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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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 私が本当の私に気付いたのは、高校2年の時だった。お嬢様学校で知られるミッション系の女子校。でも、そういうところにも遊んでいる子はいた。そういうグループから私はよくからかわれた。私は彼女達に何か言われると真っ赤になって泣いてしまうような子だった。それが彼女達にとっておもしろかったのかもしれない。
 ある漫画雑誌の発売日。私はそれを買って鞄の中に入れようとすると一冊の黒い本が入っていることに気がついた。もちろん見覚えのない本だった。背表紙のSMという金色の文字が目に入る。私は真っ赤になって買った雑誌を鞄に放り込み急いで鞄を閉じた。胸がドキドキする。どうしよう。SMという言葉は知っていた。だから本の内容も大体推察できた。
 途中で捨てようとも考えたが、人の目が気になってどうしても捨てられない。たぶん有紀が入れたんだと思う。別に証拠はないが、そうに決まっている。有紀はクラスの不良グループのリーダーだった。いつも何かというと私に絡んでくるのだった。私は心臓が破れそうなほどの鼓動を感じながら家に帰り着いた。
 玄関を入ると、靴を脱ぎ捨てるようにして急いで2階の自分の部屋に飛び込む。とりあえずお母さんとかにばれるわけにはいかない。すぐに机の2段目の引き出しにその本を押し込んだ。
 どうしよう。情けないほど不安になる。いろいろな妄想が湧いてくる。駅のゴミ箱に紙袋に入れた本を捨てる私。それを新聞をあさっている見知らぬ中年男がとりあげる。彼はニヤリと笑い私の後をついてくる。「お嬢さん」人気のないところまで来ると私を呼び止める。振り向く私。「お嬢さん、落とし物だよ」彼は私の身体を舐めるように見る。呆然と中年男を見つめる私。「こんなのが好きなんだ」彼は紙袋から本を取り出す。「へぇ、可愛い顔してこんなことされてみたいんだ」固まる私に追い打ちをかける。そして、彼の慰み物にされる私。そんなことを考えていると涙が出てくる。本当にどうしよう。でも私は同時に身体が熱くなるような変な感覚にも気付いていた。
 制服のままベットに横になって他のことを考える。へんな妄想を追い払いたかった。あ、そうだ。漫画買ってきたんだ。私は起きあがると鞄から漫画雑誌を取り出す。ティーンズ向けの雑誌だった。表紙はモデルの子が微笑んでいる写真。いつも発売日を心待ちにしていた。それを膝に置いてベットに座り読み始める。でも、いつもお母さんに呼ばれても気付かないほど集中するストーリーが全然頭に入ってこない。頭はあの本のことばかり考えてしまう。
 さっき机に放り込むときちらっと見えた表紙。縛られた女の人。身体をネジってこっちを向いている。切なそうな顔。そればかりが頭に浮かぶ。ふと、その女の人の顔が私の顔にすり替わる。私は頭の芯が痺れるような感覚に陥っていた。
 私は漫画雑誌を置き、一度台所に行く。家に誰もいないことを確かめるためだ。お母さんは夜まで帰ってこないようだ。弟もサッカーの練習で遅いだろう。なんだか喉がカラカラ。冷蔵庫からジュースを出して一気のみをする。もう、私はあの本に取り憑かれていたのだった。
部屋に戻ると鍵をかけ、机に座る。あの本の入った引出しを開ける。胸がドキドキする。そして、本を取り出すと待ちきれないように震える指でページをめくりはじめた。
表紙をめくるとすぐにグラビアになっていた。縛られた綺麗な女性が椅子に縛られている。その足元にはピンク色の道具や鞭が散らばっている。これからの責めを想像させる写真。ページをめくると、4つんばいに縛られ太い注射器を臀部に差し込まれている女性、野外で全裸で歩かされている女性、がんじがらめに縛られて吊るされている女性、衝撃的な写真が次々と現れる。一様に切ないような悲しいような顔。でも、全部の女性を綺麗だって思った。私の目は、魅入られたように次々とその写真に吸いつけられていった。もう、目を離すことなど出来なかった。
息遣いが荒くなり、身体が痺れたように感じる。熱があるときのような感じ。そして、胸の先が痛いほどジンジンする。おしっこをしたいときのようにアソコの奥がキュンとなるような感じを覚える。自分の女の身体の変化に驚きと戸惑いが交差する。
恐る恐るセーラー服とブラを捲り上げて自分の胸を露出する。上を服とブラに押さえつけられた胸は、本の中の縛られた胸みたいにくびり出される。その双乳の中央にはピンクの乳首がピンと上を向いていた。その胸の先を指でつまむと、電気のような快感が背筋を走る。
「あぁん・・・・」
 思わず声を出してしまう。誰に教えられたわけでもないのに色っぽい声であった。
 本の中では、胸の上下を縄で縛られた女性、その胸の先を洗濯バサミに挟まれている。苦痛で目を閉じて眉間に皺を寄せていた。私は、机の引出しから目玉クリップを取り出した。この女の人みたいに・・・・。私は腕を抓るようにクリップを挟んでみる。うん、大丈夫そう。それから、本当の目的地である痛々しく屹立した胸の突起へ。
「あぁ・・・ひっ・・・」
 激痛が走る。腕なんかじゃ問題にならないほど。でも、少し我慢すると、ジーンとした感じが快感になる。冷たい金属の感触も私に被虐の味を教える。私は震える指でもう一方の胸にもクリップを挟んだ。下を向くとクリップの重みで引っ張られる。私は本の中の女性と入れ替わって、サディストに陵辱され始めたのだ。
 私の手は自然とスカートの中に潜り込み、秘部を探し始めた。下着の上から亀裂に沿って撫で上げる。
「あっ・・・ぁぁ・・・・」
 口が自分じゃないみたいに恥ずかしく喘いでしまう。指の先は普通の綿の白いショーツが湿っているのを探り当てる。あ、私・・・濡れてる。自分の身体の変化に戸惑いながらもショーツの脇から指を滑り込ませる。どれくらい濡れているの。中に入った指はサラサラの液体にすぐにずぶ濡れになった。下着の表面からは想像できないくらい濡れていた。
 私はそれを確認したい衝動に駆られる。剥ぎ取るようにスカートと下着を脱ぐ。次のページでは3人の男の人の前でM字に脚を開いて秘部を晒す女性。右手の指でその部分を開くようにしている。羞恥のため顔を横に背け、閉じた目尻から涙が伝っている。私は腰を浮かすようにして、その女性と同じくらい脚を広げてみる。いつもは口を閉ざしている私のアソコ、今日は恥ずかしいくらい捲くれあがってピンク色の部分を晒していた。それにヌメヌメと濡れて鈍い光を放っていた。私は震える指でV字を作り自分の亀裂を開いた。中から恥ずかしい液がこぼれそうに感じた。
「わたしの・・・恥ずかしいところ・・・みてください。」
 心の中でつぶやいてみる。本当に陵辱されているような、切なく悲しい気分が鼻の奥に充満する感じ。でも身体は息苦しいほど歓喜に震えている。
 次のページでは女性は4つんばいにされて前と後ろにバイブを入れられていた。女性は快楽を押し殺すように耐えているのだった。私は、床に手をついて4つんばいになる。セーラー服を胸の上に捲り上げて、乳首にはクリップをつけている、そして下半身はソックスだけ。恥ずかしい格好だった。その格好のまま、中指をアソコに沈めていく。私のアソコはその指をきつく食い締める。痛くない深さを確かめてから出し入れをはじめる。クチュ・・・クチュ・・・・。恥ずかしい音が鳴り始める。荒くなった息を止めようとすると息苦しくなる。口を開くと、恥ずかしい喘ぎがこぼれだした。
「あぁん・・・はぁぁん・・・」
 柔らかくなったあそこはスムーズなピストン運動をはじめる。そのうち私は指をもう1本増やす。さっきとは違った充足感だった。その指でさえスムーズに出し入れできるようになる。クチャ・・・クチャ・・・・・。アソコが淫乱な音を立てる。そのうち身体が痙攣するような快感が走り、アソコの奥から大量の淫蜜がほとばしり、ピンクのカーペットを汚したのだった。

