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闇縄悪夢

Author:闇縄悪夢
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 はじめまして、闇縄★悪夢です。  DTIブログでSM小説を書いていましたが、ブログサービスをやめるらしいので、お引越ししてきました。  ちょっとスランプ気味なんですが、がんばって更新しますので、よろしくお願いします。
 
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17
 プレイの後片付けをして、お風呂に入った。時計を見ると午前1時を回っている。そして、テレビは深夜番組を映し出している。泥のように疲れた体でベットに横たわっている。まだ服を着ることは許されていない。悪海さまがバスタオルを巻いた身体で、缶ビールを持ってくる。わたしの手によく冷えた缶を押し付ける。それを握って、気だるそうにベットの端に座る。その横に悪海さまが身体をくっつけるようにして座る。
「飲もうよ。喉からからでしょ。」
「うん・・・・」
 私達はプルトップを開けて乾杯する。もう、悪海さまにさっきまでの厳しさは見当たらない。だんだん裕美にもどりつつある。
「おいしい・・・」
 渇ききった喉に突き刺さるような刺激・・・ビールってこんなにおいしいものだって思ったことない。
「でも・・・どうだった?」
 悪海さまがわたしの顔を見つめる。
「うん・・・調教?」
「そう・・・・」
「なんかわかんない・・・でもすごくドキドキした・・・・」
「でも・・・すごく感じてたよ・・・・あんなに感じる子初めて・・・だからすごくエキサイトしちゃった・・・」
「うん・・・・」
 恥ずかしくなって下を向く。
「かわいかったよ・・・美月・・・・」
「あっ・・・そんな・・・・ビールこぼれちゃうよ・・・・」
 悪海さまがバスタオルをとってわたしの身体に身体を擦り付ける。それから、唇を押し当ててくる。そのまま、ビールを奪い取って横のテーブルに置く。そのまま、私達はじゃれあうようにベットに倒れこむ。何度も唇を重ねる・・・身体を擦り付けあう・・・。悪海さまの指がわたしの身体を這う。わたしの指が悪海さまの身体を這う。わたしたちは眠りにつくまでおたがいの身体を貪るように抱き合い続けた


「昨日のことは内緒だからねっ・・・」
「うん・・・・」
 目の前で裕美がソーセージエッグマフィンを頬張る。あどけない瞳でわたしを見る。まるで、子供みたい。昨日の悪海さまと同一人物とは思えない。
「でも、主任が・・・あんなマゾだなんて知ったらみんな驚くだろうなぁ・・・」
「あぁっ・・・言わないで・・・・」
「うん・・・黒田主任とわたしだけの秘密だねっ・・・・」
 裕美がニコッと微笑む。もう完全に普段のわたしたちに戻っていた。朝起きた後、おなかがすいたから朝マックをして別れることになった。
「そうよ・・・・」
 子供をなだめるような顔になってしまう。
「うん・・・わかりました・・・主任・・・・」
 わたしは安心したように、裕美を見る。そう、こんなことばれたら裕美だって・・・わたしたちは運命共同体・・・・。
「でも・・・主任がまたしたくなったら・・・」
「えっ・・・・」
「ブラックローズにおいでよ・・・・」
「あっ・・・・」
「わたしに連絡くるようにしとくから・・・・」
「裕美・・・・もう行かないよ・・・・」
「えっ・・・でも・・・・」
「うん・・・すごく良かったよ・・・すごいドキドキして・・・・感じて・・・・」
「うん・・・・・」
「でも・・・怖いの・・・・抜け出せなくなりそうで・・・・」
 そう、いままでのどんなSEXよりも興奮した。そして何度も逝ったのって初めてだった。2つ体があったら・・・悪海さまの奴隷になって堕ちていきたい・・・でも・・・・これは現実・・・・そんなことできない・・・・。その、動揺するわたしを裕美が悲しそうな目でみる。
「そうなんだ・・・・」
「うん・・・・・」
「わかった・・・昨日の美月は主任と違う人ってことだねっ。」
「うん・・・そう思ってくれる。ありがとう。」
 わたしは裕美に向かって微笑む。上目遣いにわたしを見る裕美の目。
「じゃあ・・・そろそろ出ようか・・・」
「うん・・・・・」
 私達は立ち上がって、トレイを片付ける。わたしの冒険はこれで終わり・・・そう思うとなんだか寂しいような気がする。昨日の調教を思い出してしまう・・・。その心の葛藤を隠すように、マックの前で裕美と別れ小走りに駅のほうに向かう。手首の枷の跡は・・・月曜日には消えているんだろう・・・そんなことを考えながら・・・・。そして、思い出したようにバックからヘッドフォンを取り出し耳にはめる。I-PODの画面にはMr.Childrenの曲・・・わたしは音量をいつもより大きくして再生のスイッチを押した・・・。

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