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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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42
「じゃあ・・・返してもらおうかな。」
「えっ・・・・」
 裕美が立ち上がる・・・・。
「みなさん!」
 一斉にみんながこちらを向く。
「あの・・・このマゾは100万円の借金を背負いました。」
 裕美のアニメ声はよくとおる。
「それでねっ。身体で稼ぎたいらしいの。それしか取り得ないからねっ。」
「あぁ・・・そんな・・・・」
 わたし・・・お金で身体を・・・・。わたしが忌み嫌うこと。そう、女を武器にすること・・・。そう、遊んでいたころのわたし・・・・いろいろなことしたけど、売りだけはやらなかった。自分を消耗することを本能的に知っていたからだ。そのころ売っていた友達・・・みんな幸せになれなかったように思う・・・・。隠して結婚とかしても、なんか心の中に引っ掛かりが残るんだって思う。
「えーっと1回いくらにしようかなっ・・・」
 裕美の本性がわかったような気がする。暴力的に奴隷にして、その奴隷に稼がせるんだ・・・。そうかわいい顔をしているが、中身は最悪の紐・・・うぅん・・・悪魔といったほうがいいのかもしれない。これまで、裕美の時々みせる甘えるような笑顔・・・それに騙されてたのかもしれない・・・・裕美がわたしに変ではあるけど、恋愛感情みたいなものを持っていて・・・そしてこれが歪んでいるけど裕美の愛し方なんだって思っていた。SMに興味をもったわたし・・・・それがたまたま裕美の網に引っかかったんだって・・・・あきらめの気持ちだけでなく・・・裕美に対して甘酸っぱいようななんか変な感じを抱き始めていた。そして、いつか分かり合えるんだって。でも、そうじゃなかった・・・・普通に考ても裕美の生活を支えてるのは・・・・・。
「じゃあ・・・1000円で買ってくれる。」
「えっ・・・・」
 1000円?そんな・・・高ければいいってもんでもない・・・でも裕美の提示した価格は安すぎると思う。若いころクラブのVIPルームでわたしに提示された価格・・・それは200万であった・・・それも一晩だけの値段・・・。それでもなめるんじゃないって思った。それが、10年たったといっても、1000円・・・・。さっき裕美に対して抱いた感情はまちがいだった。そう、紐のようにお金を吸い取るためにわたしを調教してるんじゃない。わたしを純粋に堕としたいだけなんだ。それも徹底的に。ただ、自分の楽しみのためだけに・・・・。わたしは、自分の末路を想像してしまう・・・・。ご飯1食・・・ううん・・・水一杯を飲ませてもらうために身体を売る・・・。それも最低の男達に・・・・。奴隷として蔑まれ・・・人間として扱われず・・・飽きたら売られたり捨てられるわたし・・・・。もう、人間としての権利なんてひとつも認められない。夢を持つことも、楽しむこともできない・・・ただ恐怖と快楽だけが与えられる存在・・・それが裕美にとってのわたしなのだ。
「高いかなぁ・・・こんなドロドロのアソコが1000円なんて・・・」
「あぁ・・・・」
「ほら、佳奈子・・・買ってもらえないとどうなるかわかる?」
 泣きそうな顔で左右に首を振る。1000円でさえ買ってもらえない身体。自分が最低の奴隷に落ちたような感覚になる。プロポーションを保つためにしたダイエットや運動・・・好きなものも食べずに・・・・それから肌や髪の手入れに人一倍の時間を使っていた。それで自分でもかなりいい線行ってると思っていた。でも、それが単なる自己満足であることを思い知らされる。
「ちゃんと自分でもおねだりしないと買ってもらえないよ。」
 もっている乗馬鞭でわたしの白いおしりを叩く。ヒュンって風を切る音が鳴っておしりに焼けるような痛みが走る。
「ひっ・・・うぅ・・・・」
 のろのろとした仕草で4つんばいになり・・・男の人達の方におしりを向ける。そのままお尻を高くあげて左右に振り始める。自分で考えられる限りいやらしく。
