17
ようやく自分の部屋にたどり着く・・・・
部屋に入ったとたんに崩れ落ちるわたし・・・・
もう、足に力がはいらない・・・・
時計は午前2時を指していた・・・・
あのあとも闇さまに抱かれ絶頂を迎えた・・・
何回逝ったんだろう・・・・
そして、逝くたびに快感は強くなる・・・・
なんとかベットまで這っていく・・・・
たぶん、これからこんなことが続くんだ・・・・
たくさん撮られた写真・・・ビデオ・・・・
もう、あのお店から離れられない・・・・
それだけじゃない・・・・
わたしの身体・・・・もう普通じゃ満足できないよ・・・・
たぶん脅されなくてもあのお店に行ってしまう・・・・
悲しいのに・・・・・
布団にもぐりこんだわたしはまたアソコに指を這わせる・・・・
「あぁ・・・・・」
自分の指なのに・・・・
もう、アソコ全体が神経の塊になったような感じ・・・・
疲れているのに指が動く・・・・
中にもぐりこむ指・・・・
体温以上の熱を感じる・・・・
せつないのに感じる・・・
わたしの身体どうなっちゃったの?
いろいろなことを思い浮かべてしまう・・・
今日あったこと・・・・
それから、これからのこと・・・・
マゾ奴隷として弄ばれるわたし・・・
それだけで身体が痺れる・・・
昨日まで、普通の子だったのに・・・・
クチュクチュと言う音をたてて指のすべりがスムーズになる・・・
親指でクリットを転がすと・・・
ズキンとしたものが鼻の奥を通り過ぎる・・・
「あぁ・・・・あん・・・・あん・・・・」
自分の手はSさまの手になる・・・
闇さまの手・・・・
そして、真由美さん・・・・
見知らぬこれからわたしを調教する人・・・・
わたしは、マゾな妄想をしながらその中に入った二本の指を恥ずかしいくらいに締め付けた。
携帯の着メロで目が覚める・・・・
ベットの中で枕元の携帯を探す・・・・
携帯を開けると、もう午前11時を過ぎていた・・・・
その時計の下に発信者の名前・・・・
創だ・・・・
そういえば今日デートの約束していた・・・・
昼からの約束だけど・・・
今日はキャンセルしたかった・・・
電話にでる・・・・
「ごめん、わたし・・・」
「あっ・・・彩香・・・・」
いつもと同じ創の声だった・・・・
「わるい、今日ね。ちょっと気分わるいんだ。」
起きたばかりのかすれた声・・・・
「そう、寝てた?」
「うん。」
「お見舞いいこうか。」
「うぅん、いいよ。」
もう、創とは別れようとおもってた・・・
でも、創の声を聞くと、その気持ちも揺らいでしまう・・・・
「とりあえず、彩香んとこいくよ。すごい会いたいんだ。」
「今日はダメだよ。風邪うつしちゃうかも。」
「いいよ。彩香の風邪なら。それにさ。風邪って誰かにうつすと治るんだよ。」
「あっ・・・でもね・・・創にはうつしたくないよ。」
「じゃあ、とりあえず彩香のとこへ行くね。」
「来なくていいよ。ほんとに。」
「えっ・・・・」
「なんか疲れてるの。」
「そうか・・・・」
「また連絡するよ。」
「うぅん、そんなの許されないよ。」
「えっ・・・・」
「昨日やりすぎで会えないなんてさ。マゾの彩香・・・クスッ」
「えっ・・・・・」
創・・・・・
なぜ・・・・
頭の中が混乱する・・・・
「とにかくいくからさ!」
創はそう言って電話を切る・・・・
わたしはその場に静止したまま、電話が途切れた後の電子音を聞き続けた。
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