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「素材がいいせいですよ。縄に吸い付くようなしっとりした白い肌。最高の素材ですね・・・」
山崎は謙遜するように言った。
「前田さん、それにしてもいい奴隷を調教しましたね。」
「いえ・・・わたしは何もしていませんよ。これが真正のマゾだってことですかね。」
先輩についての評論が交わされる。先輩は女の私からみても魅力的だ。でも、男達の賞賛は美人だとか、かわいいとかいうのと別次元の評価。そう、人間に向けられるのではない、ペットとか家畜に対する評価と同様のものであった。先輩は屈辱に眉間に皺をよせ耐えているだけであった。
「それにしてもこの胸・・・Dくらいですかね。大きいのに形もいい。」
「サイズはFです・・・」
男達の評価は続く。
「感度も良さそうだ。」
矢沢が背後から先輩の胸に両手をのばして、わしづかみにする。そして、タプタプと揉みはじめた。
「あっ・・・あうぅ・・」
先輩の口から喘ぎが漏れる。でも先輩は声を押し殺そうとしている。矢沢の指が先輩のもっと敏感な部分を捉える。人差し指と中指で先輩の胸の先を絡めとる。指の先が細かな動きでピアスごと乳首を転がし始める。
「はぁんっ・・・・あっ・・・あぁん 」
「ハハハ・・・この奴隷・・・感じてやがる・・・乳首がもうカチカチじゃないか。」
先輩の淡いピンクの乳首は矢沢のいうとおり、ここから見ていてもピンと上を向いているのがわかる。でも、その時わたしも身体の異変を感じていた。私も胸の先が・・・・。おかしいよ。なんか先輩にシンクロしてしまう。どうしたの・・・わたし。
「ええ・・・真正のマゾですからね。4人の男に調教されるって状況に喜んでいるんじゃないんですか。」
前田は、先輩の前に手を這わせていく。先輩の秘部を指で探りあてると、人差し指と中指でその亀裂を広げた。先輩の奥からトロっとしたものが糸を引いて床に垂れ落ちた。
「もう・・ドロドロですね。」
和田という男も先輩の身体を撫で回しはじめる。
「でも、うらやましい限りです。こんな奴隷めったにいるものじゃない。」
「ククッ・・・この女はね。家具の販売をしているんですが・・・」
先輩がはっとした顔で前田を見る。そして、その後に私の顔を見る。
「言わないで・・・・あぁ・・・・」
「商談が決まるたびに奴隷として奉仕してくれるんですよ・・ククッ・・・身体で仕事をするけなげな子です。みなさんも協力してください。」
先輩はうつむいて首を左右に振る。
「それは・・それは・・・私も不動産をやってましてね。協力は惜しみませんよ。こんなすばらしい奴隷が身を任せてくれるなんてね。」
和田が先輩の身体を舐めまわすように見つめる。
「しかし・・・仕事のほうもなかなかのものですよ。私が保証しますよ。」
「病院の改装なんかも頼めるのかね。個室を豪華にしようと思ってるんだが・・・」
矢沢が言う。もしかしてこの人、お医者さんなの?
「えぇ・・・そういう豪華な内装ならトータルでコーディネイトしてくれますよ。なっ。おまえからもお願いするんだ。」
「あっ・・・はい・・・よろしくお願いします。」
弱弱しい声。それから、前田は先輩のバッグから名刺入れを取り出し、男たちに配り始める。嘘、そんな個人情報なんてものじゃないよ。酷い。
「いやぁぁぁぁぁぁ!!」
私はあまりの仕打ちに悲鳴を上げた。そして、目の前が真っ暗になった。
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