18
後ろを振り返ると、山根が薄いゴム手袋をはめているのが見える。慣れた手つきで、まるで手術をする医師のように・・・。
「3分だ・・・・」
黒服の人がストップウォッチを構える。どこにああったの・・・そんなの?
「それでははじめます・・・・」
黒服の男が言うと、山根の手がわたしのお尻に当てられ、這い始める・・・。大和さんに触られるのとちがって嫌悪感みたいなのが背筋を走る。ぞっとする感じ・・・・。
「いい尻だ・・・すこし固いが・・・いい形をしている・・・・」
バシッ・・・その手がお尻を叩く・・・乾いた音がなりジーンとした感じが残る。その後、指がアソコに当てられる。ヌルヌルのアソコを弄ぶように動いたあと、わたしの柔らかい中に入ってくる。そして、わたしのオシッコの穴の下あたりで止まり膣壁をこすり始める。
「ああっ・・・はっ・・はぁ・・・ 」
背筋に電流が走る。山根の指はわたしの感じる部分を的確に強弱をつけてこすり始める。
「あああ、くううん・・・・」
背筋を伸ばしてしまう・・・それから力が抜けるような快感が走る。なんかわからないうちにおしっこをちょっと漏らしてしまう。
「ふふ・・お漏らしか・・・本当にいやらしいマゾだな・・・・」
でも・・・快感は強くなる。背筋が痙攣し始める。それから、またお漏らしをしてしまう。
「ああっ‥いやぁっっ・・だめっ・・・・」
我慢してわたしの身体・・・・すぐに終わるから・・・・。そう言い聞かせます。
「ほら・・・逝け・・・」
山根の反対の手がお尻を叩く。それが合図になって・・・アソコをぎゅっと締め付ける。わたしの敗北の瞬間・・背筋を反らせて痙攣する。
「フフ・・・まだ1分だ・・・・」
勝ち誇ったような山根の声が遠くに聞こえる。でも、まだ山根の指はあそこを責め続ける。
「はぁんっ・・・・あっ・・・」
余韻に浸りたいのにそれは許されない。また快感の波が襲い始める。またおしっこの穴からぴゅっとおしっこが漏れる。それだけでなくてさっきの浣腸液の残りがおしりから漏れ出す・・・もう自分の身体をコントロールできない。
「ほら、またお漏らしか・・・いやらしいマゾが・・・・逝け・・・」
また、お尻に平手が飛ぶ。そして、また身体を痙攣させる。もう、私の身体をコントロールしてるのは、山根・・・・操られるままに身体が反応する。そしてまだ続く愛撫にまた快感の波が襲う。おしっこを漏らしながら・・おしりから液の残りをはきだして痙攣し続ける。もう身体がぶるぶると震えだす。いっちゃうの止まらない。わたしは意識がだんだん遠のいていくのを感じた。
「私の勝ちのようですね・・・ククッ・・・しかし5回も逝くなんて・・・こんないやらしい奴隷はじめてだ・・・」
山根の言葉をくったりとベットに寝ながら聞いている。すごく遠くにも近くにも思える言葉。
「おや・・・12時を過ぎている・・・1日だから・・・あと24時間だな・・・」
金色の大きな腕時計を見ながら、山根が言う。
「ここまでいやらしい奴隷なら完全奴隷にするには十分な時間だな・・・・」
完全・・奴隷???・・・そんな・・・でもこいつなら本当に・・・・。敗北感と不安に苛まれる心・・・涙が溢れてくる。
「奴隷契約をして聡子のように飼ってやるからな・・・屋敷で全裸のまま・・・服を着ることは許されない・・・誰が来ても全裸で接待するんだ・・・」
「あぁ・・・そんな・・・・」
山根の言葉がわたしに突き刺さるような感じ・・・奴隷、契約、全裸、接待・・・・いろいろなこと想像してしまう。怖いのに下半身が痺れだす。
「それから・・・肉体改造もしてやろう・・・刺青がいいか・・・それとも焼印・・・クリトリスを変形するのもいいかもな・・・・」
「いやっ・・・やだよ・・・・」
山根の手が髪の毛を撫でる。その表情は冷たい・・・笑っているけど、その瞳は人間を見るものではないような・・・家畜を見るような瞳。
「もう・・・許して・・・お願い・・・やだよ・・・・うぅ・・・うっ・・・・」
私の声はすすり泣きに変ってしまう。でも、もう私の意思なんて関係なくなっている。わたしの身体は今日一日山根のものなんだ・・・それからわたしはあいつに調教されることで、聡子さんのような闇の中に落ちていくんだ。こんなことするんじゃなかった・・後悔の涙があとからあとから湧いてくる。でも、そんなわたしに同情の声さえかけられない。
「あの・・山根さま・・・お部屋の用意ができました。」
事務的な黒服の声・・・。
「うむ・・・ではこれを連れて行ってくれたまえ・・・」
「かしこまりました・・・」
黒服はわたしの首輪に鎖をつなぐ・・・。じゃらじゃらと鎖を裁くと・・・ひっぱる。人間ではなくなったわたしはその鎖の動きに従うしかない。わたしはベットの横に立つ。
「牝豚は立たないだろ・・・」
冷たい山根の声と細い鞭が飛ぶ。黒服は、こちらを振り返りもせずに前にすすむ。わたしは、4つんばいになってそのゆっくりとした歩みにあわせてついていく。後ろから鞭をもった山根がついてくる。部屋に待ち受けているのは、想像もできないような調教・・・・わたしは最悪の想像をしながら・・・涙でぼやけた視界で死刑台の階段を登るように・・・暗い廊下を這い続けた。
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