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「あの、すごくいっちゃった。」
恥ずかしそうに言うわたし・・・
「そう、よかったね。」
なんか他人事みたいな返事・・・・
「なんかはまっちゃうかも。」
「そうね。」
まだ吊られたままのわたし・・・・
もう、普段のわたしに戻っている・・・
なんかすごい体験だった・・・
「下ろしてください・・・」
少し休みたかった・・・
不安定な姿勢ではなくて・・・・
「何いってるの?」
ちょっと不機嫌な声・・・
そう、わたしが気持ちよかっただけ・・・・
それに怒ってるのかな・・・
「ごめんなさい。」
「もう、あなたは奴隷なの?」
「えっ・・・・」
「そう、最近Mの子少なくて、ブログとかで募集してるの。」
「あぁ・・・うん・・・」
「せっかく網にかかった獲物をはなすわけないでしょ。」
「えっ・・・・・」
「これからが本番・・・くすっ・・・・」
「いや・・・・・」
「だめ、もうあなたはここで飼われるの。まいにちお客様をとってね。たぶん天職だと思うよ。あんなにマゾなんだから・・・。」
「あぁ・・・違います・・・・」
「ねっ・・・・彩香さん・・・・」
いきなり本名が呼ばれる・・・・
「どうして・・・・」
「バックの中・・・確認させてもらったわ。」
真由美さんの手にわたしの財布・・・・
そこには免許証が入っている・・・・
「それから・・・・」
真由美さんがリモコンを手にとる・・・
正面の大画面にさっきまでのわたしが映し出される・・・・
「わたしのアソコ・・・・いやらしいアソコです。」
ビデオの中のわたしの声・・・・
「よくとれてるでしょ?」
「そんな・・・・でも・・・冗談だよね。」
わたしは笑みを作って真由美さんを見る・・・・
静かに顔を左右に振る真由美さん・・・・
「ブログに書いてあったもん。真由美さんってドッキリみたいなことするんだよね。」
「フフ・・・・」
「そう、これもわたしを感じさせるため・・・・」
「あれはね。悪夢さんっていう人の創作・・・・このクラブも営利によって成り立ってるの。」
「あぁ・・・嘘・・・・」
「だから、あなたみたいな可愛い子が入ってくれると嬉しいの。オーナーとしてはねっ。」
わたしの身体をなでる・・・・
さっきと違って、その部分から凍てつくような冷たさを感じる・・・・
「静香さんなら、一晩に3人はお客さまがとれるわ。」
3人のお客様をとって好きなことをされるわたし・・・・
「ショーにも出てもらうし、イベントとかでも活躍してもらおうか。裏のビデオとかも作ってるのよ。」
ショーにでるわたし・・・ビデオ撮影をされるわたし・・・・
いろいろMな妄想が湧き出てくる・・・・
取り消そうとしても次から次から・・・・
「こんなにマゾなんだから、大丈夫だよ・・・・」
画面には絶頂を迎え背中を痙攣させるわたしの姿が映し出された・・・・。
「じゃあ、どうしようか。」
「えっ・・・・」
「今日からお客さまをとってもらうんだけど。」
「そんな・・・だめです・・・・」
「それを決めるのは、わたし・・・」
真由美さんが携帯を覗きこむ・・・・
「本当はね。もう、みんなに送ってあるの。あなたのプロフ・・・」
「あぁ・・・・」
「さて、もう返事がきてるわ。」
携帯を操作する・・・・
「すごい・・・篠塚さんに森田さん、仲原さん・・・・10人も・・・」
「あぁ・・・・・」
「石原さん・・・・この人・・・きをつけたほうがいいわ・・・街の中全裸であるかされるから・・・それに・・・あっ・・・やっぱり・・・・」
そんな、全裸で散歩・・・・絶対出来ない・・・・
「喜んで。闇さまからも返事がきてるよ。」
「えっ・・・・・」
「是非調教したいだってさ。」
「あぁ・・・・」
俯くわたし・・・・
「闇さまってね。ここで働いてたことあるの。お尻専門の調教師って感じかな。すぐに拡張して、これぐらい入るようにしてくれるの。」
真由美さんは一番太そうなバイブを取り出す・・・・
それは、もう信じられない太さ・・・・
まるでわたしの手首くらいありそう・・・・
「闇さまにしようか。」
わたしの返事を聞くまでも無く、携帯でメールを送る・・・・
そして、クラシック音楽の着信音がすぐに流れる・・・・
「OKだって。でも、あと1時間かかるんだって・・・・」
「じゃあ、それまで楽しもうか。」
真由美さんはゾッとするくらい妖しい微笑みを浮かべた。それは、わたしに恐怖ばかりではなく官能の震えみたいなものを感じさせた。
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