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はぁ・・・はぁ・・・・
わたしの荒い息遣い・・・・
身体は汗に濡れて、オイルを塗ったようになっている・・・・
ピンク色に染まった身体・・・・
足はガクガクして、でもうずくまれないようになっている・・・・
まだ、中で暴れるバイブ・・・・
神経の一本一本がわかるような気がする・・・・
また絶頂がやってくる・・・・
もう、狂っちゃう・・・・・
おかしくなっちゃう・・・・・
朦朧とした頭・・・・・
その視界に一人の男が入ってくるのを見る・・・・
黒いズボンに白いシャツを着ている・・・・
顔は・・・・・
オペラ座の怪人みたいな白いマスク・・・・
その男が近づいてくる・・・・・
闇さま・・・・・
わたしは涙と涎に濡れた顔を上げる・・・・
たぶん、メイクなんて無茶苦茶になってる・・・・
「静香か?」
しわがれた声・・・・・
地の底から湧き出すような・・・
「あぁ・・・はい・・・・」
指だけが出ている皮手袋の手・・・・
その手がわたしの顎をつかんで上げる・・・・
「思ったより若い・・・それに・・・Mの匂いがする。いやらしくはしたないマゾのな。」
わたしをじっと見つめる仮面の中の目・・・・
ゾッとするような目・・・・
吸い込まれそうな感じ・・・・
でも、50代の男の人には見えない・・・・
もっと若い感じがする・・・・
でも声は・・・・・
老人の声・・・・・
後ろから真由美さんが入ってくる・・・・
「なかなか可愛いでしょ?」
「あぁ・・・・・」
「人妻のほうが良かったかしら?青い蕾よりもね。」
「そうだな。しかし、嘘をついたお仕置きはしないとな。」
「10万円でどう?一晩中何をしてもいいわ。」
「わかった。買おう。何をしてもいいんだな。」
そんな・・・・・
自分が売られるなんて思っても見なかった・・・・
闇さまを見る・・・・
姿は想像と違うけど・・・・
雰囲気は想像したとおり・・・・・
そう、チャットでは彼の厳しさみたいなものに惹かれていた・・・・
他の男性はわたしの機嫌をとろうとするのに・・・・
彼だけはわたしを甘やかさない・・・・
そして、一人のM女として扱ってくれる・・・・
それが心地よかった・・・・
「じゃあ、静香・・・・がんばるのよ。闇さまに気に入ってもらえるようにね。もし、粗相なんてしたらわかってるよね。」
背筋が凍るような微笑み・・・・
わたしは観念したように目を伏せた・・・・
真由美さんが部屋から出て行くヒールのコツコツいう音がお部屋にやけに響いた・・・・
わたしはいったん縄からはずされる・・・・
縄の跡のついた身体・・・・
それをいたわるように抱きしめて蹲る・・・・
闇さまがわたしを見下ろす・・・・
感じ切った身体・・・・・
でも疲れていた・・・・
「これをつけろ・・・・」
わたしの前に放り投げられる赤い首輪・・・・
わたしはそれを拾い闇さまを見上げる・・・・
マスク越しの厳しい視線・・・・
わたしはそれに怯えながら・・・・
首に当てる・・・・
髪の毛を掻き揚げて・・・・
ベルトをしめると首が絞まる感じ・・・・
「あぁ・・・・つけました・・・・」
「牝犬はそんな座り方しないよな。」
わたしはのろのろと4つんばいになる・・・・
屈辱的な姿・・・・
それも見ず知らずの男の人の前で・・・・
恥ずかしいのにドキドキする・・・・
後ろから覗き込む闇さま・・・・
さっきまでバイブが刺さっていた感じ切ったあそこ・・・・
まだ楕円形の口をあけていやらしい涎を垂らしている・・・・
「もう濡らしているのか?」
わたしのあそこを指で開く・・・・
「あぁん・・・ごめんなさい・・・・」
謝ってしまう・・・・
「こっちはまだまだだな。」
おしりも開かれる・・・・
「あぁん・・・恥ずかしいよ。」
「しかし、感度は良さそうだ。アナルマゾの素質はある。」
一番恥ずかしいところ・・・・
ある意味・・・アソコより恥ずかしい・・・・
そこに視線がつきささる・・・・
「ヒクヒクしてるぞ。」
まだ触れられたわけでもないのに・・・・
撫でられてるような錯覚・・・・
「よし、ケツを振ってみろ。いやらしくな。」
「あぁん・・・・・」
おしりを左右にゆっくり振る・・・・
恥ずかしい・・・・
「だめだ。それで誘っているつもりか?」
平手で叩かれる・・・・
円を描くようにいやらしく振る・・・・
「あぁ・・・・・」
だんだん自分が奴隷になった気分になってくる・・・
あそこが痺れる・・・
いわれてもいないのにお尻を高く上げて・・・・
「よし、お散歩だ!」
闇さまが屈んで、わたしの首輪に鎖をつけながら頭を撫でる・・・・
まるで本当の犬にするみたいに・・・・
リードをつけ終わると立ち上がる・・・・
傍のトレイから乗馬鞭を持つ・・・・
そのまま、歩き出す・・・・
ドアの方へ・・・・
わたしはそれに従うようにゆっくりと4つんばいのまま歩き始めた・・・
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