14
「これを使いましょう・・・・」
「ええ、蝋燭ですか?甘すぎませんか?」
「いえ、これは普通よりも熱いやつですよ。ローションを塗ってたらやけどまではしませんが。」
「それは面白い。どんな顔をして喜ぶか見ものです。」
トンさんのパートナーからの提案に同意する闇さま・・・・
「ほら、塗りあいをするんだ。」
ローションが放り投げられる・・・・
トンさんがそれを拾う・・・・
そして手の平に出して・・・・
わたしのおしりに塗り始める・・・・・
冷たいジェルの感触・・・・
それが、トンさんの手のひらで塗り広げられていく・・・・
なんか気持ちいい・・・・
エステでマッサージされているような感覚・・・・
手はおしりから背中に・・・・
わき腹にも滑り込む・・・・
ライトに照らされたわたしの裸身は金色の光を反射する・・・・
「あっ・・・・あん・・・・」
最後におしりの間に滑り込む手・・・・
丁寧にバイブの埋め込まれたおしりの周りやアソコを撫でる・・・・
そのヌルヌルとした感触に小さく喘いでしまう・・・・
わたしが塗られると今度はトンさん・・・・
逆にわたしは手のひらにジェルをとってトンさんの背中から塗っていく・・・・
サンオイルを塗るように広げていく・・・・
背中からおしりのほうへ・・・・
「あん・・・・・・」
媚びるような目でわたしを見るトンさん・・・・
その同性でもゾッとするような色香・・・・・
柔らかく大きなおしりにも塗る・・・・・
そしてわたしもその中央に指を滑らせる・・・・
トンさんが感じてるのがわかる・・・・
そして2匹の奴隷は濡れて光る身体になる・・・・
客席からはその妖しい光景に感嘆の声が漏れる・・・・
「そろそろいいだろう。」
トンさんとわたしは引き離されて並べられる・・・・
2人の調教師はそれぞれに蝋燭に火をつける・・・
赤い大きな蝋燭・・・・・
オレンジの炎に闇さまの仮面が浮かび上がる・・・・
幻想的な光景・・・・
そして、わたしの上で蝋燭が傾けられる・・・・
ポタ・・・・・
おしりに蝋が落ちる・・・・・
「イヤあっ、ヒイイッ・・・」
わたしは思わず悲鳴を上げる・・・・
熱いというより刺されたような痛み・・・・
おしりを振って前に逃げる・・・・
それを追いかける蝋・・・・
ポタポタとおしりに落ちる・・・・
「ひいぃぃぃっ!!」
落ちるたびに悲鳴を上げる・・・・・
「堪え性のない奴隷だ。」
「ひぃ・・・やめて・・・やめてよ・・・・」
震える声で懇願する・・・・
「あっちを見習うんだ。」
トンさんを見る・・・・・
じっと蝋燭を耐えている・・・・
背筋を伸ばして・・・・
唇を噛んだ顔・・・・それと震える手足がその痛みを物語っている・・・・
どうしてそんなに耐えられるの?
時々閉じた目を開けてご主人さまを見る・・・・
その瞳はあなたのすることならなんでも受けますっていうような意志を感じる・・・
この人たちは信頼関係で結ばれている・・・・
わかんないけど、そんなふうに感じる・・・・
「あぁ・・・・」
わたしも動くのをやめて耐えてみる・・・・
じっと・・・・・
トンさんの見てるものがわたしにも見えるのかな?
そう考えながら、降り注ぐ蝋の雨をじっと受け続けた。
わたしとトンさんの身体は蝋で真っ赤に染まっていた・・・
闇さまの蝋はわたしを甘やかさない・・・・
一番熱く感じるところを責める・・・・
決して一度蝋のかかったところには落ちない・・・・
特に肉の薄い背中とかが痛い・・・・
一滴落ちただけで飛び上がるような痛みを感じる・・・・
でも、トンさんに比べたらまし・・・
わたしと違って蝋は至近距離から落とされる・・・・
冷める時間もないほど・・・・
近くから・・・・
わたしの悲鳴もトンさんみたいに甘くなっていく・・・・
痛いのに・・・熱いのに・・・・
下半身は官能におぼれる・・・・
自分の身体を闇さまに委ねること・・・・
そういうのを覚えていく・・・・
もう、まわりの観客達は静まり返っている・・・・
それほど、妖しい空間・・・・
目を薄く開いて耐えるトンさん・・・・
目の端には涙が光っている・・・・
でも、悲鳴の一つも上げない・・・・
時々ちいさな喘ぎを上げるだけ・・・・
その姿をわたしは綺麗って思った・・・・
わたしはどうなんだろう?
たぶん、こんなに綺麗じゃないよ・・・・
振り向くように闇さまを見つめる・・・・
仮面に覆われた顔・・・・
表情なんかわかんない・・・・
でも、そのときのわたしは闇さまがやさしく微笑んでいるように思った・・・・
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