隷ってこいつとこいつっ?まあまあねっ」
 高圧的に言う。
 どう見てもわたしたちが奴隷なのに。

「こいつ。言ってること変じゃない?なんで、わたしたちが奴隷なのよ」
 美奈先輩が腕を組んで前に出る。
 そして、火花が散るくらいににらみあう。
「ふぅん。わかんないの?」
 オーナーは腰に手を当てて意地悪く微笑む。

「やばいよ。あいつ。美奈さんの怖さ知らないんだ」
 恵美さんがわたしの傍で言う。
「美奈さんってここら締めててさ。切れたらなにするかわかんないよ。男のチームもやばすぎて手をださなかったんだよ」
 やっぱ、美奈先輩ってそうなの?
「敵対してたグループの頭、髪の毛切り落として売りさせたとか。それを止めに来た男をナイフで刺したとか」
 わたしにはわかんないけどやばすぎ・・・
 それにやつらのさっきの相談・・・
 いきなり、こんな展開になるなんて・・・・

「やっちゃいな」
 親指を地面に突き立て、木藤に指示をする。
「あぁ、金もたんまり持ってそうだしな。奴隷にしてやるか」
 店長もいつもと違う厳しい顔で前にでる。
「そうそう、そういえばこいつ、沙耶と激似じゃん。双子奴隷とかで売り出せないかな」
「いいねぇ。それ。俺が真っ先に遊んじゃおうかな」
 木藤が嬉々とした声を上げる。
 やばい、この人も・・・・
 でもわかっているのかわかっていないのか・・・
 オーナーは動かない・・・・
「木藤は元ボクサーなの。それもかなり強かったらしいよ。もうあの子終わりだね」
 恵美さんの言葉。
 そういえば、木藤の身体、すごい筋肉してた・・・・
 その木藤がオーナーに襲い掛かる・・・
 わたしと同じ体格の子・・・・
 まず、結末は簡単に予想される・・・
 わたしは、木藤の拳が振り回されると同時に固く目を閉じた。
 


淫狼教師
黒田奨 著 2009/04発売 書き下ろし
本 価格 : 700 円(税込)
電子書籍 価格 : 735 円(税込)


登場人物 :
まみ(17歳)女子高生 、ゆきこ(23歳)女教師 、さおり(35歳)女教師

あらすじ :
17歳の処女膜は、秘唇は、赫い肉芽は、こんなに美しいのか!
生徒会長の穢れなき証を目にして、教師の理性が狂った。
潤んだ瞳で見つめてくる可憐な美少女を独占したい!
甘酸っぱい匂いに満ちた教室で、男の欲望が炸裂する。
「やめてください! 先生がこんな酷い人だったなんて」
教え子の美肉を狩った淫狼の標的は、二人の同僚教師へ!



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