「聡子!!もうひとつ飲み込んでるんだろ!!」
「あぁ・・・はい・・・・・」
静寂の中に山根の声。彼は何もしていない。命令しているだけ。それだけなのにわたしたちのプレイの時のような緩んだ空気はない。彼の声、ひとつひとつにわたしまで震えてしまう。聡子さんは肩を震わせながら、4つんばいになる。
「ほら、出すんだ。お前がどんなものを腹の中にいれてるのか!!」
そのまま、眉間に皺をよせて力む。なにがおきるのかわかんない。でも・・・。太ももが震えるくらい力を入れているのがわかる。だんだん肛門が盛り上がってくる。そして開いた穴から黒いものが顔を覗かせる。
「うぅ・・・うぅん・・・・」
必死でお腹に力を入れる聡子さん・・・。次第に穴は大きくなっていく。そして・・・その底の部分が明らかになる。それは、500ミリペットボトルくらいの太さのものだった。人間の肛門がこんなに大きなものを吐き出せるなんて・・・信じられないものを見るような気がする。さっき栓をされたけど・・・それでもきつかったのに・・・。いつの間にか聡子さんに自分を重ねてしまう。
「あっ・・・あうぅ・・・あぁん・・・」
甲高い声をあげながら、背中を反らす聡子さんのおしりからヌメヌメと光る・・黒い物体が吐き出される。そして、中央まで出ると急に最後まで吐き出して、床にボトンと転がる。ちょうど、私がいつも飲んでいるペットボトルの大きさ・・・。聡子さんのおしりが開いたままになっているのが、痛々しい。こんなのいつも入れられてるの?壊れちゃうよ。心配そうに、聡子さんを見る。
「さて・・・・・」
また、山根がこちらに顔を向ける。
「大和くん・・・この聡子を調教してくれないか?」
「あっ・・・・・」
大和さんが声を詰まらせる。
「あの・・・わたしを調教してください・・・・」
聡子さんの声・・・戸惑ったように大和さんは聡子さんから目を逸らす。
「どうしたんだ・・大和くん?」
追い詰めるような山根の声。
「・・・・・」
「できないんだろ・・・・そう・・・お前には聡子を満足させることなんてできない!!」
「ちがう!!」
「調教というのは確かな技術と信頼に支えられてるんだ。君にはそれがない。今に美佳さんも聡子のようになる。その時破滅が訪れる。それが見えるんだよ。」
「愛がなければできないっていってるんだ!!」
落ち着いた山根と狼狽する大和さん。山根がいうのは無茶苦茶な理論だって思う。でも、反論はできない。
「愛???そんなものこの美佳さんには不要だよ・・・・」
今度は、わたしに視線を向ける。まさに現代の吸血鬼・・・そういえばドラキュラのモデルもサディストの人だったって聞いたことがある・・・・。
「わたしは大和さんが好き・・・大和さんがいいの・・・」
精一杯の勇気を振り絞って、山根を睨む。
「大和くん・・美佳さんを降ろしなさい・・・」
力なく大和さんはわたしを降ろす。
「いや・・・君は誰でもいいんだ・・・誰に調教されてもね・・・くくっ・・・そういう淫乱な女性だ・・・聡子のように・・・」
「違います・・・わたしは・・・そんなんじゃありません・・・・」
「じゃあ・・・証明してくれないか・・・・」
「えっ・・・・」
「3分もあればいい・・・」
「何をするの?」
「そう・・・・簡単なゲームだ・・・・君が勝てば大和くんとのことを認めてあげよう・・・しかし・・・負けたら今日一日・・私の奴隷だ・・・・」
「だから・・・何をするのか聞いてるの・・・・」
「フフ・・・3分間だ・・・・私が君を責める・・・その間に君が逝ったら君の負けだ・・・耐えられたらわたしの負け・・・」
「そんなの・・・・」
「自信がないんだね・・・自分の身体に・・・淫乱な身体だから・・・・」
「違う・・・3分くらい耐えられるよ!!」
「じゃあ・・・賭けは成立だな・・・そこの台に4つんばいになってくれたまえ・・・」
山根は上着を脱ぎ、白いシャツの袖をまくる。わたしはのろのろとした仕草で病院の診察台のようなものに乗りいわれたとおりに4つんばいになる。がんばれ・・・大丈夫だよ・・・そう自分に言い聞かせる・・・でも一抹の不安は拭えない。その不安がまたわたしのMの部分を熱くさせてしまうのを同時に感じていた。
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