「自分でもおねがいしなさい!買ってもらえるようにねっ!」
 また鞭が走る。歓喜に震える裕美の声。
「あぁ・・・ひっ・・・わたしのアソコ・・・買ってください・・・・」
「いくらなの?ちゃんと値段言わないとだめじゃん。クスッ・・・・」
「あぁ・・・1000円で買ってください・・・・うぅ・・・・」
「どれどれ・・・・」
 後ろから覗き込む男。突き刺さる視線。
「見えねえな。」
「開かなきゃだめじゃん・・・クス・・・・」
 羞恥に震える指であそこを開く。引きつるくらいに・・・・。
「あぁん・・・買って・・・・」
 甘えた声・・・・自分からお願いするなんて・・・・。1000円でも・・・こんなにお願いしても・・・買ってもらえない・・・・。でも、このときの私は自分の価値を知らなかった。男達がどんなにわたしを欲しているか。でも、裕美の奴隷としてわたしを見ている。もし、裕美がいなかったら、ここにいる男達は1晩わたしを自由にできるなら、若いとき以上のお金を積むことも・・・・また、ずっと奴隷にできるんであれば億ってお金が飛び交うことも・・・・・。
「それだけじゃわかんないな。」
「うーん・・・・じゃあ、奥までみせちゃうかぁ・・・・」
 インストラクターが銀色に光るものを裕美に手渡す・・・・。金属製の嘴・・・そうクスコって名前の道具・・・・・そして冷たいものがアソコに入ってくる・・・・。
「あうっ!・・・」
 そのまま嘴が開かれる・・・・アソコが押し開かれて・・・あそこに風が入ってくる感じ・・・・。
「ぅああーーっ 」
「どう・・・これで?」
「中もピンクか・・・・」
「フフよく見えるぜ。中もヒクヒクしてる・・・・」
「尻も売りモンだろ。中まで見せてくれ・・・・」
「うん・・・いいよ・・・・」
 もう一本の嘴がお尻にねじ込まれる。そして、開かれる。
「ひゃうっ!!・・・」
「こっちはどうかな・・・・」
「糞があるぜ。浣腸とかしてないのか。」
「これは使えないな・・・・」
「汚いな。」
 口々に言う男達。
「あぁ・・・ごめんなさい・・・・」
 謝ってしまうわたし・・・もうマゾとしての作法で行動してしまう。これも裕美の調教を受けたため。
「クスッ・・・・買ってもらえないの・・・かわいそう・・・わたしが買ってあげようか?」
 舌足らずな声・・・・でも裕美と違う。わたしは声のするほうを見る。そこにはまた信じられない光景があった。黒いエナメルのボンテージに身を包んだ女・・・いえ少女といったほうが正しい・・・それも高校生・・・・もっと幼いかも・・・・。そして、その手にリードが3本握られている。その先には4つんばいの3人の男達・・・右から中年の男・・・すごく綺麗な顔・・・ビジュアル系の男・・・それから眼鏡をかけた真面目そうな子・・・・たぶん高校生くらいに見える・・・・その男達は全員全裸で少女の前に・・・まるで飼い犬のようにじっと・・・・それから催眠術をかけられたようなうっとりとした目・・・・。その光景に息を呑む。まるでSMの写真集から飛び出たような淫靡な世界を醸し出している。
「あっ・・・美紅・・・・・」
 嬉しそうに裕美が少女に微笑む。
「おねえちゃん・・・超ひさぶりだねっ。」
「うん・・・・元気だった・・・」
「うん・・・超・・・・でもこれ・・・新しい奴隷?」
「フフ・・・」
「お気に入りなんだ。」
「わかる?」
「うん、おねえちゃんのことなら。」
 美紅と言う少女は裕美に抱きつく。ティーンズのファッション雑誌のような美少女達のじゃれ合い。でも、この子たちは紛れもなく悪魔・・・・。少女達の見下ろすような視線・・・・それがダブルで・・・・背筋が凍りそうな恐怖を感じる・・・それから3人の奴隷たちの視線がわたしに絡みつく。わたしは怯えるような視線で裕美を見上げる。
「いいよ・・・お前たち交尾しても・・・・」
 美紅が3枚の千円札を放り投げる。それがひらひらと舞うのを合図に男達はわたしの身体に飛び掛った。

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