「知佳、見た?」
「えっ・・・・」
「本だよ。本。」
 翌日、昼休みに私は由紀達に取り囲まれていた。
「うぅん・・・酷いよ。」
 泣きそうな顔になる私。
「悪い悪い。でも知佳って虐められて喜んでいるみたいだからさ。マゾじゃないかって思って。」
 悪びれることもなく由紀が言う。
「あんなの読まないよ。昨日駅で捨てちゃった。」
 嘘。私の宝物として机の中に眠っていた。胸がドキドキする。
「もっと、やろうか。すごいのあるんだよ。」
(本当は欲しい、でも・・・・)
私は自分の欲求を悟られないように首を横に振る。
「いらないってば。」
「浣腸とか、蝋燭とかね、うんこ食べるのもあるよ・・・」
私の反応を楽しむように言う。私は真っ赤になってしまう。もちろん昨日のことを思い出してしまったのだ。
「いらないよ。今度やったら先生に言いつけるからね。」
「はいはい、もうやりませんよ~。」
 私は笑いながら自分から離れていく由紀達を眩しそうにいつまでも見ていた。

 それから、私はお部屋でその本を読みながらいろいろな妄想にふけるようになった。グラビアだけじゃなくて、小説や体験談も何度も読んだ。もちろん自分を重ね合わせて。後ろの方に乗っているM女の募集ページや道具の広告でさえ私の妄想の材料になった。モデル募集に応募してあられもない格好をみんなに晒す自分、広告の道具で責められる自分。想像しただけで身体が熱くる。本の中のすべてが私を慰める材料となった。
 でも、相変わらず表面上は普通の娘を装っていた。いや、今まで以上にエッチなものを避けるようになった。そうしないと淫乱な自分の本性がみんなに見破られそうな気がしたのだ。男の人から誘われても全部凶悪なサディストに見えた。妄想では、その人に全てを捧げられるのに、現実は拒否してしまう。彼氏が出来ても肉体関係にならないうちに別れてしまうのであった。
しかし、私の密かな楽しみは続いていった。新しいSM雑誌は買えなかったが、レデイスコミックを集めるようになった。そして、短大でインターネットを学び、パソコンを買った時、私はSMサイトに嵌り始めた。

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