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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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38
 裕美は街を歩き回る。妖精のように・・・。その後ろにつき従うわたし・・・。いやでも視線を集めてしまう・・・。短いスカートを引っ張りながら歩く。また昨日のように・・・。昨日のことが頭の中に蘇る。
「今日はフィットネスの日なの。」
「はい・・・・」
「佳奈子も会員に入っといたからね。」
「えっ・・・・」
「ちゃんとスタイル保ってねっ。わたし、綺麗じゃない奴隷きらいなの。」
「あぁ・・・・・」
「メニューも特別なの作ってもらうから・・マゾ用のね・・・」
 悪魔の微笑みを浮かべる。ただのフィットネスじゃない・・・。直感的に感じる。そして、裕美は大理石で光るビルに入っていく。なんか高級そう・・・・。わたしもその後につき従う。中にエレベータ・・・・2基ある・・・・そのひとつにはVIP専用の文字。そのエレベーターに乗り込む。ノンストップであがっていくエレベーター・・・そう最上階のランプしかない。そして、ドアが開く・・・・そこには豪華なラウンジが広がっていた。

 その中には何人かの男女が休んでいる。一様になんかセレブっぽい雰囲気を持っている。奥にいる女の人・・・・なんかテレビでみたような・・・・。そんな雰囲気に圧倒される。でも裕美は慣れたそぶりでフロントに行く。
「いらっしゃいませ。斉藤様・・・」
 黒いスーツの女の人が頭を下げる。
「こちらは?」
「あっ・・・新しい奴隷・・・・電話してあるよ・・・」
「はい・・・」
 書類をめくる女性・・・
「失礼しました・・・黒田佳奈子さんですね・・・・」
「うん・・・・」
 フロントにリストバンドタイプの鍵・・・・それから首輪みたいなもの・・・・。
「佳奈子はこっち・・・・」
 首輪の方がわたしに渡される・・・・。そして更衣室に向かう・・・・。裕美専用のロッカー・・その横のロッカーがあてがわれる。裕美はピンクの光る生地のレオタード・・・・そしてわたしのロッカーには何もない・・・・裕美を横目で見る。
「何してるの?」
「えっ・・・はい・・・服・・・なくって・・・」
「何いってるの・・・奴隷は裸だよ・・・」
「あぁ・・・・・」
「あったり前じゃん・・・・首輪あるでしょ・・・早く着替えなよ・・・」
 裕美の言葉に呆然としながら服を脱ぎ始める・・・・
 カーディガン・・・ワンピを脱ぐ・・・・それからガーターベルトからストッキングを外して・・・片足づつ剥がしていく・・・最後にベルトを取って・・・全裸になる・・・首に首輪を当て髪の毛を掻きあげる・・・そして後ろで金具を止める・・・黒くておしゃれな感じ・・・チョーカーっぽい・・・・そういう首輪だった・・・・。
「やっぱ奴隷には首輪だね・・・・いくよ・・・・」
 裕美はそのまま・・・・更衣室の出口に・・・更衣室で着替えている何人かがわたしをジロッと見る・・・・。わたしのように首輪だけの子もいる・・・・。わたしは手で身体を隠しながら更衣室をでる・・・・。更衣室の中は同性だけだけど・・・表にでると男性の視線が絡みつく・・・・。ジュンとしたものがあふれてくる・・・・。
「こんばんは・・・裕美・・・・・」
「あっ・・・川上さん・・・・」
 40歳くらいの男の人・・・・浅黒い顔・・・・なんかちょっと悪っぽくて年齢相応のかっこよさ・・・・首に金の太い鎖・・・・・。
「また新しい奴隷なんだ。」
「うん・・・美人でしょ・・・・」
「ハハ・・・裕美の連れてくる子は本当に可愛い子ばっかりだね。」
「うん・・・でも佳奈子はやっと手に入れたの・・・・まえから狙ってて・・・・」
「そうなんだ。すごい美人だもんな。」
 ジロジロとわたしの身体を這う視線・・・おしりに・・・腰に・・・そして胸・・・。
「今度貸してくれない・・・・あれを貸すからさ・・・」
 指でソファーに座っている女性を指す・・・・。わたしと同じように首輪だけ・・・ベージューの長いストレートヘヤー・・・・すごく若い感じの子・・・・・。
「うん・・・考えとく・・・・」
「この前の優華って子でもいいからさ。」
「フフ・・・あの子もわたしのお気に入りなの・・・・」
 嬉しそうに笑う裕美・・・・自分のペットを褒められたみたいに・・・・。
「じゃあ・・・またねっ・・・・」
 裕美はそういうとマシーンの置いてあるほうへわたしを誘った。さっきの子のわたしと同じような胸のピアスの鈍い光がわたしの目に焼きつくように残った。

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