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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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「理沙もよばれたの?」
「うん・・・なんだろ・・・・」
 ここで、一番仲がいい理沙と並んでマネージャーの部屋へ・・・・。理沙は1個上だけど長身で大人っぽい・・・・20って年齢に見えない・・・・。ツンデレキャラっていうのかなっ・・・・冷たくて容赦ない・・・。ゲームでも自分から負けたりしない・・・それが彼女の人気だった。いつもナンバー1とナンバー2を競っている。
「ボーナスかなっ・・・」
「そんなわけないでしょ。あのケチなマネージャーが。」
「言えてる。」
 わたしたちは肩をすくめて笑う。事務室のちゃちいドアを開けながら・・・。
「あっ、待ってたよ。」
 マネージャーは席を立つ。愛想笑いを浮かべながら・・・。いい年してわたしたちに媚をうる。こういうとこがキモい。お金以外ならなんでもするって感じ。あと、妙にお疲れさんとか言って体を触ってくるのもキモイ。
「なぁに・・・話って・・・・」
 冷めたように理沙が言う。腕を組んでソファーに座る。わたしも、その隣に。
「いやぁ、いつもお疲れさん。」
「なんか話あるんでしょ。わたし、忙しいの。残業にしてくれるの?」
「いつも冷たいなぁ・・・理沙ちゃんは・・・・」
 わたしの方に助けを求めるマネージャー。でも、わたしは横を向く。
「じつはいい話があるんだ。」
「どうせろくでもない話でしょ・・・聞くだけ聞いてあげる。」
「こんどお得意さまを誘って、ゲーム大会をやるんだ。」
 またろくでもないキャンペーン・・・・わたしたちにセーラー服着せたり、ナースさせたり、この前のバドガールは切れて、理沙と一緒に帰ってやった。だから、事前にわたしたちを囲い込もうとしてるんだ。
「ちがう。あんなこと二度としないから。」
 テーブルにつくくらい頭を下げる。ごきぶりみたいなテカテカした頭。やっぱキモイ。
「いつもどおりだけど。ゲームの参加料は10倍・・・。つまり1万円。その7割が君達にはいるんだよ。」
「七三ねっ。わるくないわね。」
「そのかわり。一晩中拒否できないってことで・・・・」
「ゲームをすべて受ければいいのね。」
「そう・・・・やっぱ女子大生は頭いいね。」
 わたし高卒なんだけど・・・・。理沙はなんかすごい大学に通ってるらしい。
「あと、明日美ちゃんもOKなんだ。3人で稼がない。」
 明日美・・・わたしより3個上。なんかとろい感じ。いまいちお客さまをつかめないでいる。わりとかわいいのに。要領わるいっていうか。
「で、いつ?」
 理沙はクールに言う。
「今度の土曜・・・昼からなんだ。」
「本当にセットはいつも通りなんだね。」
 そう、ゲームのセットを変えると男性キャラが強くなったりする。
「いつもよりしめちゃうか。稼ぎ時だし。」
「いいえ。それでないとお客様はなれちゃうよ。」
 どっちが経営者かわかんない。
「じゃあ、そうするから・・・OKってことでいいんだね。」
「ええ・・・セットとか違ったら帰っちゃうよ・・・」
 理沙はなんかお金いるっていってた。ここだけじゃなくて他でもバイトしてるらしい。いつもわたしで20ゲームはするから・・・・20万の7割・・・14万・・・一晩で・・・・。わりと魅力的かも。理沙がOKなら・・・わたしも・・・。マネージャーの問いかけにわたしも縦に首を振る。
「で、営業かけるの?」
「いや、お客様はこっちで集めるから・・・・。」
「じゃあ土曜日ね。」
「うん・・・・」
 理沙は興味なさそうに席を立った。そして、わたしもそれに続く。
「いくよ。奈帆・・・・」
 たぶんいつものファミレスに直行・・・・。そして朝までたわいもないことを話す。それが私達の日常だった。この時までは・・・・。

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