22
「かんぱ~い。」
今っぽい居酒屋のすこし奥まった席。わたしたちはテーブル席に座っていた。裕美の隣には恭二、わたしの隣には瞬が座っていた。男たちはしきりに裕美の機嫌をとろうと中身のない会話をする。
「でも、最初佳奈子を見たとき、モデルかなって思ったよ・・・」
「うんうん、すごい美人だもんな。」
「それが、ちょっと様子おかしいなって・・・」
それで、スカートの中覗くの・・・。最低・・・。そう思う・・・でも笑みは絶やさない・・・。これがわたしの悪いとこだって気づいてる。
「まさか、マゾだなんてな・・・」
「うんうん・・・」
「いいでしょ・・・この奴隷・・・」
裕美が口を開く。
「でも、裕美もSには見えないな。」
「そうかなぁ・・・・」
「かわいいっぽいから・・・」
「こいつみたいにどSですって顔してれば別だけど・・・」
恭二が瞬を指差す。
「うるせえ!お前だって鬼畜だろ!この前、彼女呼び出して・・・」
「あっ・・・あれは元カノ・・・・」
「こいつ、俺らを呼び出してレイプさせるんだぜ。」
「あいつが悪いんだよ。キャバで働かせようとしたら嫌がるから・・・ちゃんと話までつけといたのに。おまえらだって楽しんだだろ。」
「ああ・・・何してもいいってお前が言うからな。」
「完全に鬼畜じゃん。4人で3日も監禁してさ・・・ケツの穴まで何度も犯して・・・最後は排泄物まで食べさせてたじゃん。」
恐ろしいことを自慢話として話す。こいつら、ほんとにやばいよ。でも、裕美は笑いながらその話を聞いている。同類なの。裕美。それから、こいつらの話にわたしの身体も反応する。酷いことされる自分を想像して、身体が痺れる。その身体を瞬の手が這い回る。最初は遠慮がちに太ももを撫でてただけなのに、だんだん裕美とわたしの反応を見ながら・・・大胆になっていく。今は胸をタプタプと揉んでいる。
「あぁっ・・・・・」
「でも、胸大きいよな・・・Fとかそういうのかな・・・」
「あぁっ・・・Dです・・・・」
「シャツから乳首が浮き上がってるよ。感じてるんだろ・・・・」
耳元でささやく声。時々、耳を舐める舌。ぞくっとしたものが背筋を走る。
「あぁん・・・・・」
小さく声を上げてしまう。向かいの席では恭二と裕美が盛り上がり始める。恭二がいろいろな話をして、裕美の笑い・・・なんかいい感じになっている。だめだよ・・・こいつら・・・わたしも若い時遊んでたけど・・・ゲーム感覚で女をものにする男達・・・そいつらと同類・・・いえ・・こいつらはそれ以上に・・・・女の子を傷つけることに楽しみさえ覚えている。でも、指はもっと核心的な部分に滑り込んでくる。わたしの身体を値踏みするように・・・今夜の獲物を確かめるように・・・スカートの中に滑り込んでくる。
「あぁっ・・・だめっ・・・・」
「もう、ぬるぬるじゃん・・・あとで太いものぶち込んでやるからな。」
胸とアソコを撫でる手。獲物に満足したのか・・・やさしく愛撫し始める。
「こっちはどうかな・・・ほら腰を浮かせろ・・・・」
すこし腰を浮かせる・・・・おしりの割れ目に滑り込む指。その指がローターの紐に触れる。
「だめっ・・・だめっ・・・・」
「これはなにかなっ・・・・」
うれしそうな声。それから紐を引っ張る。小刻みに揺らすようにして・・・・。
「あぁ・・・・あぁん・・・・・」
「ケツも好きなんだな。変態女!」
「あぁ・・・あっ・・・・・」
出る直前まで引っ張られて、離される。にゅるんとまた飲み込む。まるで身体の芯がいじられてるような刺激。
「何とかいえよ!」
もう片方の手がクリットを抓る。引きちぎるように捻る。
「や・・・やめて・・・わたしはお尻でも感じます・・・・・」
「ははっ・・・こりゃいいや・・・・かわいがってやるぜ。」
「あぁ・・・あっ・・・・・」
わたしは短い喘ぎをもらしながら、その愛撫に身を任せるしかなかった。目を上げるとトイレのため立ち上がる裕美の軽蔑するような視線がわたしの胸に突き刺さるように感じた。
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