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もう、蝋の熱さには慣れてきた。最初はあんなに熱かったのに・・・蝋の上に蝋が重ねられるせいかもしれない。でも、お腹の痛みが限界に達している。身体中に脂汗が浮かぶ・・・そしてもう秒単位で襲い来る差し込むような痛み。でも、栓をされてるので逆流するだけ・・・。もういいよ・・・でもここまでがんばったんだから・・・2つの思いが交錯する。錯乱する頭・・・なんだかわからないけどポーっとしてくる。
「なかなかばんばるじゃないか・・・」
お腹をわしづかみにして揉む大きな手。胸を揉む手。そんな動きに感じてしまう。身体はふらふらなのに身体中が性感帯になったような感じがする。
「あぁ・・・あん・・・・あん・・・」
短い喘ぎをあげるわたしの口・・・それが遠くから聞こえてくるみたい・・・自分の身体であって自分の身体でない・・・幽体離脱したような錯覚に陥る。多分限界を迎えた体が・・・現実逃避を始めたのだろう。脳内麻薬・・・うぅん・・・もう考えるのもめんどくさい・・・。
「もう・・そろそろ30分だな・・・」
腕時計を見て男が呟く。
「あぁ・・・」
「よく我慢したな・・・」
もう・・・慣れているはずの裕子さんも身体をガクガク震わせて、白目をむいている。もう、限界なんだ。
「抜くぞ・・・」
「よく飛ばしたほうにご褒美というのはどうですかね・・・」
「いいですね・・・」
こいつらのご褒美・・・あてに出来ない。それに、裕子さんと競うなんてできない。栓が抜かれる。そのとたん・・わたしのおしりから勢いよく噴出す浣腸液。裕子さんも同じ・・・。二本の水流が競うように伸びていく。
「あぁっ・・・あぁっ・・・・」
もう腸は麻痺している。全然コントロールなんてできない。
「もっと飛ばせ・・・」
口々に男達はいう。でももう止まらない。だんだん勢いがなくなって・・一度止まったかと思ってもまた漏れ出す。そして、さっきお腹の中は綺麗にされたはずなのにまた便が液にまぎれてお尻から飛び出す。時々のおならの音・・極限的な羞恥の中・・・わたしと裕子さんは恥ずかしい排泄を続ける。そして、奔流が終わると・・男達が近づく。壁につながれた縄・・・足の縄を解き始める。縄に支えられていた体はその場に崩れ落ちる。排泄物でビシャビシャのシート・・・その中に座り込む裕子さんとわたし・・・何故か敗北感みたいなものを感じる。その休息も一瞬。すぐに髪の毛をつかまれて、男達の方を向かされる。
「あぁ・・・」
目にうつる排泄のあと。ほとんどは黄色っぽい水・・・でもところどころに茶色い固形物。情けない顔で男達を見回す。
「ずいぶん飛ばすじゃないか・・・」
「すごい尻の力だな・・・あんなに飛んでるぜ・・」
裕子さんの跡と見比べると・・・倍くらいの距離・・・・。でも、調節なんてできなかった。
「お前の勝ちだな・・・」
「おめでとう・・・」
「しかし・・・ご褒美ときいたら・・思いっきり飛ばしやがったぜ。浅ましいマゾが。」
「じゃあ・・・最高のご褒美を用意してあげましょう・・・泣いて喜ぶような・・・」
「それでは・・・そろそろお仕置きといきましょうか・・新しい奴隷も待っているみたいだし・・・」
正座したままの女将さんのまわりに男達が移動する。
えっ・・・でもお仕置きって・・・がまんしたのに・・・。
「香織がリタイアしただろ・・・連帯責任だ!」
理由が明かされる。どっちにしてもお仕置きを受ける運命だったんだ。
「では・・・ご褒美として・・・美奈子には快感を与えながら・・・裕子は痛みを与えながら・・・鞭打ちってことですね・・」
「それでいい・・・」
「そろそろ始めますか・・・奴隷たちも十分休んだみたいだしな・・・」
縄を持った男達がせわしなく動き出した。その動きを空ろな目で見つづけるわたし。そのわたしを放置したまま、男達は女将さんと裕子さんに群がるのだった。
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