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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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41
「あぁん・・・・あん・・・また・・・いっちゃう・・・」
「はぁん・・・もうだめっ・・・だめっ・・・・」
 私達はガクガクする脚でペダルをこぎ続ける。背中を反らせて震えながら。まだ道のりは半分くらい・・・トンさんが1キロくらいリードしている。クチュクチュ言う音が2人の股間から聞こえる。ペダルをこぎ続けるかぎりバイブは止まらない。でも、こぎ続けないと後ろから乗馬鞭が飛ぶ。
「ほら、負けちゃうよ・・・いいの?」
「あぁ・・・無理・・・もう無理だよ・・・・」
 ギャラリーも増えてわたしたちの周りを囲んでいる。もう、触れそうな距離で・・・。
「ああっ・・・はっ・・はぁ・・・ 」
 でもペダルをこぎ続ける。負ければ100万円を失い、想像もできないようなお仕置きを受けるのだ。トンさんもそう、別に私達は競ってるわけじゃない。お互いに、自分が出来ることをやるだけなんだ。負けても相手を恨むことはない。開いた口の端から涎が零れる。汗の絡みついた身体・・・トンさんも・・・2人とももう油を塗ったようになっている。それにトンさんに対する責めは厳しい・・・・すぐに乗馬鞭が飛ぶ。もうおしりや背中には10本以上の赤い筋が走っている。でも、そんなことをされてもトロンとした顔をしてこぎ続ける。最初は可愛い人っておもっていたけど、虐められるほどに、だんだん妖しさ美しさが増してくる。白い身体が被虐を誘うようにくねる。
「あん・・あん・あっ・・ああああ・・・ 」
「あっ、んっ、あっ、ああっ…」
 2人の声がハーモニーとなる。ギラギラとしたたくさんの視線に晒されながら。
 男達の視線はわたしからトンさんに移っていく、前にブログで読んだことがある。SMの場はMの方が支配しているって・・・・。トンさんがだんだんとこの場を支配していく。うらやましいってわけじゃないけど。なんか不思議な気持ちになる。
 パシッ・・・・なにもしていないのに、叩かれる背中・・・それに文句をいうでもなく耐える顔・・・身体は責めてもらったことに歓喜するように打ち震える。そう、わたしは生でMの人を見たことがない。想像はしたことはあるけど、こんなに甘美なものだって思わなかった。そして、裕美もわたしのことこんなふうにしようとしてるんだ。いままで見たMの人とは全然違う・・・被虐を楽しむようなトンさん・・・わたしのようなMには胸が潰れそうな切なさ・・・Sの人にはもっと虐めたいと思わせるようなオーラを放っているんだと思う。
「急ぐんだよ!佳奈子!」
 裕美も訳もなく、わたしを打ち始める。最初は痛みしか感じなかったけど、その打たれた部分に別のものを感じ始める。なんか言葉にできないけど・・・・もっと打って・・・・みたいな感じ・・・・でも、打たれるのが嬉しいとかいうのじゃない・・・嫌なのに求めてしまうみたいな感じ・・・・やっぱわかんない・・・・。
「あっ・・・・あっ・・・・あぁぁん・・・・」
 頭の中が空白になる。でも脚はこぎ続ける。トンさんも同じ。だんだんモニターに表示される距離のメーターが上がっていく。赤い文字3500m・・・3510m・・・3520m・・・・。もう、意識なんて飛んでる。でも、よだれをたらしながら快感を受け続ける。その快感を送ってるのは自分の足・・・・・。
「あぁ・・・もう・・・だめっ・・・・いっちゃう・・・また・・・いっちゃうの止まらない・・・」
わたしの股間から生ぬるいものが流れ始める。チロチロと小さな水音をたてて、太股をつたい・・・床に落ちる。まわりからの嘲笑・・・・失禁・・・・それだけはわかる。ぼんやりした目でモニターを見る。そこには大きなLOSEの文字。そう負けたんだ。となりのトンさんのモニターにはWINの文字。ごめんねっていうようにわたしを見る。
「あぁあ・・・負けちゃった・・・・どうするの?100万だよ。」
 こころなしか嬉しそうに裕美が言う。
「あぁ・・・ごめんなさい・・・・」
「ごめんなさいじゃないよ・・・払えるの?」
「あっ・・・あの・・・・」
 情けない顔で裕美を見る。
「立て替えてあげようか?」
「あぁ・・・はい・・・後で貯金から返します・・・・」
 そう100万ってわたしにとって大金・・・・それがこんなことで・・・・。悲しくなる・・・。
「えっ・・・・佳奈子の貯金なんてもうないよ・・・・」
「えぇっ・・・」
「だって服とか道具と買ったから・・・・」
「あぁ・・・そんな・・・・」
 悪びれもせずに言う裕美・・・それも微笑みながら・・・当然っていうように・・・。
「貸しといてあげる・・・お礼は?」
 悪魔のような微笑を浮かべてわたしを見る・・・・。
「あぁ・・・ありがとうございます・・・・」
「いいよ・・・ちゃんと返してもらうから・・・」
 裕美の元にさっきのインストラクターが札束を手渡す。それを貴島という男に突き出す裕美・・・・。
「じゃあ・・これ・・・」
「フフ・・・久し振りに勝たせてもらったな。」
「今度はこの倍で勝負だからねっ!」
「あぁ・・・受けて立つよ・・・それにしてもいい奴隷だ。失禁までするとはな・・・。」
「うん、そうでしょ。」
 嬉しそうに言ってくるりとこちらを向く裕美。私の手や足・・腰のベルトを解き始める。そして、わたしをマシーンから降ろす。その場に崩れるように座り込む。そのわたしの肩をやさしく抱くように裕美がよりそう・・・。その小さな肩にもたれるようにしてしまう・・・・。なんか涙がわいてくる・・・・裕美の体温を感じただけで・・・裕美の匂いを感じただけで・・・・わたしの中で何かが変化してきているのを感じながら私はじっと裕美にもたれているのだった。

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トンさんの登場はここまでです・・・
出演ありがとうございます(*^-^)

トンさんのブログは

淫乱トンの妄想日記


リアルのSM日記のお部屋です。
わたしの小説のモデル・・・見に行ってくださいねっ・・・
それから、コメントとかしてくれたら嬉しいなっ・・・